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物語と考察に関するmosshmのブックマーク (9)

  • エロゲー田舎論 - utopianism

    http://d.hatena.ne.jp/he-na-he-na/20090519/1242744586 ちょっと議論を整理したいと思った。田舎に典型的な人間関係を描くこと、長閑な田園風景を描くこと、田舎文化のディティル(さぬきうどんとか)を描くことは、それぞれ全く別のことだ。それを単純に「田舎の描写」として一まとめにしては混乱を招くだけだろうと思うので。 ちょっと長いので続きを読む記法で。何故田舎を描くかまず、田舎をエロゲーの舞台として選ぶことの意義から始めたい。 田舎を舞台にとったエロゲーのほとんどは、風光明媚で長閑なパラダイスとしての田舎を描いているか、それとも異世界としての田舎を描いているか、という二通りに集約されるんじゃないか。前者は実にわかりやすい。温かい人間関係、朴訥な人々、美しい風景、etc。都会人の願望を素直に反映しているといえる。しかし後者については、色々と考えるとこ

  • エロゲー田舎論・続き - utopianism

    昨日http://d.hatena.ne.jp/singingroot/20090520/1242797605の続き。  昨日の記事の二項めで"田舎の生活のディティル"について論じたが、今度は少し具体的なことについて話してみようと思う。さて、"田舎の生活のディティル"の中には、特定の地域的なキャラクタリスティクスと結びついたディティル描写と、ただ漠然とした"田舎"と結びついているようなディティル描写の二種類が存在する。前者の例はさぬきうどんのような地域独自の文化や、この町の特産はリンゴだよというような特産品の描写などである。対して後者の例と言うのは、近所のおばちゃんが家に糠床を持っていていつも自家製の糠漬けをくれるよ、というような描写のことである。これは特定の地域文化と結びつかない、いかなる日田舎にもありそうな描写だ*1。 そして昨日の記事でも述べたように、おそらく現在のエロゲーにお

  • nix in desertis:前髪の長い男たち

    昨日のパラノイアでも少し出てきたことだが、言われてみるとエロゲの主人公の顔出しが普通になってきたような気がする。主人公に感情移入して読む場合に、明確な主人公のグラフィックがあるのは不都合だという理由で顔はあいまいにごまかす、というのが通例だったような気がする。しかし、逆にそれは主人公も物語の登場人物の一人として扱う場合に不自然が生じる。そして、主人公を特別視しない物語のエロゲが増えてきたことによって、主人公の顔を隠すかどうかは使い分けが進むようになった、と考えるのが自然であると思う。 鍵ゲーは多くがアニメ化されていて、その過程で顔がついてしまっているので微妙だが、基的に『ONE』『Kanon』『CLANNAD』は「顔なし」で、『MOON.』『AIR』『智代アフター』『リトバス』は「顔付き」主人公である。そうして見るとわかりやすい。(以降鍵ゲーネタばれ注意)前者三つは、プレイヤーに主人公の

  • なぜ、男の子は並行世界とかループみたいな謎の理屈世界で、恋愛が繰り広げられるとキュンキュンするのか? - モノーキー

    ▼追記。 もっともっと簡単に言えば、男の子ってのは趣味や遊びやつまらない事を真剣に考えてしまうのは、全ての事が自身に課された課題とか修行みたいなものと勘違いするクセがあるからに他ならない。 自身が帰属してる(興味のある)モノについて真剣に考えるのが社会から男の子としての役割を与えられた人のクセなんだよね。 逆にそのクセのおかげで、社会の歯車の一部になれるんだけど。 ▼それは、男の子の興味のある事柄に恋愛(コミュニケーション)が落とし込まれるから。 だから男の子にとって恋愛は誰かとするふれあいではなく勉強であり、一人でする思索なのだ。 言い換えるなら、恋愛が人間関係(交渉・ダイアログ)じゃなくて、男の子の大好きな、なにか、一つの物事について思索したり勉強をするという(思考の耽溺・モノローグ)に落とし込めるから。 たとえば、女の子と会話してるのではなく、その向こうの世界観と会話し

