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ブックマーク / pencroft.hatenablog.com (31)

  • 庵野秀明の「シン・ゴジラ」 - 挑戦者ストロング

    昨晩、「シン・ゴジラ」観てきました。新宿のTOHOシネマズだったんだけど、上映後に拍手が起こりましたよ。 シン・ゴジラ Blu-ray2枚組 長谷川博己Amazon 以下は感想、ネタバレあり。まだ観てない人は絶対に読まないように。 庵野秀明、棒読みで早口な「未来への祈り」  (★4) 樋口真嗣の「進撃の巨人」実写版に呆れ返った観客である自分は、この映画を庵野秀明個人の映画として認識するしかない。むしろ自分がこの映画を観る理由は、庵野秀明という男にしかなかった。 庵野秀明という作家の純粋性は、疑いようもない。正直な作品を作るためなら観客にDVかますくらいは致し方なしとする表現者であり、たとえ国を滅ぼすとしても零戦を設計する男なのである。先人たちが築いてきた特撮映画群は彼の精神の根幹を占めるものであり、やるとなったら死ぬ気で作るであろうことは容易に想像できた。「エヴァンゲリオン」の如き私小説

    庵野秀明の「シン・ゴジラ」 - 挑戦者ストロング
  • 実写「進撃の巨人」後編の前半を観て思ったこと - 挑戦者ストロング

    進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド Blu-ray 通常版 出版社/メーカー: 東宝発売日: 2016/03/23メディア: Blu-rayこの商品を含むブログ (2件) を見る前編からの因縁もあって、「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN エンド オブ ザ ワールド」を観に行った。正直言って「ジュラシック・ワールド」みたいにそこそこ楽しいに決まってる映画をわざわざ観るなんてめんどくさいなーというやさぐれ気分であったのは確かだ。 さて後編だが、後半寝ちまったので感想もクソもない。きっと面白い映画だったんだろう。ジュークボックスの凄まじい場違い感とか、エレンの前にシキシマ先輩がシャンパン持って登場とか、いつの間にか2人とも部屋着に着替えてたりとか(なぜだ。事後か)、前半だけでもおもしろ要素はいっぱいだ。しかし、壁に着くともういけない。穴を塞ごうが塞ぐ

    実写「進撃の巨人」後編の前半を観て思ったこと - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2015/09/22
    『CASSHERN』って、みんな酷評するけど、初めて劇場で見た時はそんな嫌いではなかったよ。今見たら違う感想かもしれないが。サントラは最高だった。(記事の内容と全く関係ない。
  • 驚愕の大傑作「ザ・レイド GOKUDO」 - 挑戦者ストロング

    前作「ザ・レイド」の感想がこれ。 「ザ・レイド」の確固たる思想 - 挑戦者ストロング さて今さらながらBDで続編「ザ・レイド GOKUDO」を観て、その大きさ深さ、大胆さ細やかさ、極限の完成度に仰天した次第。これ観なきゃダメだよ人類。以下感想。 ザ・レイド GOKUDO アンレイテッド [Blu-ray] 発売日: 2015/03/20メディア: Blu-ray ギャレス・エヴァンスの長編三作目は、すでに巨匠の作品だった。絶対に枯らしてはならない才能だ。(★5) 貧乏映画「ザ・レイド」で見事な才能を示したギャレス・エヴァンスは、予算が増えた今作で堂々たる傑作をモノにした。長編映画は三作目とのことだが、はっきり言ってこれはすでに巨匠の作品だ。脚、撮影、擬闘、すべてが極限のハイクオリティにある。特に素晴らしいのは監督自ら手がけた編集だ。意味をより明確に示すための時制いじくり、「この後起こるこ

    驚愕の大傑作「ザ・レイド GOKUDO」 - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2015/06/13
    機会があれば見たい。
  • 「ミスターGO!」 go home. - 挑戦者ストロング

