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ブックマーク / kokokubeta.livedoor.biz (13)

  • 広告β:ナントカ感の正体

    仕事をしていると、たまに謎ワードを聞くことがある。「登場感が欲しい」とか。これはかなり謎だ。わかるようで、わからない。登場感、何となくわかるような気がするが、じゃあそれを作るためには何が必要なのかと考え始めると苦しい。これに限らず、ナントカ感、とつくような言葉がある。スピード感、緊張感、劣等感・・・「感」がつくことによって、どういう変化があるのだろう。 女性が言う、もてる男の条件に「清潔感」というものがある。これは清潔とは違う。単に風呂に入り、歯磨きをしてもだめだ。清潔感にはおそらく二つ条件がある。ひとつは、「手入れをしていることがうかがえる感じ」。無精ヒゲとか、衣服のしわ等がマイナス要因になる。無造作ヘアというのは、ぼさぼさ髪と紙一重だけれど、手入れをしている感じがうかがえればOKだ。もう一つは、「健康であることの表示」。適度な日焼けや、吹き出物などがない肌というのがポイントになる。こ

    mattarin
    mattarin 2009/11/29
  • 広告β:一方ロシアが鉛筆を使うには

    ちょっと好きなジョークがある。 アメリカNASAは、宇宙飛行士を最初に宇宙に送り込んだとき、無重力状態ではボールペンが書けないことを発見した。 これではボールペンを持って行っても役に立たない。 NASAの科学者たちはこの問題に立ち向かうべく、10年の歳月と120億ドルの開発費をかけて研究を重ねた。 その結果ついに、無重力でも上下逆にしても水の中でも氷点下でも摂氏300度でも、どんな状況下でもどんな表面にでも書けるボールペンを開発した!! 一方ロシアは鉛筆を使った。実話ではないらしいが、なにか、重要なことが含まれているような気がする。 トヨタだったか、彼らは「なぜ?」を5回繰り返すという。徹底的に考えて、カイゼンを進めていく。この徹底した態度は重要だ。しかしこれとはまた異なる、デザイナーの考え方が好きだ。彼らは、「なぜ?」から入っていって、最後は「もし〜だったら」で出てくる。

    mattarin
    mattarin 2009/10/04
  • 広告β:牛型の情報収集

    牛には4つの胃がある。べたものを胃に送って、また口に戻して噛んで、それを何度か繰り返して最終的に消化する(反芻する)ようだ。なぜそんなことをするのか気になったが、べ物をたべる時間がない中で、消化の悪い草をなんとかして栄養にしなければいけなかったから、らしい。敵がいないうちにムシャムシャ草をべ、その後で警戒しながら反芻する、というイメージだろうか。勝手な話だけど、これはネット以降の情報収集スタイルに近いのではないかと思う。 インターネット以降は、利用できうる情報量が圧倒的に増えた。しかし持ち時間そのものが増えたわけではないので、情報はたくさんあるのに時間は足りないということがよくおきる。しかも、情報源もさまざま、単なる個人だったりすることも多いので、信用していいものかどうか、あるいは自分と関係のある情報かどうかもわからなかったりする。どうやって役に立てればよいのだろう。 方法はいろ

    mattarin
    mattarin 2009/10/01
    なるほどー
  • 広告β:一億総表現社会に期待する

    昔から、そして今も、コンテンツの収益化というのは難しい問題であるとおもう。ちょっと前まではCDとか、新聞紙とかいった物理的制限のあるモノを経由させることでお金をとる仕組みがあったけれど、データだけでやりとりするようになれば、コピーし放題、どうやってお金を取るのかも結構難しくなってきている。 そういったお金の取り方とは別に、コンテンツというものをどうやって評価すればいいのか、という問題もあったりする。コンテンツは消費してみないと評価し得ないうえに、ひとりひとりの時間は限られているので、そうかんたんに市場で評価すればいいというわけにもいかない。このまえ雑誌編集をやっている人と飲んだら、「煽った内容なんて当はやりたくないが、そうしないと全然売れなくなってしまう」と愚痴をこぼしていた。 テレビには視聴率という評価基準がある。どれだけ多くの人が見たかという数値ということになっている。テレビマン

