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ブックマーク / xtech.nikkei.com (42)

  • ソニーの有機EL「スカウター」、まずはスポーツ分野から攻める

    ソニーが開発した、有機ELパネル採用のヘッドマウントディスプレー(HMD)の採用がスポーツ分野で始まった。同HMDを組み合わせたランニング用グラス「SCOUTER」をミズノが開発したのである(発表資料)。ミズノは2015年度内の発売を目標として安全性を検証する。 ソニーのHMDは、片眼のタイプで、メガネやサングラス、ゴーグルなどのアイウエアに外付けして用いるものである。着用している人の姿は、人気コミック「ドラゴンボール」に登場する「スカウター」を付けているように見える。 ソニーのスカウター型HMDは、2015年1月に開催された家電業界の展示会「CES 2015」で初めて公開された(関連記事)。当初から、スポーツなど、主に軽さや防水性を求める用途を想定していた。CESのソニーブースでは、ゴルフやテニスなどでの利用を想定した情報提示のデモを見せた。今回のミズノのランニング用グラスでの採用は、ソ

    ソニーの有機EL「スカウター」、まずはスポーツ分野から攻める
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2015/03/13
    ちょっと笑える。
  • 「スティーブ・ジョーズ」、驚異のタブレット設計

    (前編はこちら) 急遽組織された「ニャー経テクノロジーオンライン分解班」は、妖怪ウォッチ関連のタブレット型の玩具「妖怪Pad」(バンダイ製)を入手し、分解を試みた。妖怪Padは、「ヨップル社」の「スティーブ・ジョーズ」氏が開発したという設定だ。体裏側にあるねじを外すと、前面側の外装が外れて簡単に内部が見えた。1枚のメーン基板と、その上に樹脂製の台座がある。台座に抵抗膜式タッチパネルを搭載した液晶パネルが納められている。

    「スティーブ・ジョーズ」、驚異のタブレット設計
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2015/01/22
    妖怪Pad分解の後編。今度は本当に分解してる。
  • 「もんげーすごい」妖怪Padを開けてみたズラ(前編)

    小学校低学年の男子を中心に、子供たちに絶大な人気を誇る「妖怪ウォッチ」。2014年末のNHK紅白歌合戦には、妖怪ウォッチのキャラクターたちが登場し、紅白歌合戦を盛り上げていたのは記憶に新しいところだ。 その妖怪ウォッチに関連したタブレット型の玩具「妖怪Pad」が2015年1月17日に発売された。価格は税込みで8424円と、玩具としては高価な部類に入る。もちろん我々は内部構造を確かめるため、「ニャー経テクノロジーオンライン分解班」を組織し、この妖怪Padをさっそく入手した。

    「もんげーすごい」妖怪Padを開けてみたズラ(前編)
  • これがiPhone 6のデザイン? 中国製モックアップを検証する

    「きょう体の出来はひどいもの。ただし、おおまかな形状そのものは間違っていないようだ」。アップルのモノ作りに関わるある人物が、日経デザインが入手したiPhone 6とされるモックアップを見た時の第一声だ。 写真は、4.7インチのiPhone 6のモックアップとして、iPhoneの修理部品を販売する通販サイトが販売していたもの。日経デザイン編集部では、このモックアップを入手し、アップルのモノ作りに関わる人物や、製造委託先などを通じてアップルのデザインに関する情報を持つライバルメーカーのデザイナーなどと一緒に、このデザインの信憑性を検証。次世代のiPhoneのデザインの方向性が見えて来た。 多少の出来の悪さは覚悟の上で購入したこのモック。だが届いたモノを見ると想像以上の「バリボテ」だった。アルミきょう体の陽極酸化処理された表面は粗くざら付いている。体側面のボタン周りの穴はバリの跡が見え、アップ

    これがiPhone 6のデザイン? 中国製モックアップを検証する
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2014/06/23
    まー、ネタで。
  • シューズ特許から見るW杯の熱い戦い

    2014年6月10日、国内外の特許情報などの公的データを収集・解析し、企業などの知財力を分析しているアスタミューゼ(astamuse)が、サッカーワールドカップの開催に合わせて、スポーツ用品メーカーが保持しているサッカーシューズに関わる特許情報を基に、その知財力を解析したコラム「サッカー ブラジルW杯で注目を集める世界のトッププレイヤーが履くスパイクの秘密を分析」を公開した。 ここでは、アスタミューゼの協力を得て、大手スポーツ用品メーカー5社(アディダス、デサント、ナイキ、プーマ、ミズノ)のサッカーシューズに関する知財力をレポートする。 Contents