    昨年から観たいみたい言い続けてきた韓国映画*1「ミスターGO!」(原題:Mr.GO)を、渋谷シネマライズで観てきました。3D映画として作られたのに2D吹き替え版のみの公開で、宣伝もろくにしてないので客席はガラガラ。吹き替えはあんまり褒められた出来ではなかったので、皆さまはDVDやブルーレイを待つほうがいいかもしれません。しかしいくら配給のギャガがヘボでも「ゴリラがホームランを打つ映画」が「雪の女王が歌う映画」に興行で負けるなんて、オレの感覚ではちょっと信じられない話だ。以下感想、ネタバレあり。 どうしてこれが韓国にできて日ではできなかったのか、国内の映画製作者の皆さんには地団駄踏んで悔しがっていただきたいところだ。悔しさを全然感じない人は、向いてないから辞めていいと思う。 (★4) 冒頭のフェイクドキュメンタリー部分は大量の情報を駆け足で消化するためのもので、駆け足のドサクサにまぎれて映

    「ミスターGO!」 go home. - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2014/06/10
    面白そう。
  • 感想・砂の国 - 挑戦者ストロング

    今月は仕事でエジプトに行ってきた。滞在は一週間ほどだったが、帰国後もそれ関係の仕事に忙殺されていたため映画、競馬にプロレス、深夜アニメなどの高カロリーなゴラクとは全然無縁な月だった。仕方ないのでエジプトの感想など書き残しておく。 2011年の革命以降、エジプトはシッチャカメッチャカのメッタメタだそうだ。国の偉い人はコロコロ変わり、その都度前任者とは違うことを言うらしい。情勢は安定しておらず、国のシステムの大部分が崩壊しているので何も信用できない。しかしそれでも人々は毎日を暮らしていて、日銭を稼いだり稼がなかったりしている。メシもえば酒も飲む。意外だったのは、そんな状況下で皆さん結構余裕の顔つきなんだよなあ。ここでは人生があんまりシリアスではないのか、それともひどく諦めがいいのか、或いは常軌を逸してタフなのか、オレにはちょっと判らなかった。 なにしろエジプトの人が急いだり、焦ったりして

    感想・砂の国 - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2014/04/01
    「感想・砂の国」「しかしそれでも人々は毎日を暮らしていて、日銭を稼いだり稼がなかったりしている。メシも食えば酒も飲む」
  • 「機械男」 マックス・バリー - 挑戦者ストロング

    機械男 作者: マックスバリー,Max Barry,鈴木恵出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2013/05/13メディア: 単行この商品を含むブログ (27件) を見る なんとなく気になって、手を出してみたSF小説。 民間企業のギーク研究者が、事故で片足を失う。義足の機能に到底満足できなかった彼は生身の足を超える能力を持つ「よりよい足」を開発し、装着。そのまま研究にのめり込み、体組織をひとつ、またひとつと「すぐれた機械」に変えてゆくのであった。 この小説が明らかに絶大な影響を受けている映画「ロボコップ」では、人間マーフィは死を通過してロボコップになった。映画攻殻機動隊」では、冒頭からすでに少佐は義体化されている。作の面白みは、主人公自らその体を少しずつ機械化してゆくエスカレートの過程にある。義足は技術的に時代遅れで、不完全だ。そもそも生身の足だって不完全だ。技術を集約すれば、人間

    「機械男」 マックス・バリー - 挑戦者ストロング
  • とりいそぎ - 挑戦者ストロング

    新生UWFよろしく月イチ更新などと言った舌の根も乾かぬうちにアレなんだけど、今月はあんまり書くことがなく。 10月6日の凱旋門賞は自分の中に久々に「祈り」が生じた競馬だったが、結果には溜息しか出なかった。あのレースを勝たねば解けぬ日競馬の呪いが、またしても継続することになってしまった。2着オルフェーヴルと4着キズナは当によくやったと思う。しかし10月の馬券は不調。 10月17日、極めて数奇な縁あって後楽園ホールのセンダイガールズ興行を観戦。女子プロレスにとんと疎くなったわたくしなれど、これも縁あってたまに観に行くOZアカデミーとは全然違う世界。完成されたユートピアのようなOZとは対照的に、まさに今、若手がヴェテランを凌駕してゆくダイナミックな変化の図を目の当たりにして大いに興奮した。それにしても、何かを持っている女子プロレスラーだけが持つ「初見の人間の心を掴む」力は凄い。里村の背景を知

