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ブックマーク / yahara.hatenadiary.org (3)

  • 2006-07-12

    元村有希子さんが、今日の「発信箱」(毎日新聞朝刊2面)で、「黙せず語れ」と題して、この問題をとりあげられた。 松教授の沈黙は歓迎できない。彼女が不正に受け取った研究費は、私たちの税金から出ている。ジダンが黙ってもサッカー人気は衰えないが、彼女が黙ると、日の科学技術への信頼は急降下する。 賛成である。この問題が、日の科学技術に与えたダメージは甚大だ。早速、100億円あまりの予算が凍結された。それ以上に、国民の信頼を失った影響は、はかりしれない。松教授の沈黙は、彼女が日の科学に対して、責任感を感じていないからではないか。 毎日新聞の「土曜解説」では、下桐実雅子さんが、「大学研究費の不正使用 急増に管理追いつかず」と題して、記事を書かれている。 「不正はなぜ起きたのか?」と問題を提起したあと、「特定のスター研究者に資金が集中する弊害も出ている。松教授を知るある関係者は『潤沢に研究費を

    2006-07-12
  • 学振特別研究員は常勤研究職への近道 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    学術振興会プログラムオフィサー(正式には学術システム研究センター生物系科学専門調査班専門研究員:名簿はコチラ。このメンバーで科研費・学振特別研究員の審査員を選ぶ)をつとめているので、かねてから知りたかった特別研究員の「個体群動態」に関する資料が入手できる。 会議の配布資料とウェブサイトに公表されている資料から、将来の見通しを推測して、先日の会議で報告した。良くも悪くも、委員の「感覚」とかなりかけはなれた実態がある。 きちんとした数字の裏づけにもとづいて、政策決定をする必要があるのだが、現実には必ずしもそうなっていない。私で可能な範囲で、改善の努力をしたい。 いくつか、これまでに判明した重要なポイントを要約しておく。 1 学振特別研究員に採用された者は、就職率が抜群に良い。 平成15年度終了者(平成13年採用)の場合、PDでは43%が常勤研究者、19%が非常勤研究者、27%が他のポスドク

    学振特別研究員は常勤研究職への近道 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
  • 科学がきらわれる理由 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)

    オーバーポスドク問題に関する長いブログ(「柳田さんへの手紙」)に対して、「熱い議論」は起きなかった。「専門馬鹿がなぜ悪い」と題してブログを書いたときとは大違いである。これは、予想どおりの結果だった。 「専門馬鹿がなぜ悪い」と題したブログに始まる、長い議論から、私なりに学んだ。科学者は科学者らしく、科学の方法にもとづく問題提起をしたほうが良い。その方が、生産的で、冷静な議論ができるだろうと考えた。 私がしたことは、自然科学の初歩的な手続きを踏むことだった。 第一に、定性的な記述から定量的な記述に切り替える。 第二に、量的な過程をモデル化し、予測を行う。 第三に、これまで見落とされているポイントを考え、新たな指標・変数を付け加える。 結果として、議論は澄んだと思う。jsさんが指摘されている点をはじめ、さらに分析を精密化をする必要があるが、問題を考えていく一つの枠組みはできた。 しかし、まだ重要

    科学がきらわれる理由 - 空飛ぶ教授のエコロジー日記  (Y日記)(研究業務用)
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