花札 花札(はなふだ)は、日本のかるたの一種。別名花かるた、花がるた、花めくり。一般に花札といえば八八花(はちはちはな)のことを指し、一組48枚に12か月折々の花・植物が4枚ずつに書き込まれている。「花牌(はなふだ)」「弄花(ろうか)」「さしえん」「しば」「相撲取り板」「屋根板」「夜会」と隠語で呼ばれていたことがある。 48枚という構成は、ポルトガルのトランプが伝来した名残である。2人で遊ぶこいこい、3人で遊ぶ花合わせという遊び方が一般的。広く海外へも伝播している。 日本にカードゲームが初めて上陸したのは安土桃山時代で、南蛮貿易を契機にポルトガル人によって、鉄砲やキリスト教、カステラ、タバコ等と共に伝えられた。「かるた(歌留多,加留多,骨牌)」は外来語で、ポルトガル語でカードを意味する「carta・カルタ」である。札が裏貼りされていることやゲームの進行が反時計回りなのもこの頃の名残である。