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ブックマーク / realsound.jp (51)

  • 漫画家のペンネーム、成人向けと全年齢向け作品は使い分けるもの? 漫画編集者はどうみる?

    photo:miika laaksonen(unsplash) 声優が成人向けの作品と、一般向けの作品で名義を使い分けることは普通にはあったが、漫画界でも同様の事例はある。成人向けの漫画を描いていた漫画家が一般向けの雑誌で描く際にペンネームを変更したり、その逆パターンもある。漫画家によっては何もペンネームを使い分け、しかも作風も描き分けるなど、器用なテクニックを見せる例も少なくない。 現在、「【推しの子】」を連載している横槍メンゴもかつては成人向けの漫画を手掛けていたし、「週刊少年ジャンプ」で『ムヒョとロージーの魔法律相談事務所』を連載した西義之は現在、成人向け漫画も手掛けるなど多彩な作風を見せている。しかも、西は成人向け漫画でもヒットを出しており、『魔女は結局その客と。。。』はアニメにもなった。 両氏は成人向け漫画でも一般向け漫画でも、ペンネームを変えずに執筆している希有なケースといえ

    漫画家のペンネーム、成人向けと全年齢向け作品は使い分けるもの? 漫画編集者はどうみる?
    nakex1
    nakex1 2024/07/08
    編集者は連載経験者は即戦力になると言ってるだけで,ペンネームについては何も言ってないような。各人のブランディングなので自由にすればいいよね。
  • 応援上映の全国一斉開催は体験の質を下げる? 映画興行の画一化がもたらすもの

    東京は立川にある独立系シネコン、【極上爆音上映】で知られる“シネマシティ”の企画担当遠山がシネコンの仕事を紹介したり、映画館の未来などを提案するこのコラム、第49回は「映画興行の画一化は何を引き起こすか」というテーマで。 「〇月〇日全国一斉販売開始」 「〇月〇日〇:〇〇 応援上映開催」 「均一料金〇〇円」 映画ファンの皆様は、最近頻繁にこういうものを目にするのではないでしょうか? 映画の公開日こそ、遥か以前から全国一斉が大多数でしたが、ここ数年はそれに収まらず、何かしらのイベント上映だと日時のみならず予約/販売開始日が一斉であることも増えてきました。短尺のアニメ作品などに多く見られますが、料金を均一にするパターンもかなり増えてきました。一般料金2,000円のところ1,600円均一で、ということが多いですね。 開催日の指定、場合によっては上映開始時間の指定、料金の指定、販売開始日の指定、そし

    応援上映の全国一斉開催は体験の質を下げる? 映画興行の画一化がもたらすもの
    nakex1
    nakex1 2024/03/04
    一斉にやっていても「あそこの映画館は盛り上がる」みたいに自然に人が集まる場所はできてくるのでは。
  • コンビニから本がなくなる? 取次最大手「日販」が配送事業を終了 「LAWSONマチの本屋さん」はどうなる

    コンビニからがなくなる? 取次最大手「日販」が配送事業を終了 「LAWSONマチの屋さん」はどうなる 出版取次大手の日出版販売(日販)が、コンビニエンスストアに雑誌や書籍を配送する事業を、2025年2月には終了するという。10月26日、共同通信社が報じた。現在、日販は全国のファミリーマートとローソン計約3万店に配送している。共同通信社によれば、撤退後は、セブンイレブンに配送しているトーハンが配送事業を引き継ぐ方針とのことだ。 いよいよ、格的な紙離れの影響が出てきたか、という印象である。コロナ禍の中で、電子書籍の売上は伸びた一方で、紙の書籍の売上は落ち込みつつあり、リアル書店の数も減少した。日版のコンビニからの撤退は、これまで堅調と思われていたコンビニですら、紙の雑誌・書籍の売上が落ち込んでいることを如実に表している。 しかし、今回の決定を冷静に見る識者も少なくない。というのも、以前

