「福澤心訓」(ふくざわしんくん)は、7か条からなる教訓。世間には福澤諭吉が著したものとして広まっているが、実際は作者不明の偽作(偽書)であり、福澤が創立した慶應義塾大学は、「(福澤)心訓は福澤(諭吉)先生の言葉ではない」、「真赤な偽作である」と明確に否定している[1]。 「福沢心訓」、「福沢諭吉翁心訓」、「福沢心訓七則」、「諭吉心訓」、「心訓」、「七則」などとも呼ばれる。 概要[編集] 内容[編集] 「福澤心訓」の内容は以下の通り(清水 (2006)からの引用[2])。 心訓 一、世の中で一番楽しく立派な事は、一生涯を貫く仕事を持つという事です。 一、世の中で一番みじめな事は、人間として教養のない事です。 一、世の中で一番さびしい事は、する仕事のない事です。 一、世の中で一番みにくい事は、他人の生活をうらやむ事です。 一、世の中で一番尊い事は、人の為に奉仕して決して恩にきせない事です。 一