日本人の2人に1人のユーザがスマートフォンを利用している。デジタルネイティブ層に限るとさらに高い割合で利用されていることを考えれば、今後スマートフォンへの移行はさらに進んでいくだろう。スマートフォン市場はどのように拡大してきたのか? 10年前から現在までの市場の動きを探ってみる。 そもそもスマートフォンとは? スマートフォンとは、世界的には「スマート=賢い」「フォン=電話」、つまりは多機能電話のことを指す。しかし、日本においてはフィーチャーフォン、あるいはガラケーなどと呼ばれる国産携帯電話がすでに多機能であったため、明確に線引きされるのはOSなどの仕様によることが多い。 たいていの場合、現代ではオープンソースのOS(あるいは単純にスマートフォンOSと言われるOS)で、限りなく無数にあるアプリの追加などが自由にでき、PCに近い使い勝手を誇る電話のことをスマートフォンと呼んでいる。しかし、この