一般にプロジェクトとは、「独自の成果物(またはサービス)を創出するための期限のある活動」を指す。ルーチンワークさえこなせばよしとされる職務を例外として、多くのビジネスパーソンが、1度は何らかの「プロジェクト」に関わったことがあるはずだ。 そもそもIT業界や土木・建築業界では、大半の仕事がプロジェクトの形で回っているともいえる。そのほかの業種でもプロジェクトは珍しくない。新店舗や新商品などを開発することも、コンペなどに参加して勝利を得ようとすることも、被災地で期限を明確にして復旧/復興を図ることも、一種のプロジェクトである。 広義に解釈すれば、家族で手分けして家財を整理して引っ越すこともプロジェクトの一種と捉えられる。こう考えれば、プロジェクト管理のノウハウはビジネスパーソンだけのものではない。 これほど関わりの多いキーワードであるにもかかわらず、プロジェクト管理の行動特性(コンピテンシー)