  • 広告β:広告が環境に溶けていく日

    しばらく前から自分はゲームについてのを読みあさっている。それは私がゲーマーであるからではなく、何となくこれからの広告の道を示唆する何かがゲームというものに潜んでいると考えていたからだ。もちろんそれはテレビゲームの中に企業名を仕込むとか、そういうことではない(いわゆるゲーム内広告)。もっと大きなところで、広告のメッセージ構造の転換があると考えている。 とても示唆的な言葉が斉藤由多加氏の著書「ハンバーガーを待つ3分間の値段」に書かれていたので、長いけれども抜粋する。 ゲームの企画者の意志やメッセージはどこに表現されているのでしょうか。それは、実は、「枠組み」そのものに込められているのです。(中略)『シムシティー』というゲームはシミュレーションのお手というべき名作です。(中略)悪化した住環境を改善するには・・・?その答えは「公園を作ってやる」ことです。(中略)このゲームのプレイヤー達はや

    mattarin
    mattarin 2008/05/06
    「瀬をはやみ」みたいな話
  • 広告β:意志決定の謎

    意志決定には、謎があると思う。 国家の意思決定といえば、政治が思いつく。 政治は意志決定の連続であるが、私の目から見ると、 「いったいなんでそんなことになるのか?」「この人達はおかしいのか?」 そんな決定を見ることも珍しくない。どうなっているのか? 頭がおかしいのだろうか?そんなことはないだろう。 クライアントのところへいく。クライアントも意志決定をしている。 とんでもないオリエンペーパーを渡されることがある。 なにこれ?一ヶ月かけて、これって・・・何も決まってないのでは? 迅速に意志決定の検討をする・・って何も言っていないのでは? クライアントは頭の弱い人なのか?そんなことはない。 意志決定には謎がある。外部から見ると、悪魔的な力が働いて、 どうみてもおかしい、変な意志決定が出力されているように見える。 おそらく、悪徳祈祷師がいるのだろう。 もしくは、古代中国

  • 広告β:サードプレイスと収益モデル

    中学生か高校生の頃だっただろうか、内田有紀が出ていた「17歳」という ドラマを見ていた記憶がある。あまりドラマを見ないクチだが、記憶に残っている。 何が残っているかというと、そこに出ていた彼らのたまり場。(P's DINERだったか) 行くと、誰かがいて、たまり場になっている。 特に何をするというわけではない。ただ知り合いがいる。 こういうものに、強烈にあこがれた。 私の実家の近くには、空き地があった。 古い工場の跡地で、よく遊んでいた。示し合わせて行くわけではない。 これはひとつの「たまり場」だ。 もう少し大きくなってからは、ゲームセンターがたまり場になっていた。 自分の実家のあたりでは、ヨーカドーなんかもたまり場としての機能を持つ。 大学の時は、自分の家(一人暮らし先)をそうしようとして、無理だった。 年をったら、病院が自分にとってのたまり場になるのだろうか。

  • 広告β:個人的、08年の視点

    2008年、あけましておめでとうございます。 昨年は後半からややエントリが減りましたが、今年は 再び元気よく書いていこうかと思っております。 さて、年頭のお約束・・ではないですが、2008年の業界を どう生きていこうかなという風に考えました。 個人として、広告やネットメディアをどう見ていくか。 思うのは、やはり中期的には従来の「アタリマエ」が相対化 されていくのだろうな、ということです。 だからこそ今は、変に細かいところに入り込むだけではなく、 基的なところの構造がどうなっているかを逐一確認しながら 土台を固めていきたいという気分です。 ネットも含めた広告活動のかんたんな図をこしらえました。 クリックで拡大しますのでご覧ください。 InputとOutoput、と書きました。 これは消費者(Consumer)の、という意味です。 ごく単純に言うと、従来はInp

  • 広告β:幻想の落とし前

    Googleも気になるんだけれど、広告業界的にもっと気になるニュース。 車を買わず、酒もあまり飲まない。休日は自宅で過ごす。無駄な支出を嫌い、貯蓄意欲は高い――。日経済新聞社が首都圏に住む20代の若者を対象に実施したアンケート調査の結果、予想以上に堅実でつましい暮らしぶりが浮き彫りになった。消費を喚起するにはかなり手ごわい相手といえそうだ。(NIKKEI NET) 実は上記の若者はそのまますべて私に当てはまってしまうのだが、私と同じ 20代の人たちは、以下のようなものにどのような反応を示すだろうか。 ほしいものはいつでも あるんだけどない ほしいものはいつでも ないんだけどある ほんとうにほしいものがあると それだけでうれしい それだけはほしいとおもう ほしいものがほしいわ (糸井重里、西武百貨店、1988) バブル期真っ只中、まさにこれぞ!な広告である。 私

    mattarin
    mattarin 2007/08/23
    このブログ40代の人が書いてるかと思ってたら20代だったのね。
  • 広告β:フィードバック・パワーとその仕組み

