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ブックマーク / totodaisuke.weblogs.jp (28)

  • 15%+250円+α

    業界初の開示!で話題になっている当社の付加保険料ですが、「年齢や性別、保険金額によってかなり違いがあるのですね」という声を頂いている。 実は、死亡保険・医療保険ともに、年齢・性別・保険金額を問わず、保険料を決めるロジックは同じなのです。ざっくり言うと*、 15%+250円+α 当社のお客さまの平均月額保険料が約4,000円なので、250円=6%くらいに該当するので、20数%になる。 * より正確に表現すると、以下の通り: 契約1件あたり250円(月あたり) (営業)保険料(月額250円の定額部分控除後)の15% 予定支払保険金・給付金の3%こちらの料表を見て頂くと、平均的なモデルケースである「30歳・男性・3000万円」については、「付加保険料 23%」となっている。 これが「20歳・女性・1000万円」だと「付加保険料 51%」になってしまうのは、そもそも純保険料が安いため(304円)、

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    masato611 2008/12/18
    「付加保険料は15%+250円+αが一つのベンチマーク」
  • ネット生保のデメリット

    今日の日経新聞17面は、「ネット生保 当にお得?」という特集。「ネット生保の保険料は当に安いのか、利用時の注意点は何か」についてわかりやすい整理がなされている。 主要なメディアはバランスのとれた報道をするために、必ずメリットとともにデメリットについて触れる。記事では、文でネット生保の価格的優位性を丁寧にまとめたのち、最後のコラムでネット生保を利用する際の注意点として、以下の3点を掲げている: 問い合わせが基的にはインターネットと電話でしかできない。既存生保のように営業員が商品の詳しい説明をしてくれるわけではない。 新設の会社だから、破たんリスクが判定しづらい ネット上の必要保障額の試算が必要以上になる場合があるこれらは総論ではその通りなのだが、ここではもう少し掘り下げてみよう。 まず、一点目については、①バイアスのかかっていない説明を聞くことができ、②時間に余裕があり、かつ③対面

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    masato611 2008/06/22
    、「アメリカの同業者と意見交換して、コミッションの大半を死亡保障ではなく、資産運用商品で稼いでいると聞いて、目からウロコだった。これからは自分も資産管理の提案力を身につけていかなければならない」
  • ベンチャーに向いてない人、向いている人

    これまでの採用活動を経て、ベンチャーに向いてない人と、向いている人の特徴が、かなり明確になった: ・ いま、目に見えるものでしか判断できない人と、目の前にあるものを基盤として、将来何が作れるかまで見通せる人。 ・ 悲観的で物事のネガティブな点や人の欠点ばかりが気になる人と、とかく楽観的で物事のポジティブな点や人の長所をくみ取れる人。 ・ 現状に飽き足らず不平・不満ばかりがいつも口に出る人と、たんたんと目の前にある仕事をこなしつつも、その不満な現状をつくりかえようとする人。 ・ メジャーなブランドが好きな人と、メジャーでないことがむしろ好きな人。 ・ 自分なりの明確な判断軸を持っていないのでいつまでも決められない人と、ぶれない軸をもって即決できる人。 ・ 指示されないと動けない人と、指示がない方がむしろ動ける人。仕事を与えられないと動けない人と、仕事を自分から創っていける人。 ・ 将来へのレ

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    masato611 2008/06/10
    いま、目に見えるものでしか判断できない人と、目の前にあるものを基盤として、将来何が作れるかまで見通せる人。
  • 生命保険 立ち上げ日誌: 気鋭のベンチャー経営者たちに学ぶプレゼン術

    Infinity Ventures Summit の目玉企画が、10~15社のベンチャーが新商品・サービスを6分で発表する、Launch Padという企画。先ほど終わったのだが、15社もの6分プレゼンを立て続けてに聞いていて、「心を打つプレゼン術」のツボが少し整理できたので、ここで共有。プレゼンを聞きながらこのメモを書いていたので、気分はジャーナリストっぽいブロガー。 1.  サビ、クライマックスから入れ たとえば映画であれば、オープニングにまず、盛り上がる「ツカミ」のシーンをもってくる。そこでいったん観客を引き込んでから、「話は10年さかのぼって」と、ペースがゆっくりのシーンに戻っていく。 楽曲をCMに使う場合であれば、必ず「サビ」の部分を使う。HBSの授業も、第一回は教授の自己紹介もコース概要の説明もなく、まずいきなりケーススタディに飛び込んだ。しかも、コース全体を通じてもっとも面白く

