タカタ製エアバックに関する不具合問題ですが、私は2009~10年に起きた「トヨタの大量リコール問題」あるいは、2012年前後に発生した「GSユアサのB787バッテリー問題」などとは、トラブルの質が異なるように思います。 とりあえず現状を受けての感想を箇条書きにしておきます。 1)一部には「日系企業だから批判される」という見方があるようですが、私はこれには否定的な立場です。エアバックに関しては、タカタが第1人者であること、またリコール対象車種が、日系メーカーだけでなく、GMやフォード、クライスラーなどデトロイト勢、あるいは欧州車など多岐にわたっているからです。 2)ただ、各自動車メーカーとしては「自分たちはエアバックのことは詳しくは分からない」として、まるでユニットを「ブラックボックス」のように扱い、結果的にタカタに全ての責任を押し付けているという面は明らかです。 3)この問題ですが、全体的
F1レーシング・チームの英マクラーレンが、今シーズンの開幕戦である3月16日のF1オーストラリアグランプリ決勝で、久々の明るいニュースに沸いた。新人ドライバーのケビン・マグヌッセンが2位を獲得して鮮烈なデビューを飾ったほか、ジェンソン・バトンも3位となった。 シーズン開幕直前、記者はマクラーレンの「総帥」と呼ばれるロン・デニス氏に英国本社で面会した。デニス氏は今年1月、F1レーシング・チームなどを傘下に持つ英マクラーレン・グループのCEO(最高経営責任者)に復帰したばかり。インタビューでデニス氏は、「今の会社は、私が望む姿ではない」と語り、F1チームの成績に不満をもらしていた。昨シーズンの結果は5位と低迷し、一度も表彰台に上がることができなかったからだ。 デニス氏は1981年にマクラーレンを買収し、F1の名門チームを育て上げた人物。アイルトン・セナなどスター・ドライバーとともに、90年代末
今週9月25日の火曜日、カリフォルニア州は公道において自動運転カー(セルフ・ドライビングカー、別名ドライーバーレス・カー)の試験走行を許可するという法案が成立したと発表しています。何でも、ブラウン知事は、わざわざグーグル社の本社に出向いて法案に署名しながら「非常にエキサイトしていた」そうです。 発表によれば、グーグルは2010年に人間が運転していなくても走行できる自動運転カーの開発をスタートし、これまでに30万マイル(約48万キロ)の公道を含む実地走行試験を実施し、この間は無事故だったそうです。(2件の軽微な事故に巻き込まれたという報道もありますが)ちなみに、このプロジェクトそのものに関しては、グーグルにとっては「IT新規事業のインキュベーション」の1つになるわけですが、重要な次世代テクノロジの1つとして、アメリカの連邦政府とかスミソニアン基金などのカネも入っています。 それはともかく、グ
昨日、トヨタ車大規模リコール問題の米上院商業科学運輸委員会の公聴会が終わり、豊田章男社長の招致を含めた3回の米議会の公聴会が終わった。これは、結局なんだったのか? 現時点ではよくわからないことが多い。 レクサスES350セダンの運転中にブレーキが効かなくなり、死の恐怖を覚えたというロンダ・スミス氏は2月23日の公聴会で「恥を知れ、トヨタ!」と発言し話題になった。ブレーキ・システムに問題があることが懸念される証言ではあった。だが、この証言に限定すれば、ウォール・ストリート・ジャーナル紙が報道したように(参照)、そのまま転売されその後の問題はない。国内でZakzakが識者コメントをまとめていたが(参照)、スミス氏証言自体にも疑問点が多い。象徴的な発言ではあったが、問題の本質とはあまり関係がないようだ。 では何が問題だったのか。なぜ騒ぎになったのかという背景はわかりやすい。 米国自動車会社ビッグ
