箱根神社(箱根権現)・萬福寺 萬福寺山門 親鸞聖人像 「御伝鈔」には親鸞聖人が箱根権現に 立ち寄られたことが記されています。 明治まで箱根権現に安置されていた 阿弥陀如来像は現在箱根の萬福寺に 安置されています。 芦ノ湖の湖畔ぞいにある、箱根神社は明治の廃仏棄釈までは「箱根権現」と呼ばれ、金剛王院東福寺がありました。 箱根権現は平家追討の挙兵し石橋山で破れた源頼朝を別当の行実がかくまったことから、鎌倉幕府成立後尊崇をうけ、「吾妻鏡」には頼朝公自ら、精進潔斎し幾度も参拝されたことが記されます。 親鸞聖人と箱根権現 この箱根権現は覚如上人よって書かれた親鸞聖人の伝記「御伝鈔」の下巻第四段の舞台となっています。「御伝鈔」には、聖人が関東での生活に別れを告げ、京都へ帰る途中、日も暮れ暗くなり箱根のけわしい山路で困ったが、どうにか旅人の歩いて行った後をたどって行くと、ようやく人家を見つけた。聖人が戸