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    masato611 2008/06/07
    裏の裏(のウラ)をかけ
  • 生命保険を分かりやすく解説してみる

    1.  生命保険は安心して生活していくための「コスト」である 「コスト」であれば、一定の品質が確保されていれば、出費は必要最低限に抑えた方がよい 2.  生命保険は「住宅に次ぐ2番目に高い買い物」。月払いだからあまり意識しないが、気がつくとかなりの金額を払っているのでご注意を 生命保険文化センター調査によると、世帯平均の月保険料は4万円強。30年払い続けたら、1,000万円を超える大きな買い物。ちょっとした差が、長期では大きな差になる 3.  生命保険はいろいろ種類あるが、大きく分けて三つと理解すればよい 死亡保険: 亡くなったときの所得保障 医療保険: 入院・手術したときの保障 住宅購入、子どもの教育費、老後の生活費などのための資産形成 4.  不慮の出費については、国の公的な保険が用意されており、民間の生命保険は、あくまでこれらを補うものである、と理解しておく必要あり 死亡保険:残され

  • 死亡保険の値下げ競争

    少し前からRSS登録している、米国の生保ブログのエントリーが面白かった。定期保険(掛け捨て型の死亡保険)の保険料がどんどん下がっている、という話題。わが国ではなかなか保険料の値下げは進んでいないのが実態なので、比較して読むと興味深い。以下、部分的に訳してみた: Insurance Information Institute (III) 調査によれば、2008年は2006年と比べて保険料が11%も下がる、買い手市場になる。10年前に始まったこのような下降トレンドは今後も続く見通しであり、保険がより手ごろな価格になる。 同社の計算によれば、2008年の50万ドル(約5,500万円)、20年定期の保険料は、40歳・非喫煙者・男性(標準健康体)であれば、約725ドル(約8万円)であるとのこと。同じ人が「優良健康体」に当てはまれば、保険料は約350ドル(38,500円)になる。40歳・非喫煙・女性の

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    masato611 2008/02/20
    2008年は2006年と比べて保険料が11%も下がる、買い手市場になる。10年前に始まったこのような下降トレンドは今後も続く見通しであり、保険がより手ごろな価格になる。
  • ネットで生命保険が売れない理由

    1.  生命保険は「売る」ものであって、「買う」ものではない 【通説】 誰しも、死ぬことは考えたくないので、自ら生命保険への加入を積極的に考えることはしない。生命保険は、購入してすぐに体験して効用を楽しめる商品ではないし、「今すぐ買わないといけない」という切迫感もない。したがって、営業マンがその機能や必要性を説き、ニーズを掘り起こす必要がある。自ら生保を買いたいと思っているお客さまは、病気である可能性が高いため、保険会社の契約選択上は「よい顧客」でない可能性が高い。 2. 生命保険は難しいので、対面で丁寧に説明してあげないといけない 【通説】 自分で生命保険について情報を集めたいと思う人は多いが、多くの人が少し調べてみて「やっぱりわからないや」とあきらめてしまい、そこで検討がストップしてしまう。営業マンが横について、丁寧に説明をしてあげる必要がある。ネットではこれが難しい。 3.  一人一

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    masato611 2007/12/06
    ネットで売れるように、極限までシンプルな商品を作ればよいのでは?
  • 市場と法

    まだ読み終わっていないのだが、発売されたばかりの日経新聞編集委員の三宅伸吾氏の新著、「市場と法-今何が起きているのか」(日経BP社)が面白く、通勤の電車の中でむさぼるように読んでいる。 まず、カバーしている範囲が極めて広い。最初はライブドア事件、村上ファンド事件が中心なのかな、と想定していたのだが、それは第一章「市場への背信」の一部であり、この章では日興コーディアル粉飾事件もかなりの詳しさで論じられている。続く第二章の「検証・刑事司法」ではいわゆる国策捜査を中心に、検察など捜査当局の取調べの問題点を鋭く批判している。第三章の「敵対的企業買収」ではニッポン放送事件、ブルドック事件などにおける論点を改めて整理している。 さすがにここで終わるのかなと思いきや、三宅氏の筆は止まらない。第四章「ルールを創る」では公取の競争政策や住友信託とUFJの「統合破談」の事例について論じ、第五章「弁護士と法律事

