小田急線と京王井の頭線の乗換駅である下北沢駅。2013(平成25)年に小田急線が地下化されましたが、地上時代も地下化以降も、両線の駅のあいだには、会社が違うにもかかわらず中間改札がありません。なぜでしょうか。 小田急の一部だったこともある井の頭線 小田急線と京王井の頭線が乗り入れる下北沢駅ですが、かつては小田急線ホームの真上に井の頭線の高架ホームがありました。両線のホームは近く、さらに小田急電鉄と京王電鉄とで会社が異なるにもかかわらず、中間改札は設けられていませんでした。 2013(平成25)年に小田急線の下北沢駅を含む区間が地下化されましたが、このタイミングにおいても中間改札は設けられることなく、現在もないまま。これには、両線をめぐる“ある歴史”が関係しているようです。 京王井の頭線は、1933(昭和8)年に帝都電鉄の路線として開業。2線が交わる下北沢駅は小田急線との乗り換え駅になりまし