米テキサス州西部ではしかの検査が行われている場所を示す看板/Jan Sonnenmair/Getty Images via CNN Newsource (CNN) 米テキサス州西部ではしかの感染拡大が続く中、ケネディ保健福祉長官はビタミンAによる治療を重視する姿勢を示している。ステロイド剤ブデソニドや抗生物質クラリスロマイシン、タラ肝油の使用が「良好な結果」をもたらすとの情報にも言及した。 医師らはこうした情報発信について、ワクチン接種促進の取り組みを損なう恐れがあると指摘する。インターネット上では既に、これらの治療法に関する誤情報が出回っている。 米国では2000年にはしかウイルスの根絶が宣言されており、多くの医師ははしかを診た経験がない。はしかの感染に特化した抗ウイルス薬は存在しない。 米イエール大公衆衛生大学院のトップ、メーガン・ラニー氏は「ビタミンAはワクチンの代わりにはならない」