日本共産党の志位和夫委員長は16日、米軍新基地建設が狙われている沖縄県名護市辺野古の海を視察し、米軍キャンプ・シュワブのゲート前に座り込む市民らを激励しました。比嘉みずき県議補選候補(那覇市区)も同行しました。 まだセミの鳴き声が響く辺野古漁港を出港。海上からジュゴンがえさ場とする海草・藻場や、400年かけて成長したといわれる美しいハマサンゴを視察しました。新基地建設に抗議する船の進入を阻むフロート(浮き具)にも近付いて、海上保安庁との攻防の様子や辺野古の歴史などに耳を傾けました。 ゲート前では、新基地建設計画当初から17年間、体を張ってたたかってきた辺野古在住の島袋文子さん(85)との懇談となりました。「私は戦争体験者。二度と沖縄で戦争があってはいけない。沖縄にもう基地はいらない」と怒りをこめた島袋さんの訴えに、志位委員長は「8割の県民が反対しているものを強引につくるのは民主主義の国では