「保釣害国論」(尖閣防衛活動は国を害す論)が今、中国のホットトピックとなっている。 日本海 / MShades ■愛国と害国 「害国」という言葉をはじめて使ったのは中国青年報だ(関連記事:【反日デモ】愛国(Aiguo)じゃねぇ、害国(Haiguo)だ!中国青年報がステキ・リリックで暴徒化デモを批判)。しかしこの記事では「愛国の心は完全に正しいが、暴力行為はあかん。「一部」暴徒は害国という論であった。 しかし「保釣害国論」は尖閣に上陸しようとする活動家はすべて害国者であり、さらには賢明な愛国中国人ならば尖閣問題は棚上げにして、日本との安定的関係をてこにして経済成長に励むべしという内容。つまり、「ごく一部の暴徒」ではなく、大多数の中国人を害国者として批判する内容だ。炎上もむべなるかな。「経済的利益よりも主権のほうが大事!」云々といった反論が噴出している。 先日、記事「中国は日本に謝罪したのか?