    市場と法
  • シニカルにはなりたくないが

    留学中、よくこんなことがあった。それは学長であったり、ゲストスピーカーで来校していた経営者だったりするのだが、心を動かされる話をしてくれる。興奮して、「いい話だったよねぇ~」と同級生に同意を求めると、「ああいう人は、話は上手だからね~(苦笑い)」とシニカルに返され、無邪気に感動していた自分が間違っていたかのような気持ちにさせられたものだ。 それでも、いい話を聞くたびに感動してしまう。途中から、感受性豊かにいることは悪いことではないと、自分はそういう「オトナ」な人たちのコメントは無視して、感じたままに喜び、ブログに記録するようにしてきた。 しかし、先日紹介した、新聞記者だったイギリス人の同級生が描いたHBSの生活は、もっとシニカルであり、同校で見られる一種のお祭り騒ぎのはしゃぎっぷりと、米国的資主義が世界を席巻するという傲慢さを、繰り返し非難している。これを読んで、自分の体験について改めて

    masato611
    masato611 2007/10/25
    ムズカシイと思うのだが、一面では無邪気に感動できる感受性を持ちつつも、どこかで物事の多面性を見抜こうとする冷静さを持ち合わせる。その絶妙なバランスを持てるようになることが、必要なのだろう。これまでは、
  • 生命保険業界が大きく変わるとき

    外資系生保の中枢にいらっしゃる方とディスカッションをしていたら、「これからの3~5年間で、業界が大きく変わる可能性が高い」と話されていた。 その理由は明快で、 ① 銀行窓販の解禁 ② 簡保の民営化 ③ ネット生保の登場 ④ 消費者の購買行動の変化 の4つ、とのこと。 窓半解禁は、予定通り12月に実行されれば、銀行窓口で生命保険商品が買えるようになる。お客さまの立場からすれば、親しみのある場所で、複数商品の比較を聞いたうえで選べるのは望ましいことだ。 簡保の民営化も、しかり。郵便局が民営企業と競いながら、より充実した商品・サービスを提供するようになる。人によっては、郵便局は銀行と同じようになじみがあるチャネルであり、利便性の高いチャネルであることは間違いない。 ネット生保についても、お客さまが買いたいときに、自分のペースで欲しい情報を入手して、納得した上で加入することができるので、新しい利便

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    masato611 2007/10/03
    ネット生保についても、お客さまが買いたいときに、自分のペースで欲しい情報を入手して、納得した上で加入することができるので、新しい利便性の高いチャネルとなる可能性がある。
  • スジがいい理由

    今日は某外資系金融機関の方と、当社のビジネスについてディスカッション。我々の事業が『スジがいい』と考える理由として、以下のポイントを説明しました: 1 市場が大きい。民間生保・簡保・共済を足すと、年間の保険料収入は約45兆円。GDPの1割弱もある。 2 顧客の未充足ニーズが大きい。一般の人にとって、セイホはまだ複雑でわかりにくく、勧誘は煩わしく、合理化の余地がありそう。 3 市場環境の変化が起きつつある。保険会社の経営裁量の拡大や顧客保護の強化という規制環境の変化、そしてネット金融サービス利用の一般化。 4 参入障壁が高い。許認可を取るのは容易ではない。 5 経営チーム・従業員・株主・アドバイザーなどの顔ぶれがいい。結局は人が全て。 という訳で、総論レベルではプラスの材料は揃っている、あとは大きなチャンスをどうつかむかだけ、そうお話しました。 上記の枠組み、他のベンチャーや新規事業の判断に

    masato611
    masato611 2007/08/15
    やはりはてなブックマークは1人勝ちの様相(?)で、40%のシェアでした。逆にいうと残り60%の利用者は多くのサービスに渡って存在していることがわかります
  • アクティビズムを殺すな

    先週のスティールパートナーズの判決に続き、村上ファンド事件の判決が出た。事案や争点はもちろん異なるのだが、共通するのは、「アクティビストファンドが派手に動いて儲るのはけしからん。市場や社会の秩序を保つためには利益至上主義を断罪しなければならない」という正義感に基づいた価値判断ではないか。法律構成やあてはめは、その価値判断から導かれた結論を正当化するものに過ぎない。仮に裁判所がこのような価値判断を持っているのだとすると、それには賛成しかねる。 スティールの事案では、以下のように語られていた: 『抗告人関係者(スティール)は、投資ファンドという組織の性格上、当然に顧客利益優先の受託責任を負い、成功報酬の動機付けに支えられ、それを最優先にして行動する法人であり、買収対象企業についても、対象企業の経営には特に関心を示したり、関与したりすることもなく、様々な策を弄して専ら短中期的に対象会社の株式を対

