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ブックマーク / wedge.ismedia.jp (9)

  • 放射能と子宮頸がんワクチン カルト化からママを救う

    福島の被ばくと子宮頸がんワクチン。弊誌Wedgeが取り上げ続けてきたこの2つのテーマには似通った問題が潜んでいる。福島出身の社会学者、開沼博さんと、医師・ジャーナリストの村中璃子さんが、縦横無尽に語り尽くす。 ※記事は4月20日発売のWedge5月号の記事の一部です。 ※前篇はこちら 両論併記のメディアが誤った少数意見をばらまく 編集部(以下、――) 前篇記事で紹介したように、目に見えない放射能やワクチンに対して不安を抱える人に、カギカッコ付きの「支援者」が群がり、「不安寄り添いムラ」を形成し、攻撃性まで帯びてしまう。どうしてこんな悲しい事態に陥るのでしょうか。その原因は、メディアにもあるのではないでしょうか。 開沼博(以下、開沼) 「不安寄り添いムラ」は、メディアが定期供給するニセ科学言説資源を利用して生き延びていますから、それがなければここまで状況は悪化していなかったでしょうね。 漫

    放射能と子宮頸がんワクチン カルト化からママを救う
    navagraha
    navagraha 2016/04/21
    「エコ運動の中には、反資本主義、反科学、反人工物などがある。思考停止してそのセット志向に従っておけば、政治的に考えた感じになれて周りと共感しあって安心できる」
  • 子宮頸がんワクチンのせいだと苦しむ少女たちをどう救うのか

    2013年4月8日、全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会は記者会見を開き、1枚500円のDVDを配布した。その映像はテレビで繰り返し流れ、少女が激しくけいれんする姿に人々は心を痛めた。 一方、以下の映像は「偽発作」と呼ばれる症状のものだ。偽発作(Pseudo seizure)とは、心の葛藤やストレスが引き金となって手足をばたつかせたり全身をくねらせたりと、けいれんのような動きを見せる発作のことであり、子宮頸がんワクチン導入以前からよく見られる。偽発作なのかけいれんなのかは、DVDに記録された患者と同様、脳波を見なければわからない。 偽発作を起こした女性。20秒ほど身体を左右に揺らし続ける動きが続く https://www.youtube.com/watch?v=7EGYb0ajQ6E 男性の偽発作の例もある https://www.youtube.com/watch?v=KUqlIT9SXr

    子宮頸がんワクチンのせいだと苦しむ少女たちをどう救うのか
    navagraha
    navagraha 2015/10/23
    「大事なのは今、彼女たちが置かれている環境が身体的な表現しか許していないと考え、その状態に付き合い続けること」
  • 子宮頸がんワクチン薬害説にサイエンスはあるか

    2014年9月に長野で行われた一般社団法人・日線維筋痛症学会の“子宮頸がんワクチン”セッションの会場に、医師の姿はまばらだった。大半を占めるのはメディアと被害者連絡会の関係者たち。西岡久寿樹理事長(東京医科大学医学総合研究所)による“HANS(ハンス)”についての説明に頷く記者や涙ぐむ被害者連合会の関係者らしき人たちもいる。しかし、ここから医学的なディスカッションが生じる気配はない。 2006年に誕生した子宮頸がんワクチン。原因ウイルスのHPVを発見したツアハウゼン博士はノーベル賞を受賞している(画像:JOE RAEDLE / GETTY IMAGES) 仮説に仮説を重ねて 「病気」をつくる医師たち HANSとは、14年に入ってから西岡氏らが提唱している「子宮頸がんワクチン関連神経免疫異常症候群」の略称で、子宮頸がんワクチンを接種した人に起きたと“考えられる”免疫異常を指す。痛みや疲労感

    子宮頸がんワクチン薬害説にサイエンスはあるか
    navagraha
    navagraha 2015/10/21
    「治験に合格したワクチンで薬害が起きたと訴えておきながら、思春期の患者での治験をしていない薬を用いる矛盾。なぜ、子宮頸がんワクチンは危ないが、少女たちに認知症の薬を飲ませることは安全だと思うのか」
  • あの激しいけいれんは本当に子宮頸がんワクチンの副反応なのか

