先日、ある韓国料理店に予約の電話を入れた。電話に出た相手は英語を話さなかったが、意思の疎通に問題はなかった。「Galaxy S24 Ultra」を試用中だったからだ。これは、サムスンが米国時間1月17日に発表した3つの新型スマートフォンの1つだ。 サムスンは、他のテクノロジー企業の例に漏れず、人工知能(AI)に注力している。Galaxy S24シリーズには、冒頭で紹介した通話翻訳機能をはじめ、生成AIを活用した機能がいくつも搭載されている。生成AIとは、大規模言語モデルをもとにコンテンツを生成したり、質問に会話形式で(必ずしも正確ではない)答えを返したりすることのできるAIだ。生成AI機能を満載したGalaxy S24シリーズの登場は、スマートフォン市場が伸び悩むなか、大手テクノロジー企業が自社製品の差別化やスマートフォンの買換え促進のために、AIを積極的に活用するようになっていることを示