  • 書き続けること

    留学ブログを始めた動機、喋るのと同じくらい上手に書けるようになりたかったから。実は、その前は文章を書いた経験がほとんどなかった。日記の類は、文字通り三日以上続いたことがなかったし、大学は卒論がなかったので長い文章を書く機会がなかった(なお、司法試験の「論文」は制限時間以内に問題に対する解答を書くものであり、むしろ「論述」の類のもの)。留学が決まった2004年1月、当時流行り始めたウェブログなるものを書いてみたが、そのときはショートエッセイ一で終わった。 留学ブログは、当初は友人・親族向けの近況報告に過ぎなかった。授業が始まってからは、自分の備忘録代わり。それが友人の間で好評で口コミで広がり、ライブドア事件について書いてからはより広い人たちに読まれるようになった。読んでくれている人がいることと、留学の成果を形にしなければという動機がいい意味でのプレッシャーになり、更新しない日が続くとなんだ

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    masato611 2007/07/14
    米国でも、今後幼児向けの教育ビジネス(いわゆる「お受験」ビジネス)が大きくなりそうであり、幼児向け教育の先進国である韓国のコンテンツをベースに米国における事業展開の準備を進めているとのこと。
  • 問題解決キッズ

    ハーバード留学中は、「こいつはスゴイ!」と唸らされた人物が何名かいたが、日人でもその実力と人間的魅力に感服させられたヤツがいた。年齢は一つ下なのだが、ハーバードでの学年は一つ上。Yale大を卒業後、東京のマッキンゼーで大活躍し、一足早く留学していた男だ。名前は、渡辺健介。 その彼が、会社を辞めて新しい事業を始めた。それが、日を元気にする 教育事業。とっかかりとして、一冊のが世に出る。「世界一やさしい問題解決の授業」。今日の午前中に、できたてほやほやのを持ってネットライフのオフィスを訪ねてくれた。 子どもを対象にマッキンゼー式の問題解決方法のエッセンスを、具体的な題材とともに教えるというものだが、「子供のために」と思って買った大人がじっくり読んでも、学ぶところは多いという優れた一冊。その問題解決のエッセンスは一見シンプルだが、美しもあり、これを自由自在に操れるようになるのは決して容易

    問題解決キッズ
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    masato611 2007/06/28
    、一足早く留学していた男だ。名前は、渡辺健介。子どもを対象にマッキンゼー式の問題解決方法のエッセンスを
  • イラショナルな主婦

    少し前、ある著名なFPの方とお話する機会に恵まれたのだが、そのときに行動ファイナンス的発想というか、「経済合理性だけでは動かない消費者の心理を理解することの重要性」といった趣旨のことを伺った。 金融商品は損得勘定が非常に分かりやすいので、つい商品設計を考える上ではもっぱら経済合理性のみで考えてしまいがちである(「いい」商品が、売れるはず)。しかし、実際には金融商品も一消費財である以上、その商品がどのように受け止められるか、買われる方がどのような心理でそれを受け入れるのか、が重要になってくる。 その手の代表格が、「ボーナス特約」などがついた保険商品である。「3年間保険を使わなかったら、10万円が戻ってくる!」と言われると、非常におトク感があるし、自分も入りたくなってしまう。しかし、その仕組みを考えると、実際には最初から10万円(×発生確率で調整)を多く払い込んで、それを返してもらっているに過

    masato611
    masato611 2007/06/26
    実際には金融商品も一消費財である以上、その商品がどのように受け止められるか、買われる方がどのような心理でそれを受け入れるのか
  • kosei x competition

    music therapistである邦初登場)が地元で格差社会をテーマとしたパネルディスカッションに参加を要請されたとのことで、我が家には「競争」「格差社会」について論じた文献が転がっている。日ごろは手に取ることがない「人間会議」「SIGHT」といった評論誌を、週末にパラパラと斜め読みした。 記事の中で印象に残ったのは、最近の小学生の運動会のあり方を批判して述べた、「足が速いのも才能、足が遅いのも才能」といった発言と、「人を育てていく上では評価軸を一つにするのではなく、多面的に見ることが大切」といった発言。日ごろ考えていたことと重なったため、考えを刺激された。 仕事柄 physically/mentally challenged な population と時間を過ごすことが多いのだが、常に言っているのは、「彼らは何かが欠けているのではなく、多くの人とは違った「個性」をもっている