自民党の谷垣禎一総裁の実務復帰は、ほとんどまったくニュースにならなかった。 もしかしてこれは、「武士のなさけ」というやつで、ご本人にとって恥に属するなりゆきは、あまり大々的に報じないということなのであろうか。 いや、メディアの人間にそんな温情が宿っているとは思えない。 谷垣氏関連の報道量が少ないのは、単に記者が興味を抱いていないからだ。 というよりも、より端的に申し上げるなら、新聞およびテレビの中の人たちは、谷垣さんには需要が無いと判断したのだ。ニュースバリューが無い、と。自民党の総裁なのに。 むごい話だ。 世間は相変わらず「仕分け」に夢中だ。仕込んで仕掛けて仕切って仕組めば仕事が仕上がって仕合わせだ、と、仕手の側の人々は、嬉々として作業を遂行している。やられる側にとって仕打ち、ないしは仕置きである同じ作業を、だ。あるいは、われわれは自民党と官僚たち、いわゆる親方日の丸が、かつてわれわれ弱
自動車のフロントガラスを透過ディスプレイにして、外の風景に、カーナビの位置情報と速度情報、 インターネットのコミュニケーション情報とを重積できたら、きっと面白い。 つぶやく車 カーナビに字幕機能をつけて、半径50m以内の「つぶやき」を地図画面に重積できたら、面白いと思う 愚痴が増えたら近くで渋滞が発生しているのが分かるし、流れの中に、運転が乱暴な車がいたら、 やっぱり誰かがぼやくだろうから、あるいはそうした運転をしている本人から、反論が来たりするかもしれない 文字入力の問題さえ解決できれば、「リアル湾岸ミッドナイト」ごっこだとか、「リアルイニシャルD」ごっこができる。 真夜中の峠道を走りながら、漫画のセリフを入力するのは相当に厳しそうだけれど 前を走る速そうな車にやっと追いついて、その車から「何・・・だと・・・?」だの、「馬鹿な… 追いついてくる…!?」 だの、メッセージをもらえたら、走る
高度な技術とその小ささから“微小”を意味する名がついた「Nano(ナノ)」は、可愛らしい形をした最新の4ドア小型車だ。 排気量は623cc、燃費は1ガロン当たり50マイル(約21キロメートル/リットル)で、最大5人乗り。インド国内の排出ガス基準に適合しており、まもなく欧州基準にも対応する。最も近い競合車であるスズキの「Maruti 800(マルチ800)」と比べて車長は8%短いが、室内長では21%上回る。 税抜き価格2500ドル(付加価値税込みだと約300ドル増し)は世界最安値だ。西ベンガル州シングールに建設中のタタ・モーターズ(TTM)の工場で組み立てられ、この秋からインドの穴ぼこだらけの道路を走ることになる。 「日本が30年かかったことを、タタは4年で成し遂げた」 「国民車」を謳うナノは、タタ・グループ総帥のラタン・タタ会長の長年の夢であり、世界の自動車産業を大きく変える存在だ。「ナノ
先日ラジオ深夜便の韓国便りを聞いて、韓国では軽自動車が普及しないという話題に関心を持った。このあたりの実態についてはなんとなく聞いていたが実感が伴っていなかったので、ちょっと調べてみたら興味深かった。というだけのエントリで、韓国がどうのという話ではなく、原油が高止まりする今後、すでに日本って軽自動車が普及しているけど、中国や他の国ではどうなんだろうということに関心がある。 ネット見ると、すぐに朝鮮日報”軽自動車が売れない韓国、日本に見習うべきこと”(参照・参照)の記事が見つかった。話はまず日本の現状から入る。 日本における昨年の軽自動車販売比率は乗用車全体の32.5%で、ここ3年間、乗用車の市場規模そのものが小さくなりつつある中にあっても、軽自動車の販売台数はむしろ増える傾向にある。販売順位でも、軽自動車・小型車がトップ10のうち7‐8割を占めている。車体が大きく燃料を多く消耗する大型セダ
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