幸手市商工会は、地元が舞台の人気アニメ「らき☆すた」を地域おこしに役立てようと、原作者の美水(よしみず)かがみさん(31)が昨年まで暮らしていた市内の民家を登場人物の部屋などに改装、「美水かがみギャラリー幸手」として公開を始めた。市商工会は「訪れたファンが地元商店街にも足を運ぶような仕組みを作りたい」と意気込んでいる。 公開されているのは、美水さんが15年ほど前から祖母、母、姉と暮らしていた3階建ての民家で、主人公の女子高生や父親、いとこなどの3部屋が原作に基づき再現されている。 主人公の部屋は、美水さんが漫画を描いていた仕事部屋で、主人公の制服や趣味のテレビゲームなどに加え、美水さんが使っていたイスなども配置。漫画の単行本や直筆の原画などの展示室や、訪れたファンが交流するコミュニティースペースも設けられている。 市商工会は、アニメの舞台に登場する鷲宮町の鷲宮神社などの“聖地”を巡る多くの