  • 超リアルなケータイ小説、超エロいエロゲー、超メイドなメイドさん - シロクマの屑籠

  • 異世界の文字 - 一本足の蛸

    いま出ている『電撃「マ)王*111月号』から『狼と香辛料』の連載が始まった。このマンガの扉をみると「キャラクターデザイン:文倉十 作画:小梅けいと」と表示されているが、肝腎の原作者の名前がクレジットされていない。どうやら担当編集者の指定ミスのようだが、なんだか『狼と香辛料』の今後を暗示しているかのようでもある。 それはともかく、この号の巻頭ではちゃんと名前入りで原作者のインタビューが掲載されているが、そこで「アニメ、コミックには、先生ご自身が関わった部分はありますか?」という質問に対して次のように回答しているのが興味深い*2。 基的に小道具や細かいところのチェックが主です。たとえばですが、うっかり『狼と香辛料』の世界では使われていないアルファベットが混じったりしないようにとか、そういったレベルです。(後略) ここで『狼と香辛料』の原作者が「アルファベット」をどのような意味で用いているのか

    異世界の文字 - 一本足の蛸
  • 考察:「片想い」している女のコは可愛い やまなしなひび-Diary SIDE-

    「恋をしている女性は美しい」――― 二次元における恋愛はその記号性によってか、より「純粋に」、より「真っ直ぐに」、より「一途に」描かれることが多いです。彼女らには一切の打算も迷いもありません。無防備に相手を想うその姿は、フィクションだからこそ僕らを惹き付けるのかも知れませんね。 現実の僕らの恋は移ろいやすく、妥協の連続で、決して美しいものばかりではありません……「だけれども」というよりも「だからこそ」、僕らは“純粋な恋愛”を描き続ける二次元が好きなんでしょう。 まぁ、小難しい理屈なんかは置いといて。 「片想い」している女のコって可愛いよねというお話です。 厳密に言うと、別に「片想い」でなくても「両想い」でも構わないんですけど――― 第三者の立場から見ると、その恋が成就してカップル成立なんかしてしまうと途端に魅力を失ってしまうものなのです。やっぱり、行き場のない独りよがりな「片想い」な状態が

    mosshm
    mosshm 2007/09/21
    <q>“如何にして想い合っている二人をくっ付けないか”という創意工夫</q>
  • 考察:美少女は少女でなければならない(後編) やまなしなひび-Diary SIDE-

    今日は前回の「美少女は少女でなければならない(前編)」の続きです。 実を言うと……このネタを書こうと思ったキッカケは今回の記事の部分を思いついたからで、前回のネタは単なる前置きのつもりで書き始めていたのですが。前置きだけでアレだけの長文になってしまって……皆様に申し訳なかったのですが、前後編に分けさせてもらいました。 さて……先週の話を覚えていない人も多いでしょうし、簡単に要約しますと。 1.漫画やアニメやゲームのヒロインに10代の女のコが多いのは何故だろうか? 2.ニーズの問題だけでは説明できない。 3.舞台を中学・高校にするにはコレだけのメリットがある ・学校には色んな人間がいて色んなドラマが生まれるので、物語の舞台になりやすい。 ・ほとんどのオトナが経験したことのある中学・高校時代を舞台にした作品は、むしろオトナ一人一人の舞台よりも感情移入がしやすい。 ・10代のキャラは何にでもなっ

  • 考察:美少女は少女でなければならない(前編) やまなしなひび-Diary SIDE-

    久々に「貧乳カテゴリー」話ですが、またしても貧乳に関係ない話…… 以前に書いた「美少女作品が美少女ばかりな理由」の続きで、アチラが美少女の「美」の部分の理由を考えた記事に対して、今度は「少女」の理由について考える記事です。 試しに「男はみんなロリコン」でググってみたら、9月3日現在161,000件出てきました。 漫画やアニメやゲームのヒロインに10代の女のコが多い理由に、「男はみんなロリコンだから」的な説明をよく見かけます。あとは「男は制服好きだから」みたいな説明も見たことがあります。いわゆる“ニーズの問題”という切り口です。 確かにそうした側面もあると思いますし、現在の日の法律では二次元に対するロリコンは犯罪ではないのですから「そうだ!俺達はロリコンなんだ!何を恥じることがある!」と宣言するくらいがちょうどよく、ましてや侮蔑に使う意図がよく分からないのですが…… “ニーズの問題”だけで

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