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Chinaに関するmicrotestoのブックマーク (436)

  • 「私には敵はいない」と語った劉暁波は、「私利私欲」を捨てた人だったのか、それとも「私利私欲」を貫いた人だったのか - 梶ピエールのブログ

    今年7月に劉暁波が多臓器不全で亡くなった後は、日でも数多くの追悼文や、中国共産党を非難する文章が書かれた。一方で、劉の死については、SNS上も含め、それについて積極的に語ろうとする者と決して語らない者がはっきりと別れるという意味では、中国に関心を持つものにとってもある種の「分断」をもたらすものだった。私は、劉暁波の問題について、そのような「分断」を含め、表立っては語られることがない、いわば「隠された」問題の方が実は重要である、という漠然とした思いを抱いていた。ただ、どのようにしてその問題について語ればよいのか、言葉を探しあぐねてきた。 そんな中、たまたま目にした『週刊読書人』に掲載された「劉暁波の死をきっかけに」と題された羽根次郎氏の一文は、上に述べたような「隠れた問題」を明るみに出すという点では格好のテキストだった。発表後、それほど話題になっているとは言えないテキストだが、あえてここで

    「私には敵はいない」と語った劉暁波は、「私利私欲」を捨てた人だったのか、それとも「私利私欲」を貫いた人だったのか - 梶ピエールのブログ
  • 文化大革命の「新常識」 - 梶ピエールのブログ

    今年は文革50周年ということもあって、文革をテーマにしたシンポジウムや雑誌の特集、書籍など、地味ではあるが様々な再検証の試みが行われてきた。その中でも、12月23日にNHKBSで放送されたドキュメンタリー「文化大革命50年 知られざる“負の連鎖”〜語り始めた在米中国人」は画期的な内容だった。番組のベースになっているのは、徐友漁らアメリカ在住の「文革世代」のリベラル派知識人の証言と、スタンフォード大のアンドリュー・ウォルダー教授による、中国の地方誌に記された情報を丹念にデータベース化する中で得られた研究成果である。近年の文革研究は、明らかにアメリカを中心に進められてきた。彼ら在米の研究者たちによって、従来の常識を覆す新事実が次々に明らかにされてきたからである。日でも、ウォルダー教授の研究チームに加わっていた神戸大学の谷川真一氏らが近年精力的に研究成果を発表しており、その内容は研究者の間では

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  • 中国の経済統計は本当にデタラメなのか?(下) - 梶ピエールのブログ

    承前。 4.サービス部門の推計 すでに述べたように、中国の統計制度が国際水準にのっとったSNA体系に移行する過程で、最大の懸案はサービス部門の統計をどのように整備するか、という問題であった。その後サービス部門の付加価値額の統計に関してはセンサス調査などを通じてたびたび改訂が重ねられてきた。中でも最大の修正が行われたのが2004年に実施された第1次経済センサスであり、2004年の第三次産業の付加価値はセンサスの実施後48.7%上方に修正され、GDPの名目値は16.8%上方に修正された。その後、2008年の第2次経済センサス、2013年の第3次経済センサスでもGDPの値はそれぞれ4.4%、3.4%上方に修正された。 また、サービス部門の統計をめぐっては現在でも議論が続けられている。評価が分かれるのは、サービス部門では付加価値額を生産面から直接把握するのがが難しいため、収入の側から、すなわちサー

    中国の経済統計は本当にデタラメなのか?(下) - 梶ピエールのブログ
  • 中国の経済統計は本当にデタラメなのか?(上) - 梶ピエールのブログ

    中国経済というとどうも「わかりにくい」と感じる人が多いようだ。その「わかりにくさ」の一つの背景に、議論の前提となるはずのGDPなど経済統計の信頼性の低さの問題があることは間違いないだろう。最近の話に限っても、2015年に上半期の実質GDP成長率が7%という数字が公表されたころから、中国の経済統計に関する疑念やそれに関する議論が中国の内外で盛んに行われるようになった。2015年は多くの工業製品の名目の生産額がマイナスになっていたにもかかわらず、工業部門の付加価値は実質6%の伸びを記録するなど、統計間の不整合が目立ったためだ。また、2016年2月に国家統計局の王保安局長が解任され、数百人の国家統計局職員が統計データを不正に操作して利益を得たとして取り調べを受けている報道がなされたことも、そういった風潮に拍車をかけたといえる。 そのためかこのところ、統計の信頼性の低さが中国崩壊論の根拠として持ち

