タグ

ブックマーク / realsound.jp (49)

  • 瀕死の映画界に下った「最後の審判」? ワーナー&HBO Max大騒動の裏側

    先週末の動員ランキングは、『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』が土日2日間で動員46万6000人、興収6億5600万円をあげて8週連続で1位。累計では動員2152万人、興収288億円を突破。昨日12月9日に発表された東宝の「2020年11月映画営業部門 興行成績速報」によると、2020年11月の東宝の興行収入は154億2375万円。もちろんその大半は『鬼滅の刃』が稼いだわけだが、前年同月比はなんと1063.3%。『鬼滅の刃』公開月だった10月の前年同月比443%に続いて、途轍もない数字を叩き出したことになる。それでも11月までの通年ではまだ前年比80%なわけだから、コロナ禍のピーク期(まあ、当のピーク期は今なのだが)だった3月から6月がいかに大変なことになっていたかという話でもあるのだが。 さて、そんな日で独り勝ちどころか、世界の映画興行においても圧倒的な独り勝ちとなっている東宝の状況とは

    瀕死の映画界に下った「最後の審判」? ワーナー&HBO Max大騒動の裏側
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2020/12/11
    マジかー。「今回のアメリカでの発表の直後に、日本のAmazonプライムのサブチャンネルであるスターチャンネルEXにあるHBO作品の配信が年内ですべて終了することが発表された」
  • ヒトラーの格好にドイツ市民はどう反応したか? 『帰ってきたヒトラー』主演俳優インタビュー

    ヒトラーが現代にタイムスリップしてくる喜劇『帰ってきたヒトラー』が現在公開中だ。作は、2012年にドイツで発売され、200万部を売り上げたティムール・ヴェルメシュによる小説映画化した作品。現代にタイムスリップしてきたヒトラーが、モノマネ芸人としてブレイクし、民衆の心を鷲掴みにしていく模様を描く。ヒトラーに扮した役者が実際にドイツの街に飛び出し、市民やネオナチといった人々の話を聞くなど、セミドキュメンタリー形式を取っている作。リアリティを追求するため、ヒトラー役には知名度の低い舞台俳優を抜擢したという。今回リアルサウンド映画部では、主演のオリヴァー・マスッチにインタビューを実施し、ヒトラー役に臨んだ理由や役作りの背景について聞いた。 「人々が再び洗脳されてしまうリスクを持っているのか試した作品」 ーードイツ人として“ヒトラー”を演じることに対して責任やプレッシャーを感じましたか? オリ

    ヒトラーの格好にドイツ市民はどう反応したか? 『帰ってきたヒトラー』主演俳優インタビュー
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2020/06/21
    2016年のインタビュー。「書籍版と映画で大きく異なるのは、映画の方は面白おかしく笑えるだけではないということだ。書籍よりも一歩踏み込んだ内容が映画には描かれていると言える」
  • 歴史から抹消された暴動、ヒーローがマスクをする理由 『ウォッチメン』が照射する「現在」

    HBOのテレビシリーズ『ウォッチメン』を観る上で、ザック・スナイダー監督による2009年の映画『ウォッチメン』は物語の基設定やキャラクターの名称の原典を参照する上で少なからず助けにはなるものの、必ずしも「絶対に観ておかなくてはいけない作品」ではない。1986年にアラン・ムーアが発表したグラフィックノベル『ウォッチメン』は、ケネディ暗殺、ベトナム戦争、アポロ11号月面着陸、ウォーターゲート事件をはじめとする主に60年代から70年代にかけてアメリカで起こった史実に、ウォッチメンと呼ばれるスーパーヒーローたちが関与してきた並行世界において、80年代当時その緊張のピークにあった東西冷戦にいかに彼らがコミットするかを描いた作品だった。2009年に公開された映画は、その原作の大筋をなぞった作品であり、映画の公開時点で20年以上前となる「過去のアメリカ」が舞台だった。 対して、2019年に製作されたテ

    歴史から抹消された暴動、ヒーローがマスクをする理由 『ウォッチメン』が照射する「現在」
  • ようやく再開に向けて動き始めた映画興行 「平常化」の前に映画ファンができること