    とりいそぎ - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/11/01
    広田さくら、プロレス復帰してたんだ。知らなかった。
  • モスクワ感想 - 挑戦者ストロング

    ここの文章を読んでくださっている暇で暇で仕方のない皆さんには関係のないことだが、このブログは最低でも月に1回は更新すべしという第2次UWFスタイルを勝手に踏襲しておりまして、今までは概ねそのように書いてきたのである。しかし今月は映画にもにも大したものとは出会っておらず、他に書くべきこともないので、仕事で数日間モスクワに行ってきた感想でも書くことにする。といっても仕事の内容には一切触れないので、とりとめのない話にしかならないのだけど。 旅の結論は、我々が映画「不思議惑星キン・ザ・ザ」で目撃した奇妙な世界は現代のロシア(当時ソビエト)社会をストレートに描いたものだった、という発見だった。「キン・ザ・ザ」を観てない人は面白い映画だから今すぐ観てください。 不思議惑星キン・ザ・ザ≪デジタル・リマスター版≫ [Blu-ray] スタニスラフ・リュブシンAmazon 不思議惑星キン・ザ・ザ - Wi

    モスクワ感想 - 挑戦者ストロング
  • 新海先生の場外ホームラン「言の葉の庭」 - 挑戦者ストロング

    新海誠の最新作「言の葉の庭」を公開翌日の土曜に観てきました。素晴らしい出来でいたく感慨深かったのだけど、感想はなかなか難しくて書けず、1週間経ってしまった。今までは人を選んでオススメしてきた新海作品だけど、今回は万人にオススメできます。劇場でやってる間に、皆さん観るとよろしいのではないかと。なぜか早々とソフトも出てるけど、劇場で観るべきクォリティの映像でしたよ。 劇場アニメーション 『言の葉の庭』 (サウンドトラックCD付) [Blu-ray] 出版社/メーカー: 東宝発売日: 2013/06/21メディア: Blu-ray クリック: 5回この商品を含むブログ (67件) を見る 当然、場外ホームランをブッ放すこととなる。 (★4) 「秒速5センチメートル」のコメントでも書いたことだが、もともと新海誠作品の登場人物にはキャラクター固有の個性が存在せず、一種の記号として描かれてきた。美しく

    新海先生の場外ホームラン「言の葉の庭」 - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/06/08
    ほう。「新海先生の場外ホームラン「言の葉の庭」」
  • ジャッキー・チェンのアクション設計思想について・殴り書き - 挑戦者ストロング

    ライジング・ドラゴン [DVD] 出版社/メーカー: 角川書店発売日: 2013/08/23メディア: DVDこの商品を含むブログ (10件) を見る 先日、ジャッキー最後のアクション大作という触れ込みの「ライジング・ドラゴン」を観た。アジアの鷹シリーズらしく、激しいアクションこそあれど良くも悪くも映画としてはユルユル。このシリーズにはなぜか必ずある、点描スケッチに呑気な歌が流れるパートも健在で、あーやっぱりこういうのやるのね、アンタも好きネエと微笑ましかった。 世界にも類を見ないジャッキー・チェン固有のアクション映画に、世のジャッキー世代諸兄と同じくオレもたびたび驚嘆し、興奮に血沸き肉踊り、時に体が震えるような感動を味わってきた。しかし「ジャッキー映画が一般的アクション映画と何が違うのか」「ジャッキーの作家性がいかにジャッキー映画を特別なものにしているか」を明確に書いた評論を、不勉強にし

    ジャッキー・チェンのアクション設計思想について・殴り書き - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/05/03
    ジャッキー映画、見たくなるね。
  • ディズニーとぼく - 挑戦者ストロング