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  • 「中国の経済統計は本当にデタラメなのか?」参考文献リスト - 梶ピエールのブログ

    (日語) 石原享一(1994)「中国統計システムの改革」、『アジア経済』8月号 梶谷懐(2003)「中国の「市場経済移行」の評価をめぐって―公式GDP 統計の信頼性に関する議論より―」『比較経済体制研究』第10号 加藤弘之・三竝康平「中国のGDP統計の信頼性について」『国民経済雑誌』第6号 許憲春(2009)『詳説 中国GDP統計―MPSからSNAへ』新曜社 小島麗逸(2003)「中国の経済統計の信憑性」『アジア経済』5・6月号 堀井伸浩(2003)「中国石炭産業の市場統合への阻害要因―湖南省石炭流通調査からの考察―」『アジア経済』1月号 星野真(2016)「中国の経済成長率6.9%から何を読み取るか」『Views on China』(http://www.tkfd.or.jp/research/china/a20009?id=1630) 松岡秀明=南毅 =田原健吾(2015)「中国の真

    「中国の経済統計は本当にデタラメなのか?」参考文献リスト - 梶ピエールのブログ
  • 新たな成長パターンを模索する中国――新型都市化からシルクロード経済圏まで/梶谷懐 - SYNODOS

    中国経済が現在、曲がり角にさしかかっている。このことは多くの人が認識しているだろう。「影の銀行」による信用膨張、急速な高齢化の進行、深刻化する格差問題や環境問題、バブル崩壊の危険性など、さまざまな問題やリスクの存在が指摘されている。もちろん、経済格差などの問題はこれまでにも存在してきた。しかし、長期間にわたって継続してきた年間10%前後の経済成長が、さまざまな矛盾が顕在化するのを先送りにしていたといえよう。それが、経済の減速が明らかになったため、上記のような問題に対する懸念も一気に吹き出してきたのである。 そんな中、2015年の経済運営方針を決定する中央経済工作会議が、2014年の年末、12月9日から11日にかけて北京で開催された。その主な内容は新華社通信によりリリースされたが、中国経済が「新しい常態」と表現される安定的成長段階に入ったことが強調され、市場メカニズムを重視した改革の継続や、

    新たな成長パターンを模索する中国――新型都市化からシルクロード経済圏まで/梶谷懐 - SYNODOS
  • 中国ネット検閲の実態から窺い知れること Tsugami Toshiya's Blog

    今年2月初めの日経ビジネス・ウェブに 「ビッグデータ分析で、中国政府による検閲の中身が明らかに ゲイリー・キング米ハーバード大学教授に聞く」 という記事が載って、非常に興味深く読んだ。 ちなみに、この記事の基になったキング教授の論文 “How Censorship in China Allows Government Criticism but Silences Collective Expression”(原載:American Political Science Review)はこれ(pdf)。 計量政治学者キング教授の主張をまとめると、次のようになる。 (1)中国のネット検閲は、少なくとも3つの方法で行われている。 第1:GFW(Great Fire Wall:長城ウォール) 中国国内から外国ウェブへのアクセスをブロックする仕組み 第2:キーワード・ブロッキング 禁止された語句を用い

  • 中国の裁判所 商船三井の運搬船を差し押さえ NHKニュース

    中国・上海の裁判所は、日中戦争の前後に中国の船会社の関係者が日の船会社に船を貸した際の賃貸料が未払いだとして、賠償を求めていた裁判で、敗訴した日の商船三井が賠償に応じていないとして、商船三井の大型の鉄鉱石運搬船を浙江省の港で差し押さえたと発表しました。 これは上海海事法院が19日付けで発表したものです。 この裁判は、上海の船会社の親族が、1937年に始まった日中戦争の前後に日の船会社に貸した2隻の貨物船の賃貸料などが未払いだとして、1988年に日側の会社を相手取って賠償を求めていたものです。 この裁判を巡っては、2007年、上海海事法院が原告側の訴えを認め、日側の会社をその後吸収合併していた「商船三井」に対し、日円で29億円余りの賠償を支払うよう命じる判決を出しました。 商船三井側は判決を不服として申し立てていましたが、2010年12月、中国の最高裁判所に当たる最高人民法院が、

