時は1991年。我らがMCコミヤが米国のバブリーラッパーMCハマーに日米ラップ対決を挑み、勝利を勝ち取ったことは皆さんの記憶に新しいことだろう。 そして1994年。再び日本のラップ界に激震が走った。ラップ界の重鎮EAST ENDにアイドルユニット東京パフォーマンスドールの市井由理が加わり、EAST END×YURIとして「DA.YO.NE」を発売し大ヒットを飛ばしたのだ。EAST END×YURIは紅白に出場するなどいくつもの快挙を成し遂げた。 そして「DA.YO.NE」の成功を機に日本語ラップシーンは群雄割拠の時代に突入した。 1995年になり、日本の各地から名乗りを上げたラップ大名が天下取りを目指しCDをリリースし始めたのだ。 北は北海道から南は九州まで、町おこしの道具に日本語ラップが利用されるという前代未聞の事態が起こる。 まさに世は戦国時代 そんな「DA.YO.NE」以降の日本語ラ