    憎悪に身を任せ、とっ散らかった文章を書くとろくなことがない。以前押井守のクソ映画「スカイ・クロラ」を観て怒った勢いそのままにエントリを書き殴ったら、たくさんの罵倒ブクマをいただいたことがあった。なにかしらネガティブなこと、否定的な文章を書く際は、普段以上に注意深く周到でなくてはならない。悪魔のように細心でなくてはならない。しかし、なかなかそうもいかないのが人間であります。先日、忙しいさなかに書き殴った記事「東京ディズニーリゾートのアニメCM」は、誰にだって気に入らないCM、嫌いなCMあるよね? オレの場合はこれですねん、という軽い気分の文章になる筈だった。ところが内に秘めたるディズニー文化への憎悪がチョチョシビリと漏れ出たため、わたくし個人の心の病理があらわになる結果になった。ギョギョギョと驚かれた方も多かったろうと思う。ブクマコメントの数々を読めば、君なに必死になってんの? 涙ふけよ的な

    ディズニーとぼく - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2012/04/16
    俺が好きなディズニー映画は『不思議の国のアリス』なんだが、完全に何かキメて作ったとしか思えないサイケデリックドラッギームービーだから、なんだよな。ピクサー映画は結構好きだ。
  • 東京ディズニーリゾートのアニメCM - 挑戦者ストロング

    最近JRの電車内のモニターで見た、TDR(東京ディズニーリゾート)のCMを御紹介。 2012年CM  東京ディズニーリゾート  アニメ編 このCM、オレは実に気持ち悪いと感じた。胸の奥から確信めいた嫌悪が溢れ出てきた。「敵」のひとつが目の前に現れたような気がした。これがクソであることに疑問の余地はないと瞬間的に判断できたが、その理由はよくよく考えてみるまではっきり判らなかった。だがその理由を書く前に、公平を期して自分のディズニー観を書いておくべきだろう。 そもそもオレは、ディズニーアニメをあまり好きではない。例外は「ファンタジア」だが、これとて大好きというほどではない。ディズニーランドには行ったことがあるが、小学校の修学旅行だった。特に楽しかった記憶もない。そもそもガキの頃から遊園地そのものがどうにも子供騙しで好きではなかったのだが、ディズニーランドは特にズバ抜けて嘘くさいと感じた。

    東京ディズニーリゾートのアニメCM - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2012/04/07
    このCMは確かにちょっと…。(あそこは実際に行ってみると分かるが、施設やスタッフは完璧な夢の国を演出してる。むしろ来場客が異分子として浮いている。あそこの虚と実とはそういうもの。
  • 来るべき新世界 - 挑戦者ストロング

    鋼鉄都市 (ハヤカワ文庫 SF 336) 作者: アイザック・アシモフ,福島正実出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1979/03メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 63回この商品を含むブログ (123件) を見るはだかの太陽 (ハヤカワ文庫 SF 558) 作者: アイザック・アシモフ,冬川亘出版社/メーカー: 早川書房発売日: 1984/05メディア: 文庫購入: 1人 クリック: 9回この商品を含むブログ (53件) を見る アシモフのロボットものは素晴らしく面白い読み物で、若い頃からこれを繰り返し読みふけってきたオレは、いつからかある確信を抱くようになった。それは人類が皆、遊んで暮らす未来社会が到来するという空想図(ヴィジョン)だ。おお、なんと素晴らしいことであろう。 ロボットは、人類の労働の大半を肩代わりする。労働から解放された人類がどうなるかというと、これはもう遊んで暮

    来るべき新世界 - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2011/09/24
    最後の段落が。うん。頑張りましょう。
  • 「禅という名の日本丸」 山田奨治 - 挑戦者ストロング