    新型コロナウイルスの映画興行に及ぼす影響について、コラムで最初に書いたのは2月27日付の記事(参考:春休み興行に影を落とすコロナウイルスへの懸念 注目される『映画ドラえもん』の成り行き)。以来、今回まで11週続けて毎週書き続けてきたことになる。各都道府県に先駆けて緊急事態宣言が出された北海道のシネコン・チェーンのほか、都内の一部の映画館が休業に入ったのはその週末の2月末から。つまり、映画興行はライブハウス、ホールなどでのコンサート興行と並んで、最も早くから最もダイレクトに新型コロナウイルスの影響を受けてきた業種ということになる。 当初、非常事態宣言の期限とされていた5月6日(「ゴールデンウィーク」という言葉が日映画興行界から生まれた和製英語であることをふまえるとなんとも皮肉な話だが)を終えて、まったく先が見えなかった真っ暗なトンネルにも少しずつ光が見えてきた。ご存知のように、非常事態

    ようやく再開に向けて動き始めた映画興行 「平常化」の前に映画ファンができること
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2020/05/08
    「それらの作品が公開された時に映画館に足を運ぶことこそが、映画館だけでなく、小さな配給会社や小さな宣伝会社、そして個人で映画の配給や宣伝の仕事をしている人たちへのサポートとなる」
  • the pillows「Funny Bunny」はいかにして特別な歌となったか エルレ、Uru…カバーの歴史辿る

    the pillows「Funny Bunny」はいかにして特別な歌となったか エルレ、Uru…カバーの歴史辿る 10月初めのある日のこと、Twitterのトレンドの上位に「Funny Bunny」というワードが入っていた。何だ? と思ったところ、それが他でもないthe pillowsの楽曲のことだと知り、ちょっとビックリした。 それはこの歌がアクエリアスのCMソングとして起用されているのが話題になっているからだった。そのCMでは「見えない「がんばれ」篇」として、スポーツに取り組む子供たちと、そこでサポートする大人の姿が描かれている。 ここで「Funny Bunny」を唄っているのは女性シンガーのUru。彼女は今までにもさまざまな曲をカバーしてきた。同曲の伴奏はピアノだけで、Uruは透明感あふれる素晴らしい歌声を聴かせている。 また、もうひとつ驚いたのは、同じタイミングで、ギャツビーのCM

    the pillows「Funny Bunny」はいかにして特別な歌となったか エルレ、Uru…カバーの歴史辿る
  • 挑戦的な「よるドラ」枠、次は“腐女子”をどう描く? 青春ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』に注目

    挑戦的な「よるドラ」枠、次は“腐女子”をどう描く? 青春ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』に注目 土曜夜11時30分から、新作ドラマ『腐女子うっかり、ゲイに告(コク)る。』が放送される。筆者は先日、試写で第一話を拝見したのだが、みずみずしい青春ドラマに仕上がっていると感じた。 主人公はゲイであることを隠している高校生・安藤純(金子大地)。ある日、純は屋のレジで同級生の三浦紗枝(藤野涼子)が、男性同士の恋愛を描いたBL(ボーイズラブ)マンガを買っている姿を目撃してしまう。「腐女子バレ」を恐れた三浦は、誰にも言わないでと、純に頼む。 物語は純の視点で進んでいく。純にはマコト(谷原章介)というゲイのパートナーがいるが、マコトは子も子供もいてゲイであることを隠して日常生活を送っている。同級生の高岡亮平(小越勇輝)とは幼なじみだが、ゲイであることは隠している。 三浦とはBLグッズの買

    挑戦的な「よるドラ」枠、次は“腐女子”をどう描く? 青春ドラマ『腐女子、うっかりゲイに告(コク)る。』に注目
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2019/04/21
    (記者会見で)「印象的だったのは、自分が出演していない場面の純の姿を見た時にそれぞれ(小越、藤野、谷原)が(自分が見たことのない顔で別の人と話している純を見て)「ジェラシーを感じた」と語っていたこと」
  • King Gnuはポップミュージックの価値基準をひっくり返す 「白日」から楽曲のユニークさを解説

    このバンドは時代をひっくり返すーー。 いかにも往年のロック雑誌みたいな大仰な言い回しだけれど、King Gnuの曲を聴いて、ライブを観て、実際にそう感じてしまったのだからしょうがない。 時代というのは、すなわちポップミュージックにおける価値基準のこと。それは「何がヒットするか」とか「誰が売れるか」みたいに数字で読み切れる単純なものじゃない。何がインで何がアウトか。「格好いい」とはどういうことか、「センスがいい」とはどういうことか。そういう一人ひとりの直感的な判断が積み重なり、うねりのような潮流となって、最終的に“時代性”というものを形作る。King Gnuというバンドには、その基準をアップデートするようなパワーを感じる。 たぶん、筆者と同じく去年くらいからその予感を抱いていた人は少なくないだろう。だから彼らのライブの動員は右肩上がりで増していったし、同業者であるミュージシャンたちの評価も高