  • 株主主権が行きつく先

    日経ビジネスオンラインの1周記念セミナーにて講演+パネルディスカッションに参加。ご一緒した神谷秀樹さんと、弁護士の中村直人先生のお話が面白かった。 神谷さんは、ファンドが企業のオーナーとなった場合に、いかに通常の事業会社とは異なるメンタリティと行動様式を持っているかを再整理してお話されていた。結局のところ、「安く買って高く売る」ことのみしか考えていない彼らは、企業の永続性だとか、他のステークホルダーへの配慮などは考えていない。変なイリュージョンを持つことなく、彼らのそういう実態をきちんと認識する必要がある、というお話だった。 中村先生は、新会社法の狙いについてお話された。TOBルールなどの改正は付随的なものに過ぎず、質的には会社の意思決定をほとんどすべて株主による、株主主権への移行が今回の改正の趣旨だとのお話だった。 お二人の話を合わせると、以前にも述べた懸念がより強くなった。すなわち、

    masato611
    masato611 2007/05/30
    だいぶ悲観的
  • 生命保険は悲惨なギャンブルではない

    山口揚平さんとは時折お話したり飲みに行ったりする間柄なのだが、彼の文章が多くの人の心をつかむのは、三つの理由があるように思える: ① メッセージは極めてシンプルだが質的で核心をついている ② それを、直感的に理解できる、身の回りのシンプルな事例に例えるのが天才的に上手い ③ ファイナンス・金融という来は「冷たい」「無味乾燥」なものに、パッションと人間愛のようなものを思い入れを持っている このたび、彼が書いた「生命保険は悲惨なギャンブル~ヤクザのばくち場は一番公平?」というエッセーが、ウェブ上で話題になっている(書かれた直後に、ブログのコメント欄にもご人から紹介の書き込みがありました)。それは、皆が何となく感じていた胡散臭さを、「賭博場」や「宝くじ」という誰しも理解できるアナロジーを用いて、スパッと切っているからである。 彼の文章の魅力がこのような直感・質×表現力にあるとするならば

  • 世界を壊す金融資本主義

    今日も元気に6時半に自転車で出社。途中、新宿御苑で24時間営業をしているフレッシュネスバーガーを発見したのが、今日の収穫か。午後、重い物を乗せて走ってたら、ブレーキを壊しちゃった。困ったなぁと思っていたら、ご近所の新宿大京町に出張自転車修理サービスがあるとのこと。感激!夕方に来てもらって、直してもらいました。 夜は、元日銀幹部の方と会。順不同で興味深い話題を: 「忙しいから新規事業に着手できない」という企業の言い訳をたまに聞くが、忙しいときほど目の前の業務をルーティンでこなすべきであり、忙しいときほど、経営者はより遠く将来を見て意思決定するべきではないか これだけ変化のスピードが早くなった世の中では、新規事業なんてどうなるか分からない。大事なのは、大きなスジを見誤らないことと、変化に柔軟に適合していくことだ サルコジの仏大統領当選は世界中に「あのフランスですら規制緩和だ」という波を作り、

  • 銀行窓販の挑戦

    業界紙「インシュアランス」4月19日号(木)。生保労連がまとめた『銀行等による保険販売に関わる「問題事例収集活動」・・・』を、興味深く読んだ。 銀行で保険加入ができるようになることそれ自体は、顧客にとっては選択肢が拡がる、望ましいことである。しかし、銀行の現場では積極的な営業行為の結果、不適切な募集行為を行っている事例がみられ、調査結果はその難しさを物語っている。 平成18年1月~11月末まで、3,394件の問題事例を収集。分類は、以下の5つ: A. 圧力販売事例 (1,032件、30.4%) ⇒ 銀行が融資相手の法人に対して、保険加入の圧力をかける事例 (具体例) 『融資を受けている銀行から「付き合ってほしい」と言われ、その際、融資担当課長と支店長が何度も変額年金の加入推奨をしてきて、断れなかった』 B.  顧客データ流用事例 (1,313件、38.7%) ⇒ 定期が満期を迎えるなど、