    コンビニから本がなくなる? 取次最大手「日販」が配送事業を終了 「LAWSONマチの本屋さん」はどうなる
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    nakex1 2023/10/30
    コンビニの書籍コーナー(雑誌コーナーではない)にはわりと可能性を感じ始めてたので心配ではある。ローソンだけでなくファミマにも本屋的なコーナーがある店舗あるよね。
  • 小説の新人賞、なぜ「受賞作なし」相次ぐ? 作家デビューへの道はどう変化したか

    今年(2023年)の、第十四回小説 野性時代新人賞は、大賞が該当作なし、奨励賞受賞作として関かおるの「隣も青し」が選ばれた。同賞は昨年の第十三回も大賞が該当作なしであり、奨励賞受賞作として入江直海の「性の隣の夏」が選ばれている。二年続けて大賞なしとは珍しいことだ。また昨年は、鮎川哲也賞が受賞作なし、横溝正史ミステリ&ホラー大賞も大賞受賞作なしという結果であった。それぞれ、優秀賞・読者賞が選ばれ、作品が出版されているが、いささか寂しい状況である。だがこれは、近年の新人賞事情を反映したものといえるかもしれない。 私は二十年以上にわたり、幾つかの新人賞の下読みを担当している。あくまでも個人的な感想になるが、その経験を踏まえていうならば、ここ十年の新人賞の全体的なレベルは上がっている。昔は、己の妄想をそのまま原稿にぶつけたような、小説になっていない応募作があった。しかし現在、そのような応募作は、滅

    小説の新人賞、なぜ「受賞作なし」相次ぐ? 作家デビューへの道はどう変化したか
    nakex1
    nakex1 2023/03/24
    部署や担当者は違うのかもだけど,小説投稿サイトから発掘して本を出してるのも出版社だしな。待っていれば作家志望者から原稿が集まってくる時代から,編集者が探しに行かなければならない時代になったのさ。
  • 紙の値上がりが出版に大きな影響  業界関係者アンケートで「価格に転嫁」「ページ数を減らす」が半数以上

    2022年から2023年まで、出版に携わる人の半数以上が、紙代の値上がりが「あった」と回答――。株式会社インターカラーが出版業界人327名を対象にしたアンケートを調査で、ロシアウクライナ侵攻や長引くコロナ禍の影響で、紙の値上がりが出版業界に大きな影響を与えている実態が浮き彫りになった。 今回の調査は、「紙の値上げの状況と紙媒体広告への影響」と題し、新聞、雑誌、フリーペーパーなどの執筆・編集、出版・発行、印刷、製などに携わる全国の327名(男性272名、女性55名)を対象に実施。調査期間は2023年2月16日~2月20日に行われた。 回答によれば、紙代の値上がりが「あった」と回答したのが52.2%で、「3回以上あった」が22.9%にも及んだ。同社の調査では、2022年の紙の値上がり率の平均は24.3%で、著しい値上がりが続いていることがわかる。 この傾向は今年に入っても変わらないようで、

    紙の値上がりが出版に大きな影響  業界関係者アンケートで「価格に転嫁」「ページ数を減らす」が半数以上
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    nakex1 2023/03/08
    本の値段はどんどん上がってるよね。ジャンプこそ通常号で300円を切ってるが,マガジン340円,サンデー360円。他の雑誌も数年前と比べると高くなったなと。雑誌以外も文庫本で1000円近くするのが珍しくなくなった。
  • 『舞いあがれ!』おもしろセリフの裏側に漂う日本社会の変化 地元密着の描写は吉と出るか

    貴司(赤楚衛二)の短歌の文学性が光った第16週から一転、“朝ドラ”ことNHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』の第17週「大きな夢に向かって」では笑えるおもしろセリフが増えた。 まず、貴司の母・雪乃(くわばたりえ)が「短冊にな、短歌書いてモテんのは平安時代までやっちゅうねん! ホンマに」と短歌一筋の貴司を心配する(第79話)。息子は繊細だけれど母親は関西弁でこんなふうにからっと状況を笑い飛ばすのだ。続いて第80話では、五島の人々が久々に登場し、五島を盛り上げていく方法を語り合う場面は、「カブトムシ」にはじまって「蝋人形の館」まで飛び出したコント仕立てであった。さくら(長濱ねる)はむっちゃんという謎の人物とついに結婚したようで、みじょカフェのメニューに「むっちゃんの気まぐれパスタ」があるが、昼寝していて作れないため「気まぐれ過ぎる」とツッコミが入る。 第81話では、97年続いた会社を廃業すること