    King Gnuはポップミュージックの価値基準をひっくり返す 「白日」から楽曲のユニークさを解説
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2019/03/10
    Mステを見たときに俺が感じたのは強烈な「異物感」だった。それを「アート性」≒「作家性」と呼ぶなら、そうかも。「すなわち戦略性よりもアート性がヘゲモニーを握る時代がやってくるような予感がする」
  • ちゃんみなが語る、国籍やカテゴリに縛られない生き方「“機会”を奪うようなことはして欲しくない」

    ちゃんみなが、2月27日に1stシングル『I'm a Pop』をリリースする。表題曲は"ジャンルレス"をテーマに掲げており、MVにも性別、国籍などを問わないダンサーを起用。また、初めて1曲の中で日語、英語韓国語の3カ国語を織り交ぜたリリックとなっており、何事もジャンルでカテゴライズすることへの違和感、無理やり枠にはめられることの息苦しさなどがアンチテーゼ的に表現されている。 『BAZOOKA!!!高校生RAP選手権』(2016年)に出場して注目を集めてから約3年、ちゃんみなは昨年20歳を迎えた。人曰く“第2章のスタート”だという同作には、どんなメッセージが込められているのか。ひとつの節目を迎え、さらなる進化を遂げようとしている彼女の等身大の言葉を聞いた。(編集部)【最後に読者プレゼントあり】 「ジャンルに縛られるのは嫌なんです」 ちゃんみな ーー『ROCK IN JAPAN FEST

    ちゃんみなが語る、国籍やカテゴリに縛られない生き方「“機会”を奪うようなことはして欲しくない」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2019/03/09
    「たぶん、そういう(差別的な意見を言ってくる)のって、年配の人も少なくないと思うんですよね。はっきり言って、もう放っといてと思うし、次の時代は私達に任せな、もう黙ってな、って」
  • ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文に聞く ロックバンドは“低域”とどう向き合うべきか?

    連載:音楽機材とテクノロジー(第二回)後藤正文(�ASIAN KUNG-FU GENERATION) 2019.02.09 12:00 リアルサウンド テックの連載企画「音楽機材とテクノロジー」にて、ASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文にインタビューを行った。テーマの中心は、ロックバンドが今の時代に向き合う“低域“についてだ。 ここ最近、ブログやSNS、インタビューなどでも低域のサウンドの必要性について繰り返し発信している後藤。同時代のグローバルなシーンにアンテナを張るリスナーとしての感性と共に、プライベートスタジオである「Cold Brain Studio.」を設立したことも、その意識の背景にあったものとして大きかったようだ。エッセイ集『凍った脳みそ』(ミシマ社)でも、ユーモラスな文体を駆使しながら、スタジオを設立するまでの紆余曲折を書いている。 ASIAN KUN

    ASIAN KUNG-FU GENERATION 後藤正文に聞く ロックバンドは“低域”とどう向き合うべきか?
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2019/02/09
    面白い。「俺としては、ローの重心が下がった音が出せることにワクワクしてるんですよ。なぜかと言うと、明らかにギターの音が良くなったから。ギターのおいしい帯域を他の楽器がマスキングしなくなったんですよね」
  • 88rising CEO ショーン・ミヤシロが語る、アジアンカルチャーの未来「お互いを認め合うことで世界は進んでいく」

    88rising CEO ショーン・ミヤシロが語る、アジアンカルチャーの未来「お互いを認め合うことで世界は進んでいく」 ヒップホップをメインにアジアンカルチャーを世界中に発信するメディア・プラットフォームであり、音楽レーベル/マネジメント/マーケティング会社と様々な側面をもつ<88rising>が、1月10日〜11日に東阪で初の来日公演を行い、話題を呼んでいる。(参考:88rising来日公演が示した、新しいアジアンカルチャーの確立ーーimdkmがレポート)所属アーティストのJojiが2018年に発表した1stアルバム『BALLADS 1』が、アメリカのビルボードアルバムチャートで初登場3位を記録、R&B/ヒップホップ部門ではアジア人として初めて1位を獲得するなど、異例の成功を収めつつある同社。その根幹には、どんなビジョンがあるのか。来日時に、同社のCEOを務めるショーン・ミヤシロにインタ

    88rising CEO ショーン・ミヤシロが語る、アジアンカルチャーの未来「お互いを認め合うことで世界は進んでいく」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2019/02/05
    楽しみにしたい。「韓国とは違って、日本のビッグアーティストは日本だけで有名だ。でも、だからこそ僕らが日本のアーティストと一緒に仕事をするにはぴったりの時期だと思う」
  • 『Spotify』2018年間ランキングにみる、世界の音楽シーンの変化とは?

