最近継承してないな〜
![継承って結局いつ使うの?](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b1638cdb5807a4788e4ba3c1109a984166e095fc/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fanond.hatelabo.jp%2Fimages%2Fog-image-1500.gif)
この記事は第2のドワンゴ Advent Calendar 2015の5日目です。 ちなみに前日は@deflisさんでした。 先日の記事で分かる通りドワンゴ社員()なのですが、まぁ@mesoさんが「厳格な管理とかめんどくさいので、元社員も参加すればいいんじゃないかな。」とか言ってるしお目こぼし頂きたく… 去年のアドベントカレンダー記事は「関数型プログラミングとは結局なんなのか」というタイトルで、関数型プログラミングという語が何を指していて何を指していないのか、みたいなことをなるべく平易にまとめました。 なので今年は「オブジェクト指向プログラミング(以下OOP)とは結局なんなのか」という記事にしてみた…のですが、なにぶん語の指す範囲が広く、また自分も理解しきっているわけではないので、多少不正確な点があるかもしれません。 「関数型は流行りだけど、今更OOPかよ」とか思われるかもしれませんが、お付
スティーブ・ジョブズによる、オブジェクト指向プログラミングとは何かという非常に平易な言葉でのわかりやすい説明。 オブジェクト指向プログラミングに関するいい説明にはなかなか出会えていませんでした。正式なエンジニアリングの教育を受けたわけではないけれど、いつも技術やデザイン、芸術といったやることすべてに明確なアイディアを持って説明する、ある人の言うことを聞くまでは。 ここに挙げるのは1994年の「ローリングストーン」のインタビューの引用で、スティーブ・ジョブスがオブジェクト指向プログラミングとは何かを説明しているものです。 Jeff Goodell : そもそもオブジェクト指向ソフトウェアとは何か、簡単な用語で説明していただけますか? Steve Jobs : オブジェクトとは人間のようなものだ。生きていて、何をどうすべきかという知識を自分の中に取り込み、物事を覚えていられるようにメモリーを持
「よい」とされているプログラミング手法のひとつに差分プログラミングがある。クラスを継承して親クラスとの差分だけのコードを書けば、親ですでに実装されている機能はそのまま使えて、かつカスタマイズもできるというやつだ。 たとえばGUIのボタンをカスタマイズしてマウスオーバーするとなにかちょっと特殊なことを行うボタンを作りたいとしたら、ボタンクラスを継承して、マウスオーバーのイベントハンドラをちょいちょいとカスタマイズしてやればよい。差分プログラミングは大変素直でよいプログラミング手法のような感じがする。 よいのはよいと思う。 しかしこういういい例だけをみてそれをどこでも真似しようと思ってしまうと、不必要な抽象化を積み重ねる困ったプログラマになってしまう(そういう人は結構たくさんいる)。自分でプログラムを書く場合には、よくできたクラスライブラリやフレームワークをお手本にして抽象化を行うのは、ほとん
About reserved postingIf you register a secret article by the day before the same day, it will be automatically published around 7:00 on the same day. About posting periodOnly articles submitted after November 1 of the year can be registered. (Secret articles can be registered anytime articles are posted.)
問.Cでオブジェクト指向プログラミングを行なえ。ただし「オブジェクト指向プログラミング」とは、次のような特徴を持つプログラミング技法であるものとする: オブジェクトの実装はオブジェクトのユーザーからは隠蔽される(カプセル化/隠蔽) 同一型のオブジェクトと同一メソッドを与えた時、実際のメソッドの動作はオブジェクトの内容により変化する(ポリモーフィズム/多態性) なお、ユーザーが既存のオブジェクトをカスタマイズして新たなオブジェクトを作成する機能は、必要ないものとする。 この問いの狙い よく、「オブジェクト指向プログラミング」と「オブジェクト指向言語」は混同されます。が、前者はプログラムを設計する上での考え方で、後者はその考え方を容易にソースコードに書けるような仕様になっている言語の事で、全く違うものを指しています。 その証拠を示すため、「非オブジェクト指向言語」たるC言語で「オブジェクト指向
ask.fmで、面白い質問が来た。なんと、C言語にクラスを追加する提案論文が、先月末に公開されているというのだ。 N1876: Adding classes to C C言語の標準規格は追っていないのだが、なかなか興味深い。 この提案は、C言語にC++風のクラス機能を追加する提案だ。ただし、C++のクラスをそのまま持ってくるのではなく、だいぶ保守的な採用の仕方をしている。 この論文で提案されているクラス機能は、C++の文法によく似ている。クラスstructかclassキーワードで宣言する。アクセス指定子もあり、structはデフォルトでpublic、classはデフォルトでprivateなのも、C++と同じだ。 派生はあるが、多重派生は認められていない。 virtual関数やRTTIはない。 また、C++にある、自動的に呼ばれるコンストラクター、デストラクターは存在しない。 かわりに、イニ
