富山市の環状線路面電車「セントラム」が23日で開業1か月を迎えた。 中心市街地活性化の切り札として同市が約30億円をかけて導入したが、「客足は伸びない」と渋い顔の商店主もおり、開業効果は今のところ実感できるほどではないようだ。一方、街中心部に住民を増やす取り組みが、じわりと広がっている。 床が低く、乗り降りしやすい2両編成の路面電車が、JR富山駅、県庁、富山城などを静かに巡る。 市の中心部から約2キロ離れた郊外に住む会社員佐々木浩さん(33)は「普段は車で出掛け、じっくり中心市街地を回ったことはなかったが、気付かなかった風景が見えてきた。知らない店が多く、これからセントラムを使って訪ねてみたい」と話す。 車の免許を返上し、沿線に住む亀井三郎さん(77)は「楽にゆったり乗れるのでありがたい。昔のように路面電車の路線をもっと延ばしてほしい」と語り、利用者には好評だ。 富山市は、車がな
タミフル、リレンザに続く第3の治療薬。新型インフルエンザが流行したため厚生労働省が優先的に審査し、13日に世界で初めて承認した。 ラピアクタは商品名で、一般名はペラミビル。点滴薬なので、飲み薬のタミフルや吸入薬のリレンザを使いにくい重症患者らに投与しやすい。対象は15歳以上。3月までに約70万人分を供給する。
地元の女性がモデルで登場し、ファッションや地域の魅力を発信するフリーペーパー「美少女図鑑」が各地で創刊されている。 「東京ばかり見て、自分たちの街に誇りを持てない現状を変えたい」と2002年に新潟市で誕生し、先月末までに40道府県に広がった。今年度内に、東京を除く46道府県で発行される見込みだ。 「新潟美少女図鑑Vol.16」の配布が始まった先月15日。新潟市中央区の商業ビルに置かれたA5判の冊子を手にした高校2年生の大田奈央さん(17)は、「自分もこうなれたら、とあこがれる」。モデルで登場した大学生の伊藤亜沙美さん(22)は、「生まれ育った街がきれいに写っていて、なかなか良いかも」と満足そう。 「美少女図鑑」は02年11月、新潟市の広告企画会社「テクスファーム」が創刊した。広告を控えめにしたファッション誌のような作り。10〜20歳代のモデルをオーディションで選ぶのを始め、カメラマン、美容
原因不明の激しい疲労が半年以上も続く「慢性疲労症候群(CFS)」を診断できる血液中のたんぱく質を、大阪市立大の木山博資教授(解剖学)らが発見した。 CFSには自覚症状を中心に判定する診断基準はあるが、血液の検査値など客観的な指標(マーカー)はなく、今回の発見は健康診断などに活用できそうだ。 木山教授らは、5日連続の運動で極度に疲労させたラットの脳下垂体の中葉と呼ばれる部分を分析。「α―MSH」というたんぱく質が異常に分泌され、血液中のα―MSHの量も上昇していくことを突き止めた。α―MSHの分泌は神経伝達物質ドーパミンが抑制しているが、ラットでは疲労がたまるにつれドーパミン産生能力が低下していた。 一方、CFSと診断された患者57人と、健康な30人の血液を使い、α―MSHの量も測定した。その結果、発症後5年未満の37人の平均値は健康な人に比べ、約50%も高かった。一晩徹夜した人の血液を調べ
鹿児島県阿久根市の竹原信一市長(50)が5日夜、同市の防災行政無線で「マスコミは私を陥れようとしている」などと主張した。 防災行政無線は市内各地の屋外や一部の家庭に設置されており、竹原市長の話は午後7時半頃から突然、数分間流れたという。 複数の市民によると、市長は、昨年11月に自身のブログに障害者の出生を否定するような文章を掲載したことについて「ブログを発信して1か月後にマスコミが騒いだ。私を陥れるためだ」と訴えた。
うつ病患者が100万人を超え、この10年間で2・4倍に急増している。不況などの影響はもちろんだが、新規抗うつ薬の登場との関係を指摘する声も強い。安易な診断や処方を見直す動きも出つつある。 東京の大手事務機器メーカーでは、約1万2000人いる従業員中、心の病による年間の休職者が70人(0・6%)を超える。2か月以上の長期休職者も30人を超えた。多くがうつ病との診断で、10年前までは年間数人だったのが、2000年を境に急増した。 この会社の産業医は、「『うつ病は無理に励まさず、休ませるのが良い』との啓発キャンペーンの影響が大きい」と話す。うつ病への対処としては正しいが、「以前なら上司や同僚が励まして復職させたタイプにも、何も言えなくなった。性格的な問題で適応できない場合でも、うつ病と診断されてしまう」と、嘆く。 国の調査では、うつ病など気分障害の患者は、2000年代に入り急激に増えており、一概
埼玉県の幸手市と鷲宮(わしみや)町で、一風変わった初詣での準備が進んでいる。地元を舞台にしたアニメ「らき☆すた」のファンが、作品に登場する神社のモデル「鷲宮(わしのみや)神社」(鷲宮町鷲宮)を目指してやってくるからだ。 登場人物の特別住民票の発行を計画している。キャラクターなどを描いた「痛車(いたしゃ)」の集結も予想され、鷲宮町は役場や町立図書館の駐車場を開放する。 「らき☆すた」は、幸手市がモデルの街に暮らす女子高校生、泉こなたの日常生活などをコミカルに描いた。2007年にアニメ化され、熱狂的なファンを持つ。「鷹宮神社」として登場するのが、関東最古の大社といわれる鷲宮神社だ。 「らき☆すた」効果もあって、今年の正月三が日の人出は前年より約12万人多い約42万人となり、大宮氷川神社(さいたま市)に次ぐ県内2位に躍り出た。 昨年4月、登場人物を住民登録した鷲宮町は、31日夜から正月三が日、神
JR各社は18日、来年3月13日から実施するダイヤ改正に合わせて、乗客が減少している、上野―金沢駅間の寝台特急「北陸」と夜行急行「能登」の定期運行を廃止すると発表した。 今後は週末や夏休みなどの繁忙期に年間150日程度、運行させる。 北陸は1950年から、能登は59年から運行を開始。能登は全国的にも珍しい、ボンネットのように先頭が突き出た「489系」車両を利用し、鉄道ファンに親しまれていた。 またJR東日本は改正に合わせ、横須賀線の武蔵小杉駅(川崎市)を開業させる。
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く