銀行で自分が使うかのように装って不正に口座を開設したとして、千葉県警松戸署は13日、詐欺の疑いで、同県柏市の市立中学3年の少女(15)を逮捕した。この口座は昨年11月、還付金詐欺の被害者が犯人から指定された振込先となっていた。少女は「男友達に『こういうのって、お金になるんだよ』といわれて口座を作った。見返りに金を受け取った」と供述しているという。 調べでは、少女は昨年11月2日、柏市の都市銀行支店の窓口で、自分が使うかのように装って普通預金口座の開設を申し込み、通帳とキャッシュカードの交付を不正に受けた疑い。 この口座は同月29日、社会保険事務所の職員をかたる男から「あなたと夫の分の還付金があります」と電話を受け、約200万円をだまし取られた、松戸市の女性(78)が振り込んだ先の1つだった。 少女は、男友達や報酬額については話したがらないという。還付金詐欺の容疑者は摘発されておらず、同署は