    「いずれもこの年齢の少女たちによく見られる症例ですね」 ある冊子に記載された患者たちの症状や経過だけを見た場合、どういう考えを持つかという質問に対し、複数の小児科医・神経内科医・精神科医から寄せられた回答である。ひとつひとつの症例についてコメントや解説をつけてくれた医師もいた。 この冊子は全国子宮頸がんワクチン被害者連絡会・薬害対策弁護士連絡会・薬害オンブズパースン会議の3団体が昨年5月末に出版した「子宮頸がんワクチン副反応被害報告集」。弁護士が“被害者”人およびその保護者に聴取した内容を記したものだ。 今年に入ってから“被害者”に関するいくつかの書籍も出版されている。“被害者”の少女たちの症状は実に多彩だが、特に神経疾患を思わせる症状についての記述はどれも強烈だ。繰り返し起きる手足や全身のけいれん、「自分の意志とは無関係に起きる」という不随意運動、歩けない、階段が登れない、時計が読めな

    あの激しいけいれんは本当に子宮頸がんワクチンの副反応なのか
    navagraha
    navagraha 2015/10/20
    「多くの小児科医や精神科医によれば、子宮頸がんワクチンが導入される前からこの年齢のこういう症状の子供たちはいくらでも診ていた。しかし、今ではもう何でもワクチンのせいということになっていて」
  • 「今日の世界が直面する脅威は西側が自ら作り出した」 ウクライナ危機後のプーチン演説

    「今日の世界が直面する脅威は西側が自ら作り出した」 ウクライナ危機後のプーチン演説 プーチン大統領が描く21世紀の世界(前篇) ロシア政府は2004年以降、ヴァルダイ会議(ヴァルダイ・インターナショナル・ディスカッション・クラブ)という有識者会議を組織している。ヴァルダイというのは第1回会議が開かれた古都ノヴゴロドのヴァルダイ湖にちなんだ名だ。 ヴァルダイ会議の立ち上げに関して中心となったのは、国営ノーヴォスチ通信や外務省付属国際関係大学(MGIMO)、対外政策NGOの外交防衛政策会議(SVOP)などで、現在では運営のために専門の財団が設置されている。 ヴァルダイ会議は普段から世界各国の著名なロシア専門家による会議や論文の発表といった活動を行っているほか、その総決算とも呼ぶべき大規模な国際会議を毎年開催している。これは普段からヴァルダイ会議と関係を持っているロシア専門家を一同に集めたもので

    「今日の世界が直面する脅威は西側が自ら作り出した」 ウクライナ危機後のプーチン演説
    navagraha
    navagraha 2014/11/12
    「興味深かったのは、この会議(*)の初日にプーチン大統領が行った演説である。ウクライナ危機後の世界情勢を、プーチン大統領が包括的に語った初めての演説であったためだ」(*引用者註=ヴァルダイ会議)
  • 北大生支援の元教授・中田考氏が語る「イスラム国」

    「イスラム国」に戦闘員として渡航計画を企てていたとして、10月6日に北海道大学の男子学生が警視庁公安部から事情聴取を受け、東京都杉並区の宿泊先などの家宅捜索を受けた。小誌は、この学生の渡航支援を行ったとして、同じく事情聴取と家宅捜索を受けた中田考氏に9月24日の段階で接触していた。9月に現地を訪れたばかりの中田氏が語る「イスラム国」とは――。 Wedge編集部(以下、――)なぜ「イスラム国」へ行ったのか。 中田 考(なかた・こう)氏 カリフメディアミクス代表取締役社長、同志社大学高等研究教育機構客員教授、イスラム学者(c)Takashi Suga 中田考氏(以下、中田)9月上旬に「イスラム国」に招かれ、シリア国内の彼らが支配する地域へ行ってきた。「(編集部注:8月にシリアでイスラム国に拘束されたとみられる)湯川遥菜氏の裁判をしたい。公正に裁きたいと思うのだが、英語も通じず、話にならないので

    北大生支援の元教授・中田考氏が語る「イスラム国」
    navagraha
    navagraha 2014/10/12
    『日本にいて何かいいことがあるだろうか。毎年3万人も死んでいくような国。自殺するよりまし。「イスラム国」へ行けば、本当に貧しいが食べてはいける』 うへぁ……
  • 尖閣衝突 どこでボタンを掛け違えたのか 日中交渉の舞台裏【後篇】  WEDGE Infinity(ウェッジ)