    『舞いあがれ!』おもしろセリフの裏側に漂う日本社会の変化 地元密着の描写は吉と出るか
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    nakex1 2023/01/28
    長井さんの送別会はいくら少人数とはいってもIWAKURAから社長のめぐみさんが出ないのはどうしてだろうと思った。
  • 漫画の休載はカジュアル化しているのか 漫画編集者と考える“時代の変化”と“変わらない激務”

    最近、連載漫画の休載や再開のニュースを目にする機会が多い。2022年に入り、『HUNTER×HUNTER』(冨樫義博/週刊少年ジャンプ)や『宝石の国』(市川春子/月刊アフタヌーン)など、長期といえる休載から復帰した人気作もあれば、『ルリドラゴン』(眞藤雅興/週刊少年ジャンプ)や『MFゴースト』(しげの秀一/週刊ヤングマガジン)、『コボちゃん』(植田まさし/読売新聞)のように、作者の体調不良により休載が長引きそうな作品もある。 他方で、漫画雑誌を手に取ったとき「あの作品が掲載されていない」ということも少なくない。多くは前号で休載が告知されているが、かつてのように「作者直筆の読者へのメッセージが誌面に載る」ようなことはなく、休載がカジュアルなものになっているようにも見える。特に「週刊連載」の過酷さを考えれば好ましいことにも思えるが、かつてと状況が変わっているのだろうか。 週刊漫画誌の編集経験も

    漫画の休載はカジュアル化しているのか 漫画編集者と考える“時代の変化”と“変わらない激務”
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    nakex1 2022/11/29
    サンデーとヤンジャン買ってるけど,長期休載や月イチ等と告知されているものを除いても連載作品が全部そろっていることのほうが珍しいくらいなような。計画的に休ませているのではないのかな?
  • 日本全国のシネコン、『すずめの戸締まり』にほぼ戸締まりされる

    先週末の動員ランキングは、『ONE PIECE FILM RED』が土日2日間で動員9万人、興収1億2300万円をあげて13週目の1位となった。11月6日までに累計動員は1301万人、累計興収180億円を突破しているが、ギョッとするのは週末の数字だ。興収1億2300万円で1位。これは、首位の週末興収としてはコロナ禍前までの水準だと年間でも最低レベルの数字である。 そのことを踏まえずに、今週末の日全国のシネコンのスクリーンが新海誠監督の新作『すずめの戸締まり』にほぼ占拠されることを批判しても仕方がない。8月以降、新作では最終興収30億円の大台にギリギリ届きそうな『沈黙のパレード』をほとんど唯一の例外として、『ONE PIECE FILM RED』におんぶに抱っこ状態だった国内の映画興行。『すずめの戸締まり』は待ちに待った「大ヒットが約束された作品」なのだ。そこでもし観客を取りこぼすようなこ

    日本全国のシネコン、『すずめの戸締まり』にほぼ戸締まりされる
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    nakex1 2022/11/11
    そういう特別扱いに応えられる作品を年に1本でも用意し続けられるのならたいしたものだと思う。定番行事にできるか。
  • 音楽家にとってサブスクは悪ではない デジタル時代のビジネスモデルを正しく理解する

