欧米、特に米国では、従業員に対してパーティションで区切られた作業スペースや個室を用意していた会社が多かった。だがここ数年はオープンオフィスがブーム。日本のように、他の従業員の姿が見え、声が聞こえる環境のオフィスが、全体の70%に近付いているという。 キュービクルや個室を採用したオフィスでは、会議でもない限り同僚と一度も顔を合わさず話しもしない、といったことが起こりがちだ。個人の生産性は高まる反面、従業員の精神衛生には良くない影響を与えることが多い。 そこでオープンオフィスを採用する企業が増えたのだが、これにもいくつかの問題がある。例えば、誰かが風邪をひいた場合、そのオフィス内での感染速度は個室を採用したオフィスよりもはるかに早いのだ。また、集中する必要のある仕事に取り組んでいるとき、他の従業員から声を掛けられて中断すると、リスタートに時間がかかり、作業効率が低下してしまう。 「Tomoko
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