はじめに 僕がプログラミングを始めてから、もうすぐ12年になろうとしています。 この12年間、いろんな技術書を読んだり、仕事やプライベートでたくさんコードを書いたりしてきました。 最初に入ったSIerでは主にJavaを、前職の社内SE時代はC#をメインのプログラミング言語として使ってきました。 現在はRubyをメインで使っていますが、言語が変わっても、また何年経っても「これはあのとき学んだ知識が役に立ってるよなあ」と思う瞬間がときどきあります。 そこで今回はこれまでに読んだ技術書を一通り振り返り、「この本で学んだことは今でも役に立ってる」と思うものを17冊ピックアップしていきます。 おことわり (2014.09.29 20:00追記) このエントリのタイトルは「10年経った今でも役に立っている」という意味で付けています。「今から10年後まで役立つ」という意味ではありません。(紛らわしくてご
この記事は、故石井勝さんが1999年に書いた記事を Qiita に転載するものです。オブラブ(objectclub.jp)にて記事をホスティングしていましたが、現代でも十分に読める内容なので、たくさんの方に読んでもらいたいと思い、若干の編集(リンクとコンテキスト追加)を平鍋が行い、転載します。今でも、読みやすく、カジュアルな語り口のよい記事です。 オブジェクト指向の法則集(転載元:http://objectclub.jp/community/memorial/homepage3.nifty.com/masarl/article/oo-principles.html ) なお、この記事の他にも石井さんのオブジェクト指向やRubyに関する多くの記事をオブラブの「まさーるのページ」で読むことができます。では、以下に石井勝さん(旧メールアドレス masarl@nifty.com)の記事を転載します
プログラムがまだ不慣れな人が「プログラムちょっとわかるようになったけど、まだぜんぜんオブジェクト指向とかできてません」のように言ったり、ちょっと慣れた人が「このソース、ぜんぜんだめ。オブジェクト指向ができてない」にようなことを言ったり、まるで、オブジェクト指向ができてるかどうかがよいプログラムかどうかを表すことになってるようだ。 Javaのアルゴリズムの本に、「Javaなのにオブジェクト指向ができていない」のような書評がついているのを見たときには、お前は何を求めてるんだと思ったりもした。 そのようなオブジェクト指向は、窓から投げ捨てるべきだ。オブジェクト指向はプログラムのよしあしの基準にならない。 むだにHogeインタフェースとHogeImplクラスがあったり、むだにnewするだけのcreateメソッドがあったり、どこで値が設定されてるかわからないオブジェクトがひきまわされてたり、ソースコ
あわせて読みたい 新人プログラマに知ってもらいたいメソッドを読みやすく維持するいくつかの原則 ペアプログラミングして気がついた新人プログラマの成長を阻害する悪習 「オブジェクト指向プログラミング」と「関数型プログラミング」のたった一つのシンプルな違い あきらめるにはまだ早い!ソースコードの品質向上に効果的なアプローチ 2015年に備えて知っておきたいリアクティブアーキテクチャの潮流 この記事について この記事は新人向けの研修内容を再編集してお送りいたします。 ここで述べる内容はどのようにして現在のプログラミングスタイルが生まれてきたかを理解することで、よりよいプログラムを書くためのもので、正確なソフトウェア工学の歴史を学ぶためのものではありません。正確な歴史を把握したい場合は、原典をあたるようにしてください。 また、想定している読者は「よくあるオブジェクト指向プログラミングの学習」を既にし
たとえばペンギンクラスを作るとき、まずペンギンクラスを定義する。と言うと、いや待ってください、ペンギンは鳥ですから、鳥から継承させましょう、とかそういう話になる。 継承すると、ポリモーフィズムという技を使えて、鳥を受け取る関数に鳥でもペンギンでも渡せるようになったり、鳥の機能をペンギンが獲得して、足の数は?とか聞くと2とか返ってくる。 便利だけど、鳥でもペンギンでも共通して足の数を知りたいアプリケーション以外でそういうことをし始めると、きりがなくなって、哺乳類クラスが登場したり、生命の樹みたいになって最悪の継承ツリーが出来上がる。 アプリケーション的に意味ない限りは、クラスを作ったり継承したりしてはいけない。そのうち役立つかと思って作りたくなる気持ちは分かるけど、必要になってから作れば良い。大体の場合、後世の人たちが、このクラスなんであるんだろって迷うのにかかるコストの方が高い。
CodeIQ中の人、millionsmileです。 いろいろ経歴を積むと、「いまさら聞けない」ことが増えてきます。「オブジェクト指向」というのもそんないまさら聞けないものの一つでしょうか。 そんなわけで、いまさら聞けないことをイマサラ問題として出題してみました。 問題は、日本のITエンジニアの父と言いたくなるくらい温かみのあるフィードバックをしてくれることで好評な有限会社システム設計の増田亨さんからの出題です。オブジェクト指向設計について2問出題していただきました。総計65名もの方に挑戦いただきました! 問題の解説記事は、オブジェクト指向設計の3つのコツを中心に説明してくれていますので、読みやすいですし、頭にすっと入ってきます。 ではでは、増田亨さんによる解説記事をお楽しみください。 https://codeiq.jp/ace/toru_masuda/ ◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇◇
エンジニアとして良い仕事をするために必要なこと ソフトウェア業界で日米を往復しながら仕事をしていると、世界中のさまざまなエンジニアに会う。私のように「プログラミングを心底楽しんでいる」人から、「新3K」(きつい・厳しい・帰れない)を身をもって体験している人までさまざまだが、共通して言えることは、エンジニアとしての基礎がしっかりできている人とできていない人では、その生産効率に大きな開きがあり、それが結果的には、会社での労働環境や待遇に、そして結果として自分自身にとっての「仕事の充実度」に、大きな影響を与えているということである。 いつも締め切りに追われている、毎回バグで苦しんでいる、徹夜の連続で体力に限界がきているなど、「仕事がきつい」理由はいろいろとあると思うが、会社や上司の悪口を言う前に、自分自身がプロフェッショナルなエンジニアとしてこの業界で勝負をするうえで必要な最低限の基礎がで
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く