タグ

ブックマーク / robot.watch.impress.co.jp (10)

  • 「大阪大学“ゆらぎ"プロジェクト」東京シンポジウム・レポート

    12月1日、大阪大学"ゆらぎ"プロジェクト東京シンポジウムが秋葉原コンベンションホールにて開催された。主催は大阪大学。 「大阪大学"ゆらぎ"プロジェクト」は、平成18年度 文部科学省科学技術振興調整費「先端融合領域イノベーション創出拠点の形成」プログラムの1つとして年度に採択された課題「生体ゆらぎに学ぶ知的人工物と情報システム」の略称で、大阪大学と民間企業6社、3研究機関との協働プロジェクト。「ゆらぎの利用」に焦点をあてて、基礎科学から産業化・実用化技術に至るイノベーション創出を目指す。 生体システムの機能発現の仕組みを「ゆらぎの利用」の視点から追究して新しいコンセプトを創出。そして、その知見を取り入れたナノ材料物質科学、情報システム科学、ロボット工学を構築することによって、生体特有の柔軟な機能を模倣した情報処理センサを組み込んだ人工臓器、人間にやさしい高機能ロボット、生体特有の適応性・

  • 産総研、知能システム研究部門 研究成果展示会「オープンハウス2006」を開催

    11月15日、独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研)知能システム研究部門は、研究成果展示会「オープンハウス2006」を開催した。サブタイトルは「Robot Technologyで明日を描く」。 産総研知能システム研究部門との連携に関心のある企業や研究機関を対象にしたもので、合計18件のRT(Robot Technology)関連の研究展示と、4件のセミナーが開催された。セミナーと展示を合わせて紹介する。 ● 各種ロボットの展示 まずは空中用のロボット、UAV2点が展示されていた。「自律型無人ヘリコプタ」は小型の無人ヘリの実現を目指したもので、HIROBOの市販ホビー用ラジコンヘリに機器を搭載した。重量11kg、エンジンの排気量は15cc。 高精度な位置姿勢情報から、自律飛行、自動離着陸ができる。胴体下部には産総研の開発した汎用3次元視覚認識システム「VVV」を搭載しており、3次元画像が

  • 脳と機械を繋ぐテクノロジーのいま

    11月6日、京都大学芝蘭会館にて「脳を活かす研究会」の「脳を繋ぐ」分科会が開催された。主催は「脳を活かす研究会。共催は、社団法人 日生体医工学会、日神経科学学会、電子情報通信学会ニューロコンピューティング研究会、電子情報通信学会ブレインコミュニケーション研究会、日神経回路学会、脳と心のメカニズム、医療・福祉分野におけるヒューマンインターフェース研究会、NPO法人 脳の世紀推進会議、電子情報通信学会HCG脳情報通信時限研究専門委員会。後援は、特定非営利活動法人 日せきずい基金。 最初に、自然科学研究機構 生理学研究所の伊佐 正氏が「脳を活かす」研究会の趣旨と、今後の活動予定を述べた。 脳科学の成果の実応用を目指す「脳を活かす研究会」のなかでも「脳を繋ぐ」分科会は、ブレイン・マシーン・インターフェイス(BMI)などの技術を使って、障害を受けた人のもつ機能を手助けすることを狙う。 伊佐氏

  • 山本弘氏、「人類は異質の知性を受け入れなければならない」と語る

    11月4日、「アキバ・ロボット運動会」会場にて、「ハヤカワSFセミナー・SFにおける人間とロボットの愛の歴史」と題してSF作家の山弘氏による講演が行なわれた。司会は早川書房「S-Fマガジン」編集長の塩澤快浩氏。 山氏は今年5月、ロボットや仮想現実を扱ったSF『アイの物語』(角川書店)を出版した。舞台は数百年後、機械に支配された地球。アイビスという名前の戦闘用女性型アンドロイドが人間の少年に対して「物語」を語るという形式をとった連作短編集だ。ロボットが知性を獲得していった経緯や、なぜ人類が衰退していったのか、アイビスがなぜ女性型で戦闘用ロボットなのかといった謎は、徐々に明らかにされる。バラバラの時期に発表された短編を一のストーリーとしてまとめたこの作品は、SFファンや評論家たちから高く評価されている。 人間そっくりのロボットを作りたいという物語は、昔から繰り返し語られてきた。「ロボット

  • コラム: 通りすがりのロボットウォッチャーロボットデザイン考1 ロボットの姿の変遷

    ロボットは誰がデザインするのがいいのだろう? 機械だから工業デザイナーなのか? 機能を追及するとエンジニアなのか? アニメのメカデザイナーなのか? ファッションデザイナーなのか? 考えると夜も眠れず昼寝してよだれを垂らすこととなった。 夏の暑い盛りの昼寝はこたえられないね。 なことしてる場合ではなく、ロボットのカタチは誰が作るのがいいのかということをすばやく書かねばの娘だ。 自分で言うのも恥ずかしいが、オレはSFイラストを描いている(当人はまだ現役のつもり)。となると、SFに登場する見たことのないメカも描かなくてはならない。ロボットもそれらのひとつだった。 ロボットはどういう姿をしているといいのか、それはとても気になった。小説のなかで書かれている機能を実現する形がいいのか、そんなものは関係なく見栄えのするものがいいのか、実在しておかしくないものがいいのか、つきつめて考えると1mmの線も描け

