阿部重夫主筆ブログ「最後から2番目の真実」 2009年2月 4日 [コラム]“健全”地銀も一皮むくと――新聞掲載コラムより 新潟日報など環日本海6紙のシンジケートコラム「時代を読む」に寄稿しました。前回は地銀を主たる対象にした「時価会計凍結」への批判でしたが、今回は金融機関強化法の成立を受けたその続編。日経平均株価がまたも7000円台に滑り落ちているなかで、いよいよ3月期末が迫ってきた地銀の憂色が濃い。いくら会計原則を曲げてゲタをはかせても、その「不健全」さは中小企業など地元企業への貸し渋りとなって、ますます景気を悪化させる悪循環の様相を呈しています。政府に資本注入を申請すると発表した第二地銀を例に、金融庁の監督行政の矛盾を書いてみました。 * * * * * 「時代を読む」 “健全"地銀も一皮むけば 新聞はそれを「『健全』地銀に公的資金」と報じた。 1月19日、北海道を地