  • 習近平政権が恐れているものは何か。 - 梶ピエールのブログ

    変わる中国 「草の根」の現場を訪ねて ジャンル: ・雑誌・コミック > 人文・地歴・哲学・社会 > ノンフィクション > その他ショップ: ぐるぐる王国 楽天市場店価格: 1,512円 著者の麻生さんよりご恵投頂きました。ありがとうございます。 「中国:新公民運動の中心・許志永氏に懲役4年 秩序騒乱罪『毎日新聞』2014年01月27日 北京市第1中級人民法院(地裁)は26日、中国で憲政の実現などを訴える「新公民運動」の中心的人物で、公共秩序騒乱罪に問われた著名活動家、許志永氏(40)に懲役4年を言い渡した。 新公民運動は中国憲法の範囲内で市民の権利擁護を求める動き。許氏の弁護士によると、公共秩序騒乱罪の最高刑は懲役5年。習近平政権下で、平和的な手段で民主活動を主導してきた許氏がどう裁かれるかが注目されていた。 起訴状などによると、許氏は12年から13年にかけ、出稼ぎ労働者の子が教育を受け

  • ハイエクの「自生的秩序」と中国経済 - 梶ピエールのブログ

    以下の文章はこの夏行われた大阪大学のフォーラムで行った報告に対するコメントへのリプライとしてまとめたものです。上の内容と関連性があるような気がしますので、ここで公開しておきます。 ================= (中略)さて、ハイエクの「自生的秩序」の概念を考える上で欠かすことができないのが、1930年代にハイエク、それにミーゼスといったいわゆるオーストリア学派の経済学者とオスカー・ランゲらの間で交わされたいわゆる「社会主義計算論争」である。 この論争については既にいくつもの研究論文や解説書が存在しているので、詳しい説明はそれらに譲りたい。ただ、ここで重要なのは、西部忠が指摘するように、中央集権的な社会主義計画経済において、意思決定が「分権的」な市場経済と同じような効率的な資源配分が可能だ、と主張する立場(ランゲ)と、その可能性を否定する立場(ミーゼス・ハイエク)との論争を通じて、次第

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  • 中国官僚の新発見「ザーサイ指数」、出稼ぎ農民の移動を知るてがかりに : 中国・新興国・海外ニュース&コラム | KINBRICKS NOW(キンブリックス・ナウ)

    中国官僚の新発見「ザーサイ指数」、出稼ぎ農民の移動を知るてがかりに■ 銀座園のザーサイ / kimishowota 記事のまとめ ・ザーサイの売れ行きで出稼ぎ農民の人口移動が分かる。 ・李克強の新型都市化改革の先行きを占うザーサイ指数。 ・中年になる故郷に戻る出稼ぎ農民たち、・帰還を喜べない地元政府。 ■ザーサイ指数でわかる出稼ぎ農民の移動 中国国家発展改革委員会のある官僚が、出稼ぎ農民の移動を把握できる「ザーサイ指数」なる発見をしてしまったという。2013年8月9日、経済観察報の記事「都市化の“ザーサイ指数”」が伝えた。 インタントラーメンやザーサイなどの安価な品は住民の収入が増えても消費量は変わらない。よってザーサイ消費量の増減は人口移動を如実に反映しているという。その急激な変化は流動人口、すなわち出稼ぎ農民の移動と直結している。 ザーサイ製造大手、涪陵ザーサイ集団の業績報告を調べ

  • コース先生もびっくり!−ポスト薄の重慶と「地票制度」の実験− - 梶ピエールのブログ

    先日、「空中権」という聞き慣れない言葉がニュースで流れたことがあった。これは、先日完成した東京駅の復元改修工事にあたって、東京駅の駅舎敷地で未使用となっている容積率を、JR東日がその周辺の新築ビルに売却し、復元工事にかかる費用およそ500億円をそれによってまかなうというものだ。これは東京都千代田区の一部が「大手町・丸の内・有楽町地区特例容積率適用地区」として指定されたことを受けたもので、東京駅の周辺ビルは、空中権を購入することによって来の容積率以上の高層ビル化を実現できるようになった。 このような「空中権」すなわち容積率の取引は、経済学で言う「コースの定理」、すなわち来市場では解決できないはずの経済活動の「外部性」を、排出権や空中権といった所有権を設定することで「内部化」し、市場取引によって解決しようという考え方に基づいている。経済活動と環境汚染物質の制限を両立させる排出権取引の制度

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  • 中国に外交政策はあるのか?中国をとかく強大に描くチャイナウォッチャーともう一つの視点 : 中国・新興国・海外ニュース&コラム | KINBRICKS NOW(キンブリックス・ナウ)

