先週末の動員ランキングは、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が土日2日間で動員46万6000人、興収6億5600万円をあげて8週連続で1位。累計では動員2152万人、興収288億円を突破。昨日12月9日に発表された東宝の「2020年11月映画営業部門 興行成績速報」によると、2020年11月の東宝の興行収入は154億2375万円。もちろんその大半は『鬼滅の刃』が稼いだわけだが、前年同月比はなんと1063.3%。『鬼滅の刃』公開月だった10月の前年同月比443%に続いて、途轍もない数字を叩き出したことになる。それでも11月までの通年ではまだ前年比80%なわけだから、コロナ禍のピーク期(まあ、本当のピーク期は今なのだが)だった3月から6月がいかに大変なことになっていたかという話でもあるのだが。 さて、そんな日本で独り勝ちどころか、世界の映画興行においても圧倒的な独り勝ちとなっている東宝の状況とは