    禅という名の日丸 作者: 山田奨治出版社/メーカー: 弘文堂発売日: 2005/04/01メディア: 単行購入: 1人 クリック: 38回この商品を含むブログ (6件) を見る岩波文庫で「日の弓術」という薄いがありますね。昔からぼかーこのが好きでしてね。日の弓術 (岩波文庫) 作者: オイゲンヘリゲル,Eugen Herrigel,柴田治三郎出版社/メーカー: 岩波書店発売日: 1982/10/16メディア: 文庫購入: 7人 クリック: 54回この商品を含むブログ (63件) を見る著者のオイゲン・ヘリゲルは欧米に日文化を紹介した外人さんの一人で、弓道版・小泉八雲といった感じ。 「日の弓術」は、大正末期の日にやってきたドイツ人哲学者ヘリゲルが弓術を学ぶことで「禅」の世界に触れ、玄妙不可思議なる日文化にビビってたじろいでアーびっくりした、という内容である。ズバリ言って、

    「禅という名の日本丸」 山田奨治 - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2011/06/13
    これは面白そう。「日本人は、バカにしてたものが外人さんにウケた途端に手のひらを返して持ちあげる習性がある。浮世絵、黒澤、小津、マンガ、アニメ、みんなそうだ」
  • 3.11のあとの心境 - 挑戦者ストロング

    御無沙汰しております。 3月11日(金)午後に大きな地震があり(東北地方太平洋沖地震という名だそうです)、オレの住んでる東京はえらく揺れつつもおおむね無事だったのだが、しかし世の中の様相は一変してしまった。以後のわたくしときたらこの怠惰なブログを更新する気にもなかなかなれず、ただただ呆然と世の中を眺め、twitterでやくたいもないヨタを呟き、イヤイヤ働きながら、Tumblrでクソの役にも立たない画像をReblogし、はてなブックマークしたりして過ごしていた。なんだいつも通りじゃねえかと言われれば返す言葉もないのだが、これでもこの10日間ほど、わたくしなりに思うところはいろいろあって、そんなアレコレをとりとめもなくだらだらと書いてみようかという気に、ようやくなったのです。 まず何よりも、亡くなられた方々にお悔やみを。そして、被災地でご苦労されている方々には応援と、あとチンケな額ですが募金し

    3.11のあとの心境 - 挑戦者ストロング
  • 土人の国にて - 挑戦者ストロング

    「都青少年健全育成条例」の改正案が可決されたとのこと。ここで何度も書いてきたように、オレはあらゆるタブーに反対で、今更ことの是非を論じる気はない。当然この報には憤りを感じているのだが、実のところはそれ以前に、ただもう残念な心持ちで一杯である。 「青少年健全育成条例」という名称の恥知らずっぷりは凄いと思う。その実態とは関係なく、なんとなく反対しにくい名前にしたらエエんやという意味で、かの「治安維持法」と非常に似通ったネーミングセンスだと思う。そういえば消費税が導入されて日中がブーブー反対していた頃、筒井康隆が「自民党は消費税を「お年寄り福祉税」という名前にすればいい。野党もお年寄り福祉税反対!とは叫びにくかろう。ナニ実際は福祉とか関係なくても構いやしない」というような弩級の極悪発言をしてて、なんて悪い人だろうとびっくりしたことを思い出した。 別に天下国家を憂いておるわけではなく、オレの内部

    土人の国にて - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2010/12/14
    「孫文がどんなに頑張っても、こんなバカどもしかいないのならば、中国は滅びてしまう。もうあかん」中国は日本に置き換えて。孫文は置き換えられないなー。
  • 「マイマイ新子と千年の魔法」上映存続のためのお願い - 挑戦者ストロング

    こういう呼びかけをする柄じゃないんで、こっ恥ずかしいんですが… 「マイマイ新子と千年の魔法」公式サイト 「マイマイ新子と千年の魔法」を観て気に入られた方々、また先日のオレの記事やweb上のレビューを読んでこの映画に興味を持ってくださった方々、もしよろしければチョイとひと手間、ご署名をいただければありがたいと思うのです。ライターの廣田恵介さんが立ち上げてくださった署名活動です。 『マイマイ新子と千年の魔法』上映存続を! - オンライン署名サイト署名TV 署名が集まっても、上映存続が約束されているわけではありません。無駄になるかもしれません。しかし我々観客が何もしなければ、来週で確実に上映が終わります。 我々観客はテレビでガンガン宣伝してる無理やり話題作を自動的に観たくなるわけじゃあない、無名でもいいから素晴らしい作品との出会いを求めてるんだ、ということを、たまには声に出してみてもよいではねえ

