恐竜についてまったく興味がないという人は珍しいだろう。地球上にさまざまな巨大生物が大量に跋扈している時代があったと思うだけでワクワクしてくる。 しかし、現在知られている恐竜たちは、子どものころ図鑑で見たイメージとはかなり違う。羽毛に覆われた恐竜がいたとか、鳥は生きた恐竜であるとか、まるでウソみたいだ。 これは、「恐竜化石の大発見時代」になり、さまざまなことがわかってきたおかげだ。『恐竜の世界史』の著者スティーブ・ブルサッテは、古脊椎動物のの専門家だ。まだ30代半ばだが、すでに15種もの新種を記載している気鋭の恐竜学者である。 この本、恐竜についてのすべてがわかるといっていいだろう。教科書的なことだけでなく、恐竜研究のパイオニアたちがいかに発見してきたか、仲間との共同研究がいかに楽しいか、そして、自身の研究の経緯も詳しく紹介されている。だから、内容はものすごくビビッドで、まるで冒険物語のよう
<ヒトの多能性幹細胞から作製する豆粒大の人工脳「脳オルガノイド」は、現代の神経科学で最も注目されている分野のひとつだ......> 幹細胞を使ってヒトの器官の小さな三次元モデルを生成する技術は、この10年ほどで大幅に進歩した。とりわけ、ヒトの多能性幹細胞から作製する豆粒大の人工脳「脳オルガノイド」は、現代の神経科学で最も注目されている分野のひとつだ。 医学を一変させる可能性、しかし倫理上の懸念も 米ハーバード大学の研究チームが2017年に発表した研究論文では、「脳オルガノイドが大脳皮質ニューロンや網膜細胞などの様々な組織を発達させる」ことが示され、2018年4月にはソーク研究所の研究チームがヒトの脳オルガノイドをマウスの脳に移植したところ、機能的なシナプス結合が認められた。 また、カリフォルニア大学サンディエゴ校の研究チームは2019年8月、「脳オルカノイドからヒトの未熟児と類似した脳波を
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