中国から「謎の種」が届いたという報告が全国で相次ぐ中、その「正体」について、樹液に触れると火傷などを引き起こす可能性のある「ジャイアント・ホグウィード」(セリ科、ハナウド属)の種だとする書き込みが、インターネット上で拡散されている。根拠は特には示されていない。 ネット上でジャイアント・ホグウィードの種だとして拡散されている画像について、日本植物分類学会はJ-CASTニュースの取材に対し、「明らかにハナウド属ではない」とし、「危険植物説」を否定している。「説」は、どのようにして広まったのか。 種の種類は様々か 2020年7月下旬頃、全米各地で注文した覚えのない中国語表記の郵便物が届き、中を開けると正体不明の種が入っていたというニュースが報じられた。米農務省は、比較的安い商品を相手の同意なしに送り付け、郵便物の差出人が受取人を装い、アマゾンなど通販サイトに高評価のレビューを書き込む「ブラッシン