「注文住宅」――。 それは多くの人にとっては憧れの最終形態であり、自分で間取りや建材を選べる楽しさからも人気は高い。とは言え、差し押さえ・不動産執行の現場で出会う「注文住宅」は、人々の想像とは程遠い。その残念さ加減も多様だ。 例えば多くの奥様方が憧れるシルバニアファミリーのようなお家。パッと見は可愛らしい洋風作りなのだが、建材が規定フォーマットで日本の環境に適した大量生産品でないことが多く、可愛らしい洋風建築の“本場”とされる国から無理やり日本サイズに合わせたものを輸入する。 すると、10年ほどで窓が開かない、扉の立て付けに不具合が、鍵が回らないといったことが発生する。 これまでに出会った最悪のケースでは、家中の窓が全て開閉不能に陥り、はめ殺しのままという状況のものもあった。 他にも自身のライフスタイルに合わせすぎた家、風呂だけ広い一点豪華主義、ビルトインガレージとダイニングが一体化、二人
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