28日、埼玉県皆野町の秩父鉄道の踏切で、電車と軽乗用車が衝突し運転していた男性がけがをした事故で、目撃者や電車の運転士の証言から当時、遮断機が下りていなかった可能性があることが分かりました。周辺では落雷の影響で停電が起きるなどしていて、警察が遮断機が誤作動した可能性もあるとみて調べています。 警察によりますと、28日午後6時ごろ、埼玉県皆野町下田野にある秩父鉄道の踏切で3両編成の電車と軽乗用車が衝突し、軽乗用車を運転していた44歳の男性が胸の骨を折るけがをしました。 電車に乗っていたおよそ70人にけがはありませんでした。 現場は上長瀞駅と親鼻駅の間にある遮断機と警報機がある踏切で、当時、踏切の反対側から事故を目撃した人は警察の調べに対して「下りていた遮断機が電車が通過する前に上がってしまい、対向車が踏切に入ったところ電車と衝突した」などと話しているということです。 また、電車の運転士も「遮