    広告業界にも営業職というものがあり、そのスタイルは千差万別だが、 ひとつだけ確実にいえることがあるのではないかと思う。 「フィードバックしない営業は無能」ということだ。 「結果こうでした」「○○が良かった点です」「○○は受け入れられませんでした」 この手のフィードバックをきちんと入れてくる営業はそんなに多くない。 BtoB系の仕事だと特にこの辺が重要で、お客さんの意向を知っているのは 営業だけなのである。でも彼らは売ることに熱心すぎて、彼らの反応を 内部にフィードバックする意識があまり高くない。 だがまあ、良心的に考えるのであれば、フィードバックするモチベーション というのはなかなか生まれにくいものであり、意識的にやらないとできない。 フィードバックによって直接的に利益を得るのは相手だからである。 ここら辺のモチベーションをどう発生させるのかはかなり大きな課題だ。

  • 広告β:情報渋滞をつくる―リソースをどう使うか

    CNETRSSで読んでいるのだけれど、そこの記事が AppleiPhoneばかりになっているのに驚いた。 実際にiPhoneがどの程度盛り上がっているのか正確にはわからないが、 話題度というか、盛り上がりの見せ方というのは、調整可能だ。 率直にいって、需要に対して供給を絞れば、行列が起きる。 そうするとその行列が、第三者から見ると「人気殺到」に見えるというからくり。 最近では、飲料系などでも「売り切れを作る」戦略などがあるようだ。 ある種の情報渋滞を意識的に作り出す。 行列のできるラーメン屋は例としてわかりやすい。 都心に住んでいるのだが、行列のできるラーメン屋が店舗を増やすことがある。 そうすると、供給量が増えてくるので、行列はできにくくなる。 そうすると当然ではあるが、人気殺到のようには見えなくなる。 でも、味が落ちたわけではないのだから、ラーメン屋としての

  • 広告β:濃さで階段を作らないとWeb施策が育たない

    ネット施策でいつも、どうしたものかと思うことがあるのだが、 一見さんだらけの店にするか、常連さんだらけの店にするかということ。 アクセスとか、コンバージョンとか見ているのだけれど、 テレビとかから半ば無理やり誘引をかけると、一見さんだらけの店になる。 ネットでこっそり始めて、最適化を繰り返すと、常連さんだらけの店になる。 どっちもそれなりに悲しい面はあって、一見さんだらけの店は持続性がない。 常連さんだらけの店はどんどん濃くなっていって、ボリュームが縮小するか、固定する。 で、いま思っているのは、「一見さんに優しくレクチャーしてくれる常連さん」みたいな 人をどうやって集めたり、育てたりするのか?ということである。 理想形はわかっている。基、常連さんにとって居心地のいい店にしておきながら、 その常連さんがたまには一見さんを連れてきてくれて、親切に一見さんに教えてくれる。

  • 広告β:ブックマークの次はどうだろう

    ソーシャル・ブックマーク(SBM)。 海外ではDiggが、日でははてなブックマークが優勢で久しいけれど、 思ったよりもこの業界(?)に変化が少ないように感じる。 業界の順位変化というわけではなくて、質的な変化についてだ。 確かに、みんなのブックマークを共有する・ページ単位でブックマークというのは、 ブログの隆盛とあいまって、それだけで十分に興味深いものだった。 コメント・タグも、単に備忘録としてだけではない使い方をされている。 いまやコメントやタグも含めて、ひとつのブログスフィアといってもいい。 しかし個人的には、まだまだ面白くなりうるものではないかと思っている。 確実に変化を生む土壌はそろってきている。 それは単に、みんなのブックマークがたまってきたということだ。 第一に、非常によく言われていることだと思うのだが、 だいぶブックマークのたまった人は、整理に苦労し

    mattarin
    mattarin 2007/05/22
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