    中国に外交政策はあるのか? China, flag. / Renato Ganoza ■外交イメージ版「隣の芝生は青い」 中国はどのような外交政策を持っているのか? 巨大なテクノクラート機構を擁する中国は、一貫して邪悪な陰謀をめぐらし、中華帝国の再興に向けて、着々と手を打ち続けている……。 とここまで極端ではないにせよ、「中国の方針は一貫しているし、うまいことやっている。それに引き替え我が国は……」というイメージを持っている人は多いのではないだろうか。ちょっと面白いのは中国のメディアを眺めると、「日中国包囲網の外交工作を一貫して続けている。それに引き替え我が国は……」的な話が散見されること。隣の芝生は青いというか、敵は大きく見えるというか、よく似た構造が存在しているようだ。 閑話休題。そうした中国外交イメージに異を唱えるコラムがニューヨークタイムズに掲載された。米シートン・ホール大学の

  • 「戦争は残酷」「別な方法があるならやるべきではない」習近平の右腕、劉源将軍が開戦論を批判―中国 : 中国・新興国・海外ニュース&コラム | KINBRICKS NOW(キンブリックス・ナウ)

    中国人民解放軍の“タカ派”上将が「戦争は残酷だ」と発言した件について。 iPhone camera / くーさん ■勇ましい人々に水をぶっかけた習近平の右腕 尖閣をめぐる日中国の対立。昨夏以来、すでに半年以上も続いているので、もはや慣れてしまった感はあるが、レーダー照射事件などなどときおり噴出する“火種”を含め、緊張が続いている。 フリージャーナリスト・福島香織さんの記事「全人代後が要注意?中国の尖閣上陸」(日経ビジネスオンライン)は習近平政権の海洋戦略をとりあげ、全人代後に中国が尖閣に上陸する可能性があるのではないか、と指摘している。同記事が取り上げているように国家海洋局の強化や国家測量局副局長による「今後適当な時期に釣魚島を測量する」など気になる発言が多い。 さらにいうなれば、羅援退役少将など「勇ましいことを言うのが仕事」の軍事コメンテーターは当然として、地位ある人は基的に勇まし

  • 中国文化が失った「好鉄不打釘、好人不当兵(釘にするのは屑鉄、兵隊になるのは人間のクズ)」という認識 - 天漢日乗

    昨日、劉建輝先生の『日中二百年 支え合う近代』の合評会というか、木曜セミナーが日文研で開かれた。 劉建輝先生は、1/22にクロ現に出演されたばかりなので、見た人もいるかも。 その時の放送内容全文はこちらに。 日中関係 “草の根交流”の挑戦 その後、劉先生に質問をしたのだけど 好鉄不打鉄、好人不当兵 という言葉というか矜恃が、中国から失われたのは、 毛沢東の施策の御陰 ではないか、という話。 江戸幕府が、武士の頂点である将軍が実権を握る、所謂「軍事政権」であったことから、日人はあまり意識してないけど、中国では 文>>>>>>>>>>>>>>武 という序列が長く続いた。皇帝の諡で 文帝と武帝 ならば、「文帝」と付けられた方が皇帝としての評価としては高いわけだ。(諡は亡くなった順に付けるから、後になればなるほど、よい諡は減るのではあるが)ともかくも 徳を以て治める のが、中国の治世の理想であり

    中国文化が失った「好鉄不打釘、好人不当兵(釘にするのは屑鉄、兵隊になるのは人間のクズ)」という認識 - 天漢日乗
  • 「尖閣に上陸した活動家は害国者」中国のホットイシューとなった「保釣害国論」を読む : 中国・新興国・海外ニュース&コラム | KINBRICKS NOW(キンブリックス・ナウ)

    「保釣害国論」(尖閣防衛活動は国を害す論)が今、中国のホットトピックとなっている。 日海 / MShades ■愛国と害国 「害国」という言葉をはじめて使ったのは中国青年報だ(関連記事:【反日デモ】愛国(Aiguo)じゃねぇ、害国(Haiguo)だ!中国青年報がステキ・リリックで暴徒化デモを批判)。しかしこの記事では「愛国の心は完全に正しいが、暴力行為はあかん。「一部」暴徒は害国という論であった。 しかし「保釣害国論」は尖閣に上陸しようとする活動家はすべて害国者であり、さらには賢明な愛国中国人ならば尖閣問題は棚上げにして、日との安定的関係をてこにして経済成長に励むべしという内容。つまり、「ごく一部の暴徒」ではなく、大多数の中国人を害国者として批判する内容だ。炎上もむべなるかな。「経済的利益よりも主権のほうが大事!」云々といった反論が噴出している。 先日、記事「中国は日に謝罪したのか?