    *前篇はこちら 官邸に伝達された「対日3条件」 中国政府は「幻想を捨て深く反省し、実際の行動で誤った決定を正せ」(張志軍外交部常務副部長)と繰り返している。表向きは国有化撤回を求めながら、野田政権が国有化を取り消すことはないと熟知している。中国の真の狙いは次の3点だろう。 (1)「日中間に領土問題は存在しない」と言い続ける日政府に領土問題(争い)の存在を認めさせる。 (2)1972年の国交正常化時に田中角栄首相と周恩来首相の間で共有したと主張している尖閣諸島「棚上げ論」を確認させる。 (3)日側との対話を通じて尖閣諸島の現状維持を推進する。 この際、筆者が前回コラムで詳述した「対日3条件」がカギとなる。中国政府は、日側に尖閣諸島をめぐり(1)上陸させない(2)(建造物を造るなど)開発しない(3)(資源・海洋)調査を行わない――を挙げ、3条件を守るよう求めた。実は、この3条件は、中国

    尖閣衝突 どこでボタンを掛け違えたのか 日中交渉の舞台裏【後篇】  WEDGE Infinity(ウェッジ)
    navagraha
    navagraha 2012/10/07
    「国連総会で『日本は釣魚島を中国から盗んだ』と演説した楊潔チにしても、中国の立場を世界に訴えているというより、中南海に向けて自分はちゃんと対日強硬姿勢を示しているとアピールしているようにしか見えない」
  • 尖閣衝突 どこでボタンを掛け違えたのか 日中交渉の舞台裏【前篇】

    政府による沖縄県・尖閣諸島(中国・釣魚島)の国有化で、日中関係の極度の緊張が続く9月27日夕。共産党序列第4位の政治局常務委員・賈慶林中国全国政治協商会議(政協)主席が北京の人民大会堂で、日中友好団体会長ら12人との会談に応じた。会談終了後、日中友好7団体の会長の一人はこうつぶやいた。 「日中関係のステージが上がったな」 つまり日政府が尖閣問題で一定の譲歩を示さない限り、国有化以前の日中関係に戻らない、という意味だ。 「日中関係は1972年の国交正常化以降、最も深刻な状況になっている。もしかしたら戦後以降でも最も関係が悪化しているかもしれない」(日中外交史研究者)。日中両国はどこでボタンを掛け間違えたのか、舞台裏を検証したい。 「親中派」12人との緊張感に満ちた会談 賈慶林と日側友好団体会長らとの70分間の会談は「緊張感に満ちた」(河野洋平前衆院議長)ものだったという。会談終了後、

    尖閣衝突 どこでボタンを掛け違えたのか 日中交渉の舞台裏【前篇】
    navagraha
    navagraha 2012/10/07
    『常に日本政治の中に矛盾を見つけ、主流派が「反中」の際には、反主流派を抱き込むのが中国共産党の対日工作の基本だが、今は野田政権を「敵」と位置付け、自民党を「間接的な同盟軍」とみなしている』
  • 「尖閣対立」本格化から1カ月 日中関係はどう変わったのか

    「主権・領土問題で中国政府・国民は半歩たりとも絶対に譲歩しない」 日政府が9月10日、沖縄県・尖閣諸島(中国名・釣魚島)を国有化する決定を下したが、温家宝首相は同日、こう断固たる決意を表明した。抗議を一段と強めるため中国外交部(外務省)は「声明」を発表し、「日が独断専行を続けるなら、それによって生じる一切のツケは日側が責任を負うしかない」と対抗措置を示唆した。 国営新華社通信は「中日関係は新世紀に入ってから最も厳しい挑戦に直面している」、人民解放軍機関紙・解放軍報も「われわれは厳粛に日政府に対して『火遊びはやめろ』と警告する」とそれぞれ対日けん制を強めた。国防省報道官も11日、「われわれは事態の推移を密接に注視し、相応の措置を取る権利を留保する」と述べ、解放軍による武力措置に含みを持たせた。9月末の日中国交正常化40周年を前に政治・経済交流がどんどん延期・中止に追い込まれている。

    「尖閣対立」本格化から1カ月 日中関係はどう変わったのか
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