    「マイマイ新子と千年の魔法」上映存続のためのお願い - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2009/12/07
    署名した。
  • 「マイマイ新子と千年の魔法」に出会った! - 挑戦者ストロング

    新宿ピカデリーで「マイマイ新子と千年の魔法」を観た。翌日、もう一度観た。翌週も観た。 CinemaScapeに投稿したコメントを転載する*1。完全にネタバレだが、ええい構わねえ、公開する。 読んでも読まなくてもいいが、どうかこの映画を観に行ってほしい。 「こんな映画が観たい」との願望に応える映画ではなく。 「当はこんな映画が観たかったんだ」と気づかせてくれる映画 (★5) ここ20年で最高のアニメーション映画だと思う。 たとえば「となりのトトロ」というアニメーションも、昭和30年代を舞台にした作品だ。あの映画には様々な魅力的なモチーフが、これでもかと登場して観客の目を奪う。お化け屋敷のような家、森の中の巨木、トトロやネコバスといった物の怪。サツキとメイの世界はそれ自体が魅力的であり、それがそのまま映画の魅力に直結していた。 「マイマイ新子と千年の魔法」は凄まじいリアリティーで昭和30年代

    「マイマイ新子と千年の魔法」に出会った! - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2009/12/02
    これは見たい気持ちにさせられる文章。
  • 出崎統の「宝島」 - 挑戦者ストロング

    宝島DVD-BOX 出版社/メーカー: ハピネット・ピクチャーズ発売日: 2006/09/29メディア: DVD購入: 2人 クリック: 41回この商品を含むブログ (39件) を見る先週、出崎統の「宝島」全26話と劇場版「宝島」を観た。id:Dersu:20071108に書いたように子供の頃のオレは出崎演出が苦手だったのだが、おっさんになった今は実にしっくりくる。「宝島」もメチャクチャ面白かった。 このアニメを観た人々には言うまでもないことだろうが出崎「宝島」の凄さは、何はなくともジョン・シルバーの人物造形にある。スチーブンソンの原作ではただ悪役だった一足の海賊シルバーを、出崎統は男の中の男として描いた。主人公の少年ジムはシルバーにあこがれ、正体を知って傷つき、しかし裏切られてもなおシルバーへの憧れを捨てない。シルバーは、単純な善玉や悪玉を超えた「凄玉」として描かれる。物語は敵と味方に

    出崎統の「宝島」 - 挑戦者ストロング
  • 「レスラー」感想 - 挑戦者ストロング

    レスラー スペシャル・エディション [DVD] ミッキー・ロークAmazonすっかり遅くなりましたが、「レスラー」の感想をCinemaScapeに書きましたので転載。 「ランディ “ザ・ラム” ロビンソンほどの大物が貧乏なんて、けんそんだよね にいさん?」 「いや、事実だ」  (★4) なかなかいい映画でしたな。ここに描かれているもの全ては、我々プオタにとってすでに知っているものばかり、見たことのあるものばかりだ。そのため、映画館では異常にリラックスして鑑賞した。プロレスのある一面を、見事に描いた映画と思う。 同時に、小さくない引っかかりも感じた。言い方を換えればこの映画が描いたのはプロレスのある一面に過ぎず、こんな映画観たくらいでろくにプロレスを知らぬカタギの方々に何かを判ったような気になられちゃあたまらねえ、と思ったのだ。我ながらイヤになるほど偏狭な感覚だが、もしお暇ならプロレスを

    「レスラー」感想 - 挑戦者ストロング
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2009/07/08
    「ここで終わらず、みっともなくも否応なしに続いていくのがプロレスなんだよなという、どうにも曲げられぬ確信があるのだ」/俺は素晴らしい映画だと思った。映画に感動することと「知っている」ことは、多分別物。