インターネットの普及で音楽・映像レンタル市場が岐路に立っている。昨年10月、改正著作権法の施行で違法ダウンロードに罰則が科されることになったが、セールス分も含めた音楽ソフト市場自体が1998年以降、3分の1近く縮減しており、同法改正を訴えてきた音楽業界の思惑通りに回復につながるかは微妙だ。また映画などを自宅で楽しめる有料動画配信サービスがスマートフォン(スマホ)普及を背景に市場が拡大。レンタルビデオ店は生き残り策に知恵を絞る必要がある。 ソフト市場全体~映像は堅調、音楽は低迷 まずレンタル市場の動向を知る前提として、セールスも含めた映像や音楽のソフト市場全体の推移を振り返ってみる(グラフ1)。日本映像ソフト協会の調査では、販売・レンタル用のDVDとブルーレイを合わせた「ビデオソフト」市場は5,021億円(2011年)。2007年頃までは6,000億台で推移していたのが近年は落ち込みが激しい
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