経営理念 パタゴニア「最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える」 2009年1月14日(水)08:00 環境や貧困解消をうたう企業が増えている。言葉を飾るのは容易だが、その多くが社会貢献をしている“アリバイ作り”の感も否めない。CSR経営の先駆者であるパタゴニア。その存在が突き抜けているのは、理念への徹底したコミットメントにある――(本記事は、公開情報を参考に、グロービス経営大学院で教鞭をとる嶋田毅が主観を交え、経営学の視点から企業の経営理念を読み解いたものです)。 ■ミッション・ステートメント 最高の製品を作り、環境に与える不必要な悪影響を最小限に抑える。そして、ビジネスを手段として環境危機に警鐘を鳴らし、解決に向けて実行する。 社員をサーフィンに行かせる哲学 パタゴニアは、登山用品やアウトドア用品、サーフィングッズ、スポーツウェアなどの製造販売を行う