女性の地位の向上や男女の権利の平等を目指す国連機関「UNWomen」の上級顧問がNHKのインタビューに応じました。「#MeToo」の声が欧米を中心に広がりを見せるなか、日本に訴えたいことはーーー。 13日、都内でNHKのインタビューに応じました。 (記者) 日本では「すべての女性が輝く社会づくり」を政府が掲げている一方で、女性の社会進出は遅れていると指摘されています。なぜでしょうか。 「女性の管理職を増やすために女性がもっと自信を持つべきだと言われていますが、会社や大学などのトップはいまもほとんどが男性で、男性優位のシステムに女性が適応することを強いられています。女性にプレッシャーを与えるのではなく、男性優位の社会構造を変えていくべきです」 「社会には男性が女性より強くなければならないという有形無形の圧力があります。女性の管理職が増えると自分が競争に負ける、今の地位を失ってしまう、と考える