  • コラム: 鹿野 司の「人生いろいろ、ロボットもいろいろ」―望遠鏡・人類の知覚を拡大するパワードスーツ―

    我々の所属する銀河の中心には、超巨大ブラックホールが存在している。 これは仮説ではなく、ほぼ確信できるレベルの証拠が、すでに見つかっている。 そしてその証拠は、ロボットの技術なしには得られないものだった。 まあ、風が吹けば桶屋が儲かる、みたいな話かもしれないけれど、現代の天文学には集積技術と、ロボット技術が絶対に欠かせない。 光学望遠鏡は、日のすばる望遠鏡(主鏡サイズ8.2m)を含め、今では8~10m級の巨大なものが、世界に10カ所近くある。 しかし、1990年代の終わりに、このクラスの望遠鏡ができはじめる以前は、世界最大の望遠鏡といえば、アメリカはカリフォルニア州にあるパロマー天文台の、200インチへール望遠鏡の事だった。 この口径5mの望遠鏡は1946年に作られたもので、それからほぼ半世紀にわたって世界最大の望遠鏡であり続けた。つまり、それだけ長い間、これを越える規模の望遠鏡を作る技

    monolith
    monolith 2006/08/29
    ロボット直球の記事じゃないけど,非常に面白い
  • コラム: 次世代ロボット産業化を目指して~産総研ヒューマノイド研究グループ長 比留川博久氏

    独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研) 知能システム研究部門 副研究部門長 兼 ヒューマノイド研究グループ長 比留川博久氏 「最近は、何でもいいから売ってくださいね、としか言ってないんですよ」と、比留川博久(ひるかわ・ひろひさ)氏は語る。比留川氏は、独立行政法人 産業技術総合研究所(産総研) 知能システム研究部門 副研究部門長 兼 ヒューマノイド研究グループ長を務めている、研究用ヒューマノイド・プラットフォーム「HRP-2」愛称プロメテの生みの親の1人だ。最近は研究開発だけではなく、次世代ロボット産業立ち上げも視野に入れた活動を行なっている。 産総研は6月27日に、ユーザー指向ロボットオープンアーキテクチャ「UCROA」の開発を発表した。UCROAによって、産総研が持っている技術をはじめ、各社がバラバラに行なっているロボット開発技術をモジュール化、規格を統一化し、ロボット開発のコストを

  • コラム: 等身大“コピーロボット”で存在感の本質を追求する〜大阪大学 石黒 浩 教授 - Robot Watch

    「人間の脳は、人間を相手にしたときに最大限の能力を発揮するようにできている。だからこそ人は、ヒューマノイドやアンドロイドに魅せられるんです。コミュニケーションというタスク以外に、アンドロイドやヒューマノイドの研究としてコミュニケーションを考えるのが一番意味があると思っている」 眉根を寄せた顔つきに眼力が込められたような視線。黒い服。一見とっつきにくそうだが、実際に口を開くと驚くほど穏やか。「僕は素直なんですよ。いや当に」と冗談も飛ばす。そのいっぽう、物言いは率直でストレート。この人の頭の中では色んなタスクが同時に処理されているんだろうな――。そんな印象を抱いた。 大阪大学大学院工学研究科 知能・機能創成工学専攻 知能ロボット学研究室 教授、ATR客員室長、ロボット・ベンチャーのヴイストン株式会社の特別顧問。これが石黒 浩氏の肩書きの一部だ。常に何かをやっていないと気が済まないタチだという

  • 研究者自身のコピーロボット「ジェミノイド」公開

    ジェミノイドは46自由度を持ち、エアーコンプレッサーで駆動する。通信や電源のケーブルは尻の部分から出ており、椅子の軸部分を通して見えないように隠している。体は石黒氏の全身を型どりしてコピーした。頭部は頭蓋骨の外形をMRIで撮像してコピーしたという。皮膚表面はシリコンゴム製である。体を作製したのは株式会社ココロ。体製作期間はおよそ半年で、ソフトウェアに2、3カ月程度かかっているという。 実在の人間とロボット技術とを融合することで、人間の動作やしぐさ、外観をコピー。実際の人間の「存在感」を写し取って、モデルとなった人間が別の場所に同時に存在する、いわゆるテレイグジスタンスを実現する、あるいはそのためには何が必要かを探るテストベット・ロボットとして開発された。 人間の存在感は人それぞれ固有のものである。コミュニケーションにおいては、対話相手が人の情報を持っているかどうか、どんな相手と喋っ

  • ロボットWatch Title Page

    Robot Watchは2009年12月末をもって休刊いたしました。長い間ご愛読ありがとうございました。 今後ともImpress Watchをご愛顧のほど、よろしくお願いいたします。

  • 1