    デジタルの広まりとともに生じる誤解 日音楽市場もやっと、デジタルが広まってきました。2021年のデジタル市場は、日レコード協会発表で前年比114%の895億円(※1)。これ以外に、TuneCore Japanの取扱金額が98億円(※2)ありますので、おおむね1000億円になったところです。日レコード協会発表のCD製造実績が1936億円(※3)ですから、1/3は超えたことになります。サブスクリプションサービスは、普及の過程で人口比で一定の比率を超えると、一般化して広まると言われていますので、日でもその閾値を超えて、広まり始めたと言って良いと思います。 ところが、というか、広がり始めたところだからなのか、基的な知識、情報が広まらずに、誤解に基づくネガティブな言説が目につくように思います。 よくある誤解に「サブスクって音楽家にお金が少ししか払われないのでしょ?」というものがあります。

    音楽家にとってサブスクは悪ではない デジタル時代のビジネスモデルを正しく理解する
    nakex1
    nakex1 2022/10/20
    ラジオはレコードやCD等のメディアと共存できて,さらには宣伝にもなってメディアの売上増にもつながる面もあったけど,サブスクはメディア販売を滅ぼしかねないよなあ。
  • いま女性アイドルに“姉妹グループ”は必要? AKB48、ハロプロ、坂道……それぞれの打ち出し方を比較

    AKB48にはSKE48、NMB48、HKT48、NGT48、STU48、ももいろクローバーZには私立恵比寿中学、TEAM SHACHIなど人気アイドルグループには“姉妹グループ”が存在する。 姉妹グループとは、姉=軸となるグループと事務所が同じ、またはプロデューサーら運営チームが同じなど、体制的に共通点をもった後発グループのことである。よく似た呼称に“第2・第3のグループ”というものがあるが、そこには微妙な違いがあると筆者は考える。 姉妹グループは、姉のグループのコンセプトを継承するなど世界観や方向性にリンクするものがあり、文字通り、血筋を感じさせる部分が多いように思う。一方で第2・第3のグループという呼称では、コンセプトなども含め基的には別モノとして考えた方が良いだろう。こちらは姉妹ではなく、クラスメイトや部活仲間のようなニュアンスが近いかもしれない。 だが、いずれの呼び方であっても

    いま女性アイドルに“姉妹グループ”は必要? AKB48、ハロプロ、坂道……それぞれの打ち出し方を比較
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    nakex1 2022/09/02
    坂道は日曜深夜の乃木坂の冠番組に続けて櫻・日向の番組を放送していることが大きいと思うけどな。デビュー時はそこでグループを知るし,その後もだいたいまとめて見るでしょ。
  • 『ちむどんどん』の根幹にある“相互扶助”への願い 賢秀は朝ドラ史上最も騙されたキャラに

    “朝ドラ”ことNHK連続テレビ小説『ちむどんどん』、第19週「愛と旅立ちのモーウイ」は急展開。暢子(黒島結菜)と和彦(宮沢氷魚)が結婚、暢子の独立、和彦の退職、そして暢子のからだの異変……。何かが起こるときは数珠つなぎということはよくあるとはいえ、怒涛の展開である。しかもそれらの出来事に、賢秀(竜星涼)のねずみ講問題が挟まっているのである。あの我那覇(田久保宗稔)にこれまで何度もお金を持ち逃げされているにもかかわらず、またしても口車に乗せられねずみ講に手を出してしまう賢秀。房子(原田美枝子)に諭されて抜けようとしたが違約金が200万円かかる。それを暢子が開店資金を使って助けるという流れはなんともいたたまれない。 だが、暢子の開店資金を、良子(川口春奈)が家族の海外旅行のために貯めたお金で肩代わりする。それも言い出しっぺは博夫(山田裕貴)である。返さなくていいという良子。なんて麗しい家族愛。

    『ちむどんどん』の根幹にある“相互扶助”への願い 賢秀は朝ドラ史上最も騙されたキャラに
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    nakex1 2022/08/20
    主人公家族は三郎が言った「金は生き物。(中略)粗末にする人から離れてく」を象徴しているように感じる。賢秀ではなく比嘉家全体がそんな生き方から抜け出せない。助け合うというより一緒になって落ちていく。
  • 『ククルス・ドアンの島』はなぜ映画として蘇ったのか 安彦良和監督に制作の裏側を聞く

