コンテナの積み込みを待つJR貨物のディーゼル列車=JR北見駅集荷したタマネギを満載したコンテナの積み込み作業=JR北見駅 北見産のタマネギなどオホーツク地方の農産物を長年、札幌や本州に運んでいる臨時貨物列車が、2012年度に廃止される見通しになった。列車を運行するJR貨物が機関車の老朽化や採算性を理由に方針を表明した。JR側は輸送をすべてトラック業者に委託することで支障はないとするが、地元農協や自治体などは輸送力や定時性などの点で不安を訴え、四半世紀以上続いてきた「タマネギ列車」の存続を求めている。 JR貨物が廃止を表明したのは北見―北旭川間を結ぶ臨時貨物列車。国鉄がJRに移行した1987年には運行していたが、「それ以前のいつから始まったかの記録は確認できない」(JR)という。 タマネギなどの収穫・出荷に合わせ、8月中旬から翌年4月の中〜下旬までほぼ毎日、一日2往復運行し、北旭川や札