国連少数者問題に関する特別報告者でヘイトスピーチ問題も担うリタ・イザック氏が来年1月に日本弁護士連合会の招きで来日し、東京都内で講演することがわかった。イザック氏は今秋、日本政府に公式的な訪日調査を求めたが、「来年秋以降でないと調整が間に合わない」と延期を求められたため、日弁連が先行して招いた。 日弁連関係者によると、イザック氏は1月23~26日の日程で来日し、25日に東京都内で開かれるシンポジウム「ヘイトスピーチと表現の自由」(事前申し込みが必要)で講演する。与野党の国会議員とも意見交換する。イザック氏は今年3月、国連人権理事会に「メディアにおけるマイノリティーに対するヘイトスピーチと憎悪扇動」に関する年次報告書を提出した。 外務省によると、イザック氏は日本政府に対し、引き続き訪日調査を受け入れるよう求めているという。(武田肇)