    映画『機動戦士ガンダム ククルス・ドアンの島』が6月3日に封切られた。作はTVアニメ『機動戦士ガンダム』の1エピソードを、新たな装いと最新技術を駆使して映画化したもの。監督を務める安彦良和はTVアニメ版のメインスタッフだが、1990年代にアニメ制作の現場を離れ、漫画の世界に足場を移している。漫画家としての安彦はガンダムのコミカライズ作品『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』(角川書店)を10年にわたって雑誌連載し、アニメ化された際には総監督として久々にアニメ業界に復帰した。 『ククルス・ドアンの島』は、『機動戦士ガンダムIII めぐりあい宇宙編』(1982年)以来、40年ぶりのガンダム新作映画とされている(劇場公開された『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』は、OVAのイベント上映という扱い)。今回は安彦良和監督にTVアニメと映画の違いや、制作現場のこと、キャラクターのことなどを

    『ククルス・ドアンの島』はなぜ映画として蘇ったのか 安彦良和監督に制作の裏側を聞く
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    nakex1 2022/06/05
    子供の数を増やすのはいいのだけど,もともとのキャラを1人も出さなかったのはどうしてなんだろ。(TV版の4名の名は劇場版の20名の中にない)
  • “大怪獣のあとしまつ”は日本映画史の中で繰り返し描かれてきた? 特撮と笑いの難しさ

    「超大作怪獣映画」とは何か? 先日、山崎貴監督の新作映画エキストラ募集が話題となった。タイトルは伏せられているものの、〈超大作怪獣映画〉で、時代設定は1945~47年の終戦間もない日だという。映画全編がそうなのか、過去パートなのかは定かではないが、「港にいる船の乗務員たち」「港湾作業員」「元海軍の男たち」「闇市の通行や買い物客たち」「繁華街を逃げ惑う人々」「破壊された街の人々や警官、調査団員たち」「とある会議に集結する元軍人たち」等々のエキストラが募集されている。 戦後間もない日に怪獣が現れる映画であることは間違いなさそうだが、オリジナルの怪獣なのか、それとも『ALWAYS 続・三丁目の夕日』(2007年)や、西武園ゆうえんちのアトラクション「ゴジラ・ザ・ライド」で、1960年代の日の町並みを背景に暴れさせた山崎監督によるゴジラ映画が遂に実現するのか、様々な憶測がネット上では飛び交っ

    “大怪獣のあとしまつ”は日本映画史の中で繰り返し描かれてきた? 特撮と笑いの難しさ
  • 武器を持たないチョウの“縄張り争い”、なぜ成立する? 研究者が語る、目からウロコの新説

    チョウの最新研究で予想外な結論をスリリングに導き出した『武器を持たないチョウの戦い方』(京都大学学術出版会)。多くの種のチョウの雄同士では、互いに相手の周りを飛び回る「卍巴飛翔」(まんじともえひしょう)が観察される。これは縄張り争いと見なされてきたが、実はチョウ自身にはライバル同士という認識はなく、求愛行動だったと結論づけている。なぜ、雄同士で求愛行動をすると考えられるのか? 科学とは来どういうものなのか? 著者の大阪府立大学大学院研究員・竹内剛氏に話を聞いた。(篠原諄也) 雄同士で求愛する理由とは? チョウの研究をする竹内剛氏 ーーこの研究に関心を持ったきっかけを教えてください。 竹内剛(以下、竹内):野外でチョウの行動を見ている中で、一番謎に思ったことがあります。それはチョウは攻撃をしないのに、雄同士の縄張り争いが成り立っているとされていることでした。これが直感的に理解しにくかったの

    武器を持たないチョウの“縄張り争い”、なぜ成立する? 研究者が語る、目からウロコの新説
  • AKB48、乃木坂46との形勢逆転どこで起こった? 新番組は逆襲の一手となるか

