ひたちなか市の勝田と阿字ケ浦を結ぶ第三セクター「ひたちなか海浜鉄道湊線」で23日、製造後40年以上たった今も現役で活躍する4両の気動車が連結して走る「レトロ列車4連運行」と題したイベントがあった。全国でも最古級といわれる列車を撮影できるとあって、鉄道ファンらが雨の中、駅構内での連結作業に見入った。 4両はいずれも1960年代に製造され、かつては北海道の炭鉱鉄道などで使われていた。湊線ではふだん1両か2両編成で走る。4連運行はファン感謝の一環で、2008年の三セク化後初めて。車体色の違う4両が、那珂湊〜阿字ケ浦間を1往復した。列車に乗り込んだ栃木県大田原市の会社員山田大介さん(32)は「色々なところにいた古い車両が一堂に走るまたとない機会なので来ました」。