    音楽ストリーミングサービスの『Spotify』が、2018年の音楽シーンを振り返るランキング(集計期間:2018年1月1日 – 11月29日)を発表した。今年の「世界で最も再生されたアーティスト」は、2015年と2016年にも首位に立ったドレイクが再びトップとなったほか、ラテン系のアーティストが世界で最も聞かれたアーティストランキングのトップ10に3組(4位 J.バルヴィン、7位 Ozuna、8位 バッド・バニー)するなど、世界の音楽シーンの変化を如実に表した内容となっている。 この今年を振り返る世界的な指標について、音楽ジャーナリストの柴那典氏に話を聞いた。彼は「男性アーティスト・女性アーティスト・グループと分かれているアーティストランキングの形式では計りづらいので、楽曲ランキングから紐解いていきたい」と前置きをしつつ、下記のランキングについて述べた。 世界で最も再生された楽曲 1. G

    『Spotify』2018年間ランキングにみる、世界の音楽シーンの変化とは?
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2018/12/27
    「ストリーミングサービスの普及前は『すでに名のあるアーティストに有利なサービス構造だ』と言われていましたが、実は起こっているのは世代交代だったということも改めて証明できたのではないでしょうか」
  • 荏開津広『東京/ブロンクス/HIPHOP』第11回:ディスコで交錯したソウルとロックンロール

    「そしてそれに伴ってディスコ・ミュージックも再び盛り返しつつあり、人気を呼んでいる。ソウル・イベリカ・バンドの「ベイビー・シッター」がディスコ・ヒットから久々のメジャー・ヒットとなり、現在ではC.J.&カンパニーの「悩殺のデヴィル・ガン」、ヒートウェイブの「ブギー・ナイト」などがディスコ・ファンのみならずポップス・ファンの間にまで広く親しまれている」(上野シゲル、映画『サタデー・ナイト・フィーバー』オリジナル・サウンド・トラック日盤(1977年)、ライナーノーツより) 江守藹『黒く踊れ!―ストリートダンサーズ列伝』 ダンサー/プロデューサー/イラストレーター・江守藹の2008年に出版された回想記『黒く踊れ!―ストリートダンサーズ列伝』を読むと、彼の半生において貫き通されたのが、言葉に拠らない表現とコミュニケーションへ寄せる信頼であること、とりわけ身体的な表現ーーダンスにおいてそれが獲得さ

    荏開津広『東京/ブロンクス/HIPHOP』第11回:ディスコで交錯したソウルとロックンロール
  • 「今起こってることを書きたい」a flood of circle 佐々木亮介が明かす、音楽との向き合い方

    「今起こってることを書きたい」a flood of circle 佐々木亮介が明かす、音楽との向き合い方 a flood of circleのフロントマン・佐々木亮介は、筋金入りのロックンローラーであると同時に、世界中の音楽にものすごく旺盛にアンテナを張ったリスナーでもある。海外のシーンのトレンドとの同時代性も意識しつつ、その上で日語のオリジナルなロックンロールを生み出している。 サポートをつとめていたギタリスト、アオキテツが加入して4人になった彼らは、先日、新作アルバム『a flood of circle』をリリースした。その背後にある様々な音楽の潮流をマッピングするインタビュー。彼らのファン以外にも、是非読んでみてほしい。(柴 那典) 「周りの人が引いても、俺はラップと向き合わなきゃ」 ――新作はいろんな切り口があるアルバムだと思いますが、個人的な感想としては4曲目の「One Way

    「今起こってることを書きたい」a flood of circle 佐々木亮介が明かす、音楽との向き合い方
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2018/04/01
    面白いインタビュー「そのまま再現しても面白くないんですよ。単純にトラップのビートにギターリフを合わせてみてもしょうがなくて。どうやってバンドが肉体でやることに翻訳するかを考えるのがキモになってますね」
  • 「漫画村」はなぜ閉鎖しない? 弁護士と漫画編集者の見解を聞く

