明治の文豪、森鴎外の代表作の1つ「舞姫」に登場する少女のモデルとみられる女性の写真がドイツで発見され、注目されています。 写真を発見したのは、ドイツ在住のノンフィクション作家、六草いちかさんです。 六草さんは、森鴎外の小説「舞姫」で、主人公の恋人として登場する少女・エリスのモデルになった女性が、鴎外より4歳年下にあたる1866年生まれで、名前が「エリーゼ・マリー・カロリーネ・ヴィーゲルト」という情報を手がかりに、ドイツの公文書館で過去の住民票などを調べました。 その結果、この女性の妹の孫にあたる男性に会うことができ、鴎外がドイツ留学を終えて日本に帰国した1888年、明治21年に鴎外を追うようにして女性が日本に渡ったことなど、情報が合致したということです。 女性はその後、ドイツに帰り2つ年上の男性と結婚し、1953年にベルリンで亡くなったということです。 見つかった写真は彼女が40代