    AKB48の新番組が放送される。タイトルは『乃木坂に、越されました。~崖っぷちAKB48の大逆襲~(仮)』。ユーモアと皮肉と自虐を込めたタイトルである。世間がAKB48に感じる印象は王道女性アイドルグループかもしれないが、もともとはアングラで王道へのカウンターといえる活動を続けてきた。それによって大きなインパクトを与えてファンをワクワクさせてきた。新番組のタイトルも、今では王道のポジションになった後輩である乃木坂46へのカウンターだ。これぞAKB48。久々に攻めた活動内容で世間に衝撃を与えようとしている。 AKB48『失恋、ありがとう』(通常盤) 活動当初からずっと常識を覆す活動をしてきたグループである。基的にテレビやコンサートでしか会うことができないアイドルの常識を覆し「会いに行けるアイドル」というコンセプトを作り出した。これは今ではアイドル業界の定番であり常識となった。専用劇場を活動

    AKB48、乃木坂46との形勢逆転どこで起こった? 新番組は逆襲の一手となるか
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    nakex1 2021/06/08
    メンバー同士(というよりファンの経財力)を競わせる企画の乱発しすぎが48の失敗。年一で曲選抜を決めてるうちはまだよかった。ファッションショーに出るにも雑誌に載るにも課金競争って,そりゃ空気も悪くなるよ。
  • 全788ページの大著が11万部突破! 『独学大全』担当編集者に訊く、”高くても分厚い本”が売れるワケ 

    今年9月の発売以来、驚異的な売れ行きを記録している『独学大全』は、正体不明、博覧強記の読書家であり、独学の達人である読書猿が書いた「勉強法の百科事典」だ。 総ページ数は全788に上り厚さは約5cmと、とにかく分厚い書が、12月23日現在、発行部数11万部を記録し大ベストセラーとなっている。「リアルサウンド ブック」では『独学大全』の編集を手掛けた、ダイヤモンド社・田中怜子氏にインタビュー。『独学大全』誕生のきっかけから、書がヒットした理由、さらには同社独自の編集方針など、多岐にわたり話を訊いた。(編集部) コンプレックスから生まれた「独学」というテーマ ――『独学大全』誕生の背景を教えてください。 田中:私は経済学部卒業でもなく、MBAも取得していない。教養もありません。たまたまこの道に進んだけれど、ビジネス書の編集者の中で流ではないという気持ちが常にありました。ビジネスのことがわか

    全788ページの大著が11万部突破! 『独学大全』担当編集者に訊く、”高くても分厚い本”が売れるワケ 
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    nakex1 2020/12/23
    むしろ厚いから売れた面が大きいと思う。とはいえ,各ページの余白はもうちょっと小さくてもいいかなとは思った。
  • モーニング娘。以降主流になった“人員変動” メンバー加入&卒業システムがアイドルシーンに与えた影響

    大手事務所所属からセルフプロデュースまで、地上と地下を合わせて全国に数千組が活動していると言われている女性アイドルシーン。その多くのグループが経験していることと言えば、メンバーの新加入と卒業・脱退だ。 モーニング娘。'20『純情エビデンス/ギューされたいだけなのに』(通常盤A) メンバーを頻繁に入れ替えながら第一線で長く活動しているアイドルグループの筆頭は、モーニング娘。だろう。1997年9月の結成から8カ月後の翌年5月に保田圭、矢口真里、市井紗耶香が加入し、1999年4月には初期メンバーの福田明日香が卒業。4カ月後に後藤真希が加入し、その後も石黒彩の卒業、石川梨華、吉澤ひとみ、辻希美、加護亜依の加入など、結成から3年も経たないうちに人員変動が繰り返された。 特にメジャーデビューして間もないうちに保田圭、矢口真里、市井紗耶香を新たに迎えた展開には、メンバー、ファンも抵抗感を隠せなかった。そ

    モーニング娘。以降主流になった“人員変動” メンバー加入&卒業システムがアイドルシーンに与えた影響
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    nakex1 2020/12/06
    1人がやめたいと言ったときに他のメンバーが道連れ(解散)にならなくて済むという一点だけでも絶大なメリット。
  • 『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」

    SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」 2020年2月号が創刊60周年記念号となった「SFマガジン」を発行する早川書房は今年、ハヤカワ文庫創刊50周年を迎え、「ミステリマガジン」9月号、「SFマガジン」10月号でそれぞれ記念特集を組んだ。 長年、SFにかかわり、現在では国内と翻訳の編集部全体を統括する立場の塩澤快浩氏(早川書房事業部副部長兼編集統括部長兼SFマガジン編集長)にジャンルの専門誌である「SFマガジン」の歩み、SFの過去と現在について訊いた。(9月15日取材/円堂都司昭) 「SFマガジン」の仕事を始めてからSFを読み始める ――早川書房へ入社する前は、SFに興味がなかったそうですね。 塩澤:高校の頃から翻訳もののハードボイルド、冒険小説を読み始めました。大学時代もそういうものばかり読んで就職活動はほとんど

    『SFマガジン』編集長・塩澤快浩が語る、SFが多様性を獲得するまで 「生き延びることしか考えてきませんでした」
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    nakex1 2020/10/09
    91年に入社してから読み始めたのだってもう30年近いキャリア。それも単なる読み手ではなく作品を世に送り出すプロとして。
  • 漫画家にとって“絵柄”はもっとも大事なものだ 『アクタージュ act-age』報道、「表紙」使用の是非を考える

    おそらくいま稿を読んでくださっている方の多くは、8月8日に『アクタージュ act-age』(以下『アクタージュ』)の原作者が逮捕され、それを受けた掲載誌(『週刊少年ジャンプ』)の編集部が同作の連載終了(打ち切り)を発表したという“事件”について、ご存じだと思います。当然、ネットでも「原作者逮捕」や「打ち切り」のニュースが次々と流れていきましたが、そのいくつかの“報道の仕方(見せ方)”に違和感をおぼえた私は、8月10日の18時21分に、以下のようなツイートを投稿しました。 『アクタージュ』の打ち切りの件、漫画家には罪はないわけだから、各マスコミのニュースで、コミックスの表紙の絵を使うのはやめた方がいいと思います(あの絵が今回の件と一緒に人々の記憶に刷り込まれてしまうため)。漫画家にとって絵柄(画風)はもっとも大事なものだということがわかってない。 — 島田一志 (@kazzshi69) A

    漫画家にとって“絵柄”はもっとも大事なものだ 『アクタージュ act-age』報道、「表紙」使用の是非を考える
    nakex1
    nakex1 2020/08/23
    マンガの「原作」はたしかに詳しくない人にはわかりにくい概念だ…
  • 90年代『コミックボンボン』がオタクに与えた衝撃ーートラウマ級ガンダム漫画に見る、大人の悪ふざけ

    90年代、男児の世界は二分されていた。『コロコロコミック』と『コミックボンボン』、どちらを読むのかという大問題が存在していたのである。両方買ってもらっていたという奴もいたが、大抵の子供は片方しか買ってもらえない。この2誌のうちどちらを購読していたかは、人によってはその後の生き方にかなりの影響をもたらすよう重大な問題だった。 『コロコロコミック』は、現在まで続く男児向けコミック誌の王道である。特に男児ホビーにおける90年代コロコロの影響力は、それはもう凄まじいものだったという記憶がある。ミニ四駆やハイパーヨーヨー、ビーダマンにポケモン……世代的にはおれの年代からはズレるが、ベイブレードやムシキングもコロコロの影響が強い。今現在30歳過ぎの男性なら、どれかひとつくらいはコロコロ発の男児ホビーに触れたことがあるはずだ。 しかし一方で、おれはボンボン派だった。インターネットでもよく言われていること

    90年代『コミックボンボン』がオタクに与えた衝撃ーートラウマ級ガンダム漫画に見る、大人の悪ふざけ
    nakex1
    nakex1 2020/07/27
    ボンボン系のガンダム関連で未単行本化作品や他に再収録されにくい企画(MSV90とか)をどこかで取り上げてくれないかな。