  • 美化されてきた中国のネット革命=中国のネットが輝きを失ったわけ : 中国・新興国・海外ニュース&コラム | KINBRICKS NOW(キンブリックス・ナウ)

    中国のネットは想像されているほど「革命」ではない」 青年参考(2012年7月18日付)に掲載された記事が面白かったのでご紹介したい。 先日、日を訪問した天安門事件の学生指導者・王丹は中国変革の希望はネットにあると話していた。ネットによって中国は大きく変わるのではないかという話しは日でもときおり話題に上るネタ。一方で畏友・安田峰俊さんは著書「中国・電脳大国の嘘 「ネット世論」に騙されてはいけない」でこうした見方を激しく批判している。 以下に紹介する記事はオーストラリアから安田さんの意見に一票を入れる論文、といったところだろうか。 ■「中国のネットは想像されているほど「革命」ではない」 ◆美化された中国のネット 今、私たちはネットワークによる情報爆発の時代に生きている。2011年、中国のネットユーザーは4億5700万人に達した。2015年には6億5000万人にまで膨れあがると予測されてい

  • 中国の「オリエンタリズム」に目をつむる御用学者=チベットをめぐる神聖化と妖魔化(tonbani) : 中国・新興国・海外ニュース&コラム | KINBRICKS NOW(キンブリックス・ナウ)

    Tibet / AAAAlx チベット人作家ウーセルのブログエントリー「どちらがオリエンタリズムなのか?」。ウーセルの英訳記事を掲載しているブログ「High Peaks Pure Earth」で昨年もっとも読まれた記事の一つだったという。小説「失われた地平線 」が西洋人に今も人気であり、「シャングリラ」とか「オリエンタリズム」という言葉に反応し易いからであろうか?もちろん内容もパンチが効いててすばらしい。 どちらがオリエンタリズムなのか? ■西洋人のシャグリラ・コンプレックス……中国人研究者の批判 2008年にチベット全土で抗議行動が起きた時、中国の主流の学者や作家の間にとても面白い反応が見られた。 例えば、専門のチベット研究者ではないという清華大学教授の汪暉、チベット研究者という中国人民大学教授の沈衛栄だ。2人はともに著書などで、西洋には「シャングリラ・コンプレックス」「シャングリラ神話

  • アナーキー・イン・ザ・PRC - 梶ピエールのブログ

    先日、梅田の駅ビルに出来た映画館で、姜文監督の『さらば復讐の狼たちよ』を観た。評判に違わず、娯楽作品として完成度が高いだけでなく、今の中国を考えるにあたって格好の題材を提供してくれる傑作だと思う。この作品は特にリベラルな知識人層から絶賛されたと理解しているが、この作品で明らかになったのは、姜文のリベラリストというよりもむしろアナキスト的な側面だという印象を受けた。映画の内容とその政治的な「読み方」については、福島香織さんによる以下の記事が詳しいのでそちらを参照のこと。 http://business.nikkeibp.co.jp/article/world/20120702/234035/?top_updt&rt=nocnt 上にも書いたように、姜文はどちらかというと左派よりはリベラル派に人気のある監督だと思うが、姜文自身の立ち位置は典型的なリベラリズムとはかなり距離があると思う。いわゆる

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  • 汪暉、重慶事件を語る(下) - 梶ピエールのブログ

    (承前)汪氏の論説に対する批判の二点目は、彼が温家宝による「密室政治」を攻撃するあまり、現代中国社会における様々な矛盾をことごとく温とそのブレーン、ならびに彼らが推し進めようとしている「新自由主義」政策に帰する、という一種の陰謀論になってしまっている点だ。 たとえば彼は、広東省に基盤を持つ南方系メディアを中心として「メディアの政党化」、「政治家のメディア化」が生じているとして、以下のような批判を行っている(『世界』7月号253ページ)。 第一級の党メディアの系統と第二級の党メディアの系統(たとえば南方系など)が緊密に連携をとって、民主、自由、開放の名の下に「真相政治」を弄んだ。それらの基調と温家宝の記者会見のレトリックは完全に一致するものであり、そこで「人民の目覚め」、「改革開放」、「政治民主」などの言葉が使われた。このような虚飾に満ちた言語が密室政治を通じて「真相」を操作するのである こ

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