    漫画の海賊版サイト「漫画村」が3月5日、ユーザー増加による維持費アップを理由に、月額500円の有料サービス「漫画村プロ」をリリースすると発表し、物議を醸している。 著作権違反が公然と行われているなかで、同サイトはなぜ閉鎖に至らないのか。不動法律事務所の小杉俊介弁護士は、次のように語る。 「漫画村が謳っているように、国交のない・著作権が保護されない国=万国著作権条約に加盟していない国で運営されている、というのが事実であれば、現状、法的責任を問うことができません。インターネット上の画像を表示しているだけだから違法ではない、という見方に関しては、いわゆる『リンク集』についても著作権違反を認めた例があり、同じ理屈で責任を問うことは不可能ではないという見解もありますが、裁判例がないので何とも言えないところです」(小杉氏) 漫画村が挑発的に掲げている予防線は、確かに法的追及を逃れる盾になっているようだ

    「漫画村」はなぜ閉鎖しない? 弁護士と漫画編集者の見解を聞く
  • 荏開津広『東京/ブロンクス/HIPHOP』第10回:ディスコが音楽を変容させた時代

    のヒップホップ/ラップはストリートとクラブから生まれてきた。クラブは1980年代まではディスコと呼ばれていた。 日で最初にヒップホップを専門にプレイするクラブ(ディスコ)がオープンしたのは1985年で、その渋谷「HIPHOP」には、東京のディスコの流れから、既にプレイに定評のあるDJたち、マイケル、モンチ、ユタカ、ヒロ、マーヴィン、マツなどが集まっていた。彼らのなかの数名はM.I.D.という名の下でアイドル向けのリミックスを含むプロデュースを行ったが、なによりもFM横浜開局から、平日の深夜の『MARUI 24 CLUB』という番組でミックス(ヒップホップだけではないが)を流していた影響は大きい。 日のヒップホップについて、藤原ヒロシ、高木完、中西俊夫、工藤昌之、屋敷豪太によって設立された、日初のクラブミュージックレーベル<メジャーフォース>と原宿の路上でのブレイカーだけにその起源

    荏開津広『東京/ブロンクス/HIPHOP』第10回:ディスコが音楽を変容させた時代
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2018/01/24
    ‪「私たちは、ポワリエが「いってみたらワグネリアンな」と「A Day In The Life」の登場人物の感情の動きについて寸評するように、例えば、Bee Geesの「Stayin’ Alive」の冒頭の数行(略)について分析できるだろうか‬」
  • 欅坂46、BiSH、エビ中……『アイドル楽曲大賞』はメジャーアイドルシーンの何を写したか?

    BiSHの「プロミスザスター」がメジャーアイドル楽曲部門の1位に、インディーズ/地方アイドル楽曲部門の1位にはTask Have Fun「3WD」が1位に輝いた『第6回アイドル楽曲大賞2017』。リアルサウンドでは4年連続となる『アイドル楽曲大賞アフタートーク』と題した座談会を開催し、ライターとして企画・編集・選盤した書籍『アイドル楽曲ディスクガイド』を著書に持つイベント主宰のピロスエ氏(写真中央右)、コメンテーター登壇者からはアイドル専門ライターであり、『IDOL NEWSING』制作・運営に携わる岡島紳士氏(写真左)、著書に『MOBSPROOF EX CREATOR LIFE is HARD「渡辺淳之介 アイドルをクリエイトする」』を持つ音楽評論家の宗像明将氏(写真右)、日各地を飛び回るDD(誰でも大好き)ヲタの中でも突出した活動が目立つガリバー氏(写真中央左)が参加。前編では、メジ

    欅坂46、BiSH、エビ中……『アイドル楽曲大賞』はメジャーアイドルシーンの何を写したか?
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2018/01/21
    これ読んでも、話が半分以上分からんので、アイドル好きと言っても、俺は初心者なんだなー、と改めて自覚する。
  • 荏開津広『東京/ブロンクス/HIPHOP』第9回:ラップ以前にあったポエトリーリーディングの歴史

