13日夜、パリで起きた過激派組織「イスラム国(IS)」による同時多発テロの死者は132人、負傷者は349人に達した。実行犯は7人が死亡、1人が逃走したとみられているが、全容はまだ分からない。フランスは15日、米軍と協力してシリア北部ラッカのIS拠点2カ所を空爆した。 日曜日の15日、観光名所のエッフェル塔を訪れると、自動小銃で武装した兵士らが警戒に当たっていた。警察の特殊部隊もライフル銃を携えている。 遊覧車の運転手アーナウドさん(32)は手持ち無沙汰に「テロにやられたパリ10、11区は若者がカフェに集う街です。観光客はパリに来るのを怖がるでしょう。クリスマスや来年夏の観光シーズンが心配です」と言う。 研修のためパリに来ているトルコ人のイルカ・ウンさん(36)は妻と子供を1週間だけ呼び寄せ、エッフェル塔に連れてきた。「トルコでもISによるテロがあり、100人以上が死にました。テロリストに流