日本政府は、1993(平成5)年の河野談話「発表までに政府が発見した資料の中には、軍や官憲によるいわゆる強制連行を直接示すような記述は見当たらなかった」と答弁しています。ここで注意しておきたいのは、強制連行は無かったではなく『93年までの政府調査』で「強制連行を『直接示す』『記述』」が発見できなかったと答弁していることです。そしてその後の93年以降、日本が当時支配した地域の軍や各部隊単位で暴力や脅迫を用いて女性を無理やり連れて行くような「強制連行」をいくつも行っていたことは報告されています。 1994年にオランダ政府が公表した『日本占領下蘭領東インドにおけるオランダ人女性に対する強制売春に関するオランダ政府所蔵文書調査報告書』と題する公文書には、インドネシアのオランダ人抑留所から強制連行された女性たちが慰安所で性行為を強制されたことが報告されています(詳しくは後述『4. 強制連行などの証拠
18:10 | ここに公開するメールは、私信であり公開を前提として書かれたものではない。このメールは、必要があってはてなハイクに書いたエントリーにあるA=たんぽぽという人物とのやりとりである。ハイクでリンクを紹介した「気が重いですが」というA=たんぽぽのエントリーは、2009年4月20日に公開されたものである。ここに公開するメールは、2010年2月のものであるから、A=たんぽぽの言う「ももくり事件」なるものから10ヶ月も経過した後のやりとりである。その10ヶ月の間にも、A=たんぽぽは何名かと論争のような諍いを繰り返している。諍いのテーマや内容に関わり、それぞれは様々な主張や評価を持っていたり無関心だったりするのは当然のことだ。私もまた然りである。それをここで蒸し返す気はない。ハイクに書いたB=碧猫は、A=たんぽぽとの関係を拒絶している。当事者同士や他者を介していろいろやりとりがあったようだ
document | 14:54 | メア発言(日本語訳)全文と私のコメントをここに記録しておく。ケビン・メア米国務省日本部長(前在沖米総領事)昨年12月、米国務省内で大学生に対して行った講義を記録したメモの全文は以下の通り。邪魔だが私のコメントを引用(罫線囲み)形式で書いておく。琉球新報のサイトで、原文(英語)と日本語訳全文は読める。メア氏講義メモ私は2009年まで在沖米国総領事だった。日本にある米軍基地の半分は、沖縄にあると言われているが、その統計は米軍のみが使用している基地だ。もし日本の自衛隊と米軍が共同使用している基地を考慮すると、沖縄の基地の割合はかなり低い。議論になっている在沖米軍基地は、もともと田んぼの真ん中にあったが、今は街の中にある。沖縄人が、基地の周囲を都市化し、人口を増やしていったからだ。前段で、在沖米軍基地の存在(負担)を低く見積もる操作を行い、後段で普天間飛行場(
ヒカルよ、今まで貴女に黙っていたことがある。実はハハにはヒミツがある。貴女に話すのはまだ少し早いかもしれないが、よい機会だ、今宵はハハの告白を聞いてほしい。 ヒカルよ、貴女のハハには主人(あるじ)がいる。え、そんなはずはないだって? いいやヒカルよ、ハハが寝ても覚めても貴女のそばにいるからとて、油断はならない。貴女が生まれるずっと前から、ハハはその方にお仕えしていたのだから。 ん、貴女の父ちゃんのことかって? いやいや、貴女のチチハハの間には主従関係など存在しない。貴女のチチとハハは姓も違うし、理由(わけ)あって今は住んでいる場所も別々だ。けれどヒカルよ、貴女もよく知るとおり、チチとハハは同じ時代を共に生きると決めた同士であり、戦友であり、貴女の人生の伴走者でもある。そのことに変りはない。 あいにく世間には、そういう二人のことを良く言わない人もいるようだ。この先、貴女のことを可哀相だと憐れ
2010年12月9日14時33分。 くはっと声にならない声をあげ、カノジョはこのセカイで最初の光を見た。まだ像を結ばぬ瞳を全身の感覚器官で補って、確かに感じとっていた。このセカイの眩(まばゆ)さを、このセカイを充たす音の海を、このセカイに吹く乾いた風を、このセカイに蠢くものの気配を、そしてハハの胎内にいた時に想像もしなかったセカイが、ここに在ることを。 カノジョはもう一度、かはっと小さく咽せ、そうして小さく声をあげてみた。心許ない少しかすれた声で、初めて使う器官の感触を確かめるように。 ワタシはそれを遠くで聞いた。術中の失血量が影響し、血圧が降下し意識が朦朧としていた*1。無影燈の光の中をレーザーメスの白煙と肉を焦がす臭いが立ち、悪心と呼吸困難の中、吾子は苦しくはないかと案じつつも、水底に引き込まれるようにまぶたは重かった。 「そのまま寝ちゃっててもいいよ〜」 若い執刀医*2が、ベテラン看
SONG | 12:25 | はてなダイアリを忘れてたわけではないが、生きることに忙殺されていた。くたびれはて、酒で心身を溶かしている夜に「殺すな辺野古」という歌に出遭った。ツイッターでつぶやく。「殺すな」は辺野古を殺すなと同時に、辺野古よ殺すなと響く。辺野古は沖縄の民の生きる地域名であり、米海兵隊演習地の存する地名でもある。否応なく殺戮の現場につながる。「殺すな辺野古」カクマクシャカ、いい。 / 新曲「殺すな辺野古」:BLOG… http://htn.to/3JRByq永い年月をかけて、ここにたどり着いたようでもあるし、ほんの瞬きがかくも永く感じられているんだろうという諦念に似た思いもある。まだまだ道のりは永いのだろうが、これがヒトが生きるということなのだろう。逃げる場所などどこにもない。せめて殺戮をアウトソーシングすることなく、くたびれた身体の底にある譲れないものを、感じ、捨て去るまい
ようこそゲストさん ブログトップ 記事一覧 ログイン無料ブログ開設 反戦と抵抗のフェスタ2009
SONG | 02:21 | 気分転換、少し諸々をいじる。ジーグイということばがある。文句たれみたいな意。最近の私は「ジーグイ派宣言」をしたい気分。ブログのタイトルを、ジーグイで考えた。いくつか候補を出したが、「おもろそうし」に対抗して「じぃぐいそうし」なるタイトルを考えた。ひらがなはなんかあまりにも不遜な気がして、生来のヘタレさが発揮され漢字をあてた。デザインは、はてなの公開デザインからインポートして、コメント欄などCSSを少しいじった。サイドバーのタイトル行間が気に入らないが、なおす余裕がないので放っている。ジーグイ乱射私のジーグイは多岐にわたるが、極私的なものを除けば、ほとんどがやはり政治社会的な問題である。なんで十年余も反対に遭い続けたプランを見直して、拡大し沖縄に押し付けることができるのか。この国の「政治」は陳腐で醜い。民主主義など、西洋で生まれた制度概念でしかないだろうが、少な
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く