人と何かやりとりをするとき,メールでやりとりをするよりも,直接面と向かって話し合った方が,より正確なニュアンスを伝えることができるというのは,みんなが知っていること。 だから,「正確なニュアンスを伝える」という点において,メールは弱いメディアだと言える。 でも,メールにはさらに困った点がある。それは,「ニュアンスが伝わった」と勘違いしやすいということ。メールはニュアンスを伝えにくいけど,頑張れば伝わるに違いない! ……って頑張っても,結局,伝わらないんだよね。 ある社会心理学者による面白い実験がある。 Egocentrism Over E-Mail: Can We Communicate as Well as We Think? 被験者を集めてペアにして,用意された文面を使ってふたつの異なるニュアンス(「真面目に」「皮肉っぽく」)を相手に伝えるという作業を行ってもらう。被験者の半分はメール
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