今月は、チャンネルおなじみの24時間まるごと企画でも、全13作品を公開順に一挙放送。 デビュー作「チャンバラ夫婦」から遺作「乱れ雲」に至るまで、40年近い監督生活で87本の映画を監督した成瀬巳喜男。男女の機微や市井の人々の哀歓を精緻に描いた作品群は、今も世界中の観客を魅了しています。没後40年を迎えた2009年7月には、神保町シアターにて特集上映が行われ、劇場は連日満員を記録するなど、黒澤・小津・溝口と並び日本映画を代表する巨匠として我々映画ファンの心に生き続けています。また、ジャン=リュック・ゴダールなどの巨匠から、ウォン・カーウァイなどの次代を担う若手監督たちまで、世界の映画人たちからリスペクトされる存在でもあり、とりわけヨーロッパにおいては、黒澤を超える高い評価をも受けるなど、世界中の映画人の尊敬を集めています。 2007年9月から、2年以上に渡って、チャンネルの看板レギュラー番組