社団法人日本音楽著作権協会(JASRAC)は22日、インターネットでの動画配信などに挿入されるCM(インターネットCM)における、楽曲の使用料率などが決定したと発表した。許諾は4月1日より開始する。 対象となる「インターネットCM」とは、動画のストリーミング配信や、再生制限付きのダウンロード配信などに挿入されるコマーシャル動画/音声。JASRACでは対象となる利用を「CM配布用録音の承諾を得たCMコンテンツをネット配信し、その著作物使用料を広告関係事業者が支払う場合に適用する」と定めた。 使用料率は「媒体費単価による方式」と、「媒体費総額による方式」の2つを用意。媒体費単価とは、広告メディアの広告料単価を意味しており、具体的には1個のコンテンツに1回のリクエストがあった場合の単価の5%に、月間の総リクエスト回数を乗じて得た額。もしくは、5,000円のいずれか多い額が月額使用料となる。