「学歴」が問われるのは就職活動のときぐらいで、サラリーマンになってからは「学歴の壁」を感じることはない――。そうお考えの人は、もしかして高学歴の人だけなのかもしれない。俗にいうFランク大学出身のサラリーマンや、高卒、中卒の人は異口同音にこう言うのだ。「転職、結婚、出世の局面で、学歴の壁は何度も出現する」と……。 ここでは、偏差値45の大学を中退した本橋一平さん(仮名・42歳)さんのエピソードを紹介する。 ◆後輩が続々と上司に。パワハラに耐えきれず退社するハメに! たとえ大学に進学しても中退すれば最終学歴は高卒止まり。東大や早慶なら中退でも評価してくれるかもしれないが、それは偏差値の高い一部の高学歴大学だけだ。 現在、神奈川県内の不動産会社で働く本橋一平さんは大学3年生のとき、当時偏差値45だった同県内の私立T大を中退。その後、アルバイトや派遣社員をしながら独学で宅建の資格を取得。それが評価