記者会見する吉田圭秀陸上幕僚長=22日午後、防衛省 【東京】防衛省・自衛隊が南西地域で弾薬や資材を保管する補給拠点を設ける計画を巡り、設置場所として沖縄市池原にある陸上自衛隊沖縄訓練場内を検討していることが22日、分かった。吉田圭秀陸上幕僚長が定例記者会見で明らかにした。 政府は16日に閣議決定した新たな安全保障関連3文書のうち、防衛力整備計画で5年以内をめどに南西地域に補給支処を設ける計画を明記していた。現在は佐賀県の陸自目達原駐屯地にある九州補給処が最西端で、吉田氏は「南西諸島にあまりに離れている」と語った。 吉田氏は沖縄訓練場を検討している理由として沖縄防衛の拠点となる沖縄本島であることや、広い敷地があることなどを挙げた。 (明真南斗)