背骨がなく、目は退化し、複数の心臓を持ち、粘液で敵を攻撃する――。そんな生き物に遭遇したら、あなたはどうするだろう。個性的な姿と能力を持つその生き物は、ヌタウナギと呼ばれる。この深海の住人は、世界に80種近く分布する。米カリフォルニア州チャップマン大学の生物学者ダグラス・ファッジ氏によると、多くは小型の無脊椎動物を狩ったり、海底の死骸をあさったりしているという。「何かの死骸が海底に沈んでくる
![心臓は複数、粘液で攻撃 エイリアン顔負けの深海生物 - 日本経済新聞](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/bf4043b609b82fdb711ffc38006f37245178bd5d/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Farticle-image-ix.nikkei.com%2Fhttps%253A%252F%252Fimgix-proxy.n8s.jp%252FDSXZZO1831540030062017000000-9.jpg%3Fixlib%3Djs-3.8.0%26auto%3Dformat%252Ccompress%26fit%3Dcrop%26bg%3DFFFFFF%26w%3D1200%26h%3D630%26s%3Dfe2f2dae33b874af316f2ed018c7d5f4)
海洋研究開発機構(JAMSTEC)の研究グループが、2013年に有人潜水調査船「しんかい6500」がブラジル沖の深海で発見したクジラの遺骸に、少なくとも41種類の生物がすんでいることを確認した。ほとんどが新種である可能性が高いという。 2013年にサンパウロ大学などと共同で、ブラジル沖サンパウロ海嶺の水深4204メートルの海底を調査し、クロミンククジラの遺骸に群がる生物群を発見した。分析した結果、ゴカイやコシオリエビ、巻貝、ホネクイハナムシなど41種類以上が生息し、形態・遺伝子レベルの検査を進めたところ、ほとんどが新種と判明したという。 「飛び石仮説」解明のヒントに 光が届かない深海の熱水域や湧水域には「化学合成微生物」が生息し、太陽エネルギーではなく、地球内部から噴き出す硫化水素やメタン、水素などから有機物を合成している。二枚貝や巻貝、チューブワーム、コシオリエビなどは、こうした微生物と
理化学研究所の研究チームが、電気エネルギーを直接利用して生きる微生物を初めて特定し、その代謝反応の検出に成功しました。 食物連鎖を支える第3のエネルギーは“電気”だったようです! 理化学研究所のプレスリリースより 例えば植物が、太陽光をエネルギーとして二酸化炭素からデンプンを合成するように、一部の生物は、生命の維持に必要な栄養分を自ら合成します。その栄養分を作るにはもちろんエネルギーが必要なのですが、太陽光が届かない環境においては、化学合成生物と呼ばれる水素や硫黄などの化学物質のエネルギーを利用する生物が存在します。このように、二酸化炭素から栄養分を作り出す生物は、これまで光合成か化学合成のどちらかを用いていると考えられてきました。 Acidithiobacillus ferrooxidansの顕微鏡像 共同研究チームは、2010年に太陽光が届かない深海熱水環境に電気を非常によく通す岩石が
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く