    “ラップ”の前にあった“ポエトリーリーディング”について書く。 この冬に公開される、不世出のラッパー・2PACの伝記映画『オール・アイズ・オン・ミー』冒頭で語られているように、2PACの母親も父親も、そして名付け親エルマー・“ジェロニモ”・プラットもブラックパンサー党のメンバーだ。彼のトゥパク・アマル2世という18世紀のペルーにおける植民地解放蜂起の指導者から採られた名前はこうした周囲の環境ゆえで、また、例えば「Dear Mama」をはじめとした彼の曲の発想のもとにはブラックパンサー党の強い影響もある。 1966年、ブラックパンサー党は、60年代前半に高揚を見た公民権運動の行き詰まりに対し、憤懣やるかたない学生だったボビー・シールとヒューイ・P・ニュートンらによって、カリフォルニアはオークランドにおいて結成されたアフリカアメリカ人による政治的な団体だ。彼らは67年の1月には街路の店先にブ

    荏開津広『東京/ブロンクス/HIPHOP』第9回:ラップ以前にあったポエトリーリーディングの歴史
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2017/12/12
    「“ラップ”の前にあった“ポエトリーリーディング”について」
  • 米津玄師が語る、音楽における“型”と”自由”の関係「自分は偽物、それが一番美しいと思ってる」

    米津玄師が、アルバム『BOOTLEG』を11月1日にリリースする。同作は米津が「いろんな関係性のなかで生まれた」と語るように、タイアップやコラボから生まれた楽曲群と、アルバムに書き下ろした新曲が収録されたアルバムだ。 海外における現行のポップミュージックを踏まえた上で、リリカルで美しいJ-POPとしても成立している『BOOTLEG』は、どのようにして生まれたのか。今回のインタビューでは、アルバム完成までに起こった制作手法の変化や、池田エライザ・菅田将暉といった客演アーティストを迎えた理由、音楽の“型”についての考え方など、示唆に富んだ話を訊くことができた。(編集部) 「日の外で巻き起こっているポップシーン、見ていて面白い」 ――今作『BOOTLEG』は、前作『Bremen』に勝るとも劣らない傑作だと感じます。今作のタイトルにはカジュアルな印象もあり、前作のようなコンセプトアルバムではない

    米津玄師が語る、音楽における“型”と”自由”の関係「自分は偽物、それが一番美しいと思ってる」
  • ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ疑惑がハリウッドに与えた衝撃と余波

    現地時間2017年10月5日、アメリカの大手紙The New York Timesに掲載された一つの記事がハリウッドを大きく揺るがした。恐らくハリウッドで今年最大のニュースとなるであろうその暴露記事をめぐっては、日でもその後の経過も含めて、現在進行形で報じられている。 全てのおおもとになった記事の一部を抜粋すると、「The New York Timesの調査によって、以前明るみに出ることのなかった(ハーヴェイ)ワインスタイン氏に対する30年近くに渡る疑惑が、彼が設立、経営してきた映画会社ミラマックスとザ・ワインスタイン・カンパニー(以後TWC)の現在と過去の従業員、及び映画業界に携わる人々の証言をまとめた文書、法的記録、Eメール、そして両社の内部資料から発見された」という衝撃的な内容である。 この「疑惑」とは、渦中のハーヴェイ・ワインスタインがこれまで行なってきたセクシャルハラスメントに

    ハーヴェイ・ワインスタインのセクハラ疑惑がハリウッドに与えた衝撃と余波
  • 荏開津広『東京/ブロンクス/HIPHOP』第7回:M・マクラーレンを魅了した、“スペクタクル社会”という概念

    荏開津広『東京/ブロンクス/HIPHOP』第7回:M・マクラーレンを魅了した、“スペクタクル社会”という概念 ブロック・パーティやクラブで生まれ発達したヒップホップ/ラップの重要な要素として、ダンスとスタイル(ファッション)が、1980年代始めのニューヨーク・ダウンタウンのアップタウンにそれぞれいたパンクとヒップホップというふたつの異なったグループを近づけた。しかし、そこに何が起こったかをもう少し近くから見ると、実はその10年前の1960年代の終わりに何が起こっていたのかを振り返る必要がある。この連載で取り上げている東京、ニューヨーク、に加えて、ここではロンドン、それにパリにも関連してくる。 1968年、つまり、ロンドンはキングス・ロードのショップ 、パラダイス・ガレージ の一部を借りて、古着やロックンロールのメモラビリアを売り始める3年前、もしくは名高いSex Pistolsのマネージメ

    荏開津広『東京/ブロンクス/HIPHOP』第7回:M・マクラーレンを魅了した、“スペクタクル社会”という概念
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2017/10/09
    ここに繋がるのか。「ラジオ番組の名前は『それゆけスネークマン』ーー桑原茂一、小林克也、伊武雅刀による、カウンターカルチャーに影響を受けた笑いを得意としていた“スネークマンショー”だ」