    シューズ特許から見るW杯の熱い戦い
  • 中国社会の9階層(4)「灰色」の“成功者”とは

    今回は『中国社会各階層分析』という作品の書評の最終回。『ある紅衛兵の告白』などで有名な作家の梁暁声が中国社会を9階層に分け、それぞれについて解説した評論である。書の特徴は、1997年に第1版が出版され、2011年に改訂版が出版された後、増刷が繰り返されていることだ。扉に「このからこの30年の中国と300年の中国社会、そして3000年の中国人が読み取れる」と書かれているように、伝統的な中国人の考え方、中国社会のあり方と同時に現代中国の姿をも描き出している。 前述のように書は初版の出版から14年後に改訂版が出されている。そのときに加筆された1章が「中国灰社会」だ。「灰」とは「灰色」を表すのだが、ここには二つの意味がかけられている。 書によると10数年前の西洋では成功した男性は上質なグレーのスーツを着ることが流行していたという。上質なグレーのスーツが成功者のユニフォームのようになっていた

    中国社会の9階層(4)「灰色」の“成功者”とは
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/12/24
    「暴力などの実力行使はせずに社会の上層部にいて甘い汁を吸ったり、不正なことをしたりしている社会階層が灰社会なのである」
  • 中国社会の9階層(3)闇世界の「黒色」の見分け方

    今回は『中国社会各階層分析』という作品を紹介する3回目。『ある紅衛兵の告白』などで有名な梁暁声が中国社会を9階層に分け,それぞれについて解説した書籍である。 読者の皆さんにも「黒社会」という言葉を聞いたことのある方は多いだろう。日での「裏社会」「闇社会」に相当する言葉である。書では「黒社会」にも1章を当てて説明している。 どこの国にも裏社会や犯罪集団というものは存在する。その中で中国の「黒社会」の特徴とは何か。それは「黒社会の中心に役人がいること」だ。中国で賄賂が横行していることは、よく語られている。しかし、書では、事態はそれどころではないと言う。収賄したり、黒社会の人物と癒着したりする役人がいる、というのはどこの国でも多かれ少なかれあること。しかし、書が看破した一番の特徴は「黒社会のボス、ゴッドファーザーと呼ばれる人物が公務員であることが多い」ということだ。これは癒着ではなく、政

    中国社会の9階層(3)闇世界の「黒色」の見分け方
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/12/16
    「本書が看破した一番の特徴は「黒社会のボス、ゴッドファーザーと呼ばれる人物が公務員であることが多い」ということだ」
  • 中国社会の9階層(2)経済発展で消えた「買弁」

    今月取り上げているのは『中国社会各階層分析』。中国社会を9階層に分け、それぞれについて解説した書籍である。今週は「中産階級層」に言及した章と「買弁(外国人と中国の間に入って儲ける業者。侮蔑的な意味合いを持つ)」を解説した章を取り上げたい。 まずは、「中産階級層」に関する記述から。大辞林によれば、日語の「中産階級」は「有産階級(資家など)と無産階級(労働者など)の中間の社会層」となっており、大変幅広い。 書で扱っている中産階級はこの記述よりもやや狭く、「資家にはなれていないがまずまず豊かな層」程度の定義づけである。書では、資家は、1978年の改革開放政策の開始直後の、法や社会的ルールが未整備な状態で富を得た層の2代目という取り方をしている。それに比べ中産階級は比較的新しい階層で、自分の代で豊かになったものを指すのだという。 それゆえ入れ替わりも激しく、中産階級層からは多くの破産者

    中国社会の9階層(2)経済発展で消えた「買弁」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/12/09
    「中国の中産階級はまだ今後自分たちも資産家になれると考えているそうである」(1997年当時の分析)
  • 中国社会の9階層(1)新たに生まれた「灰色社会」

    今月取り上げるのは『中国社会各階層分析』。中国社会を9階層に分け、それぞれについて解説した書籍だ。1997年に出版され、13年間重版のなかった作品だが、2011年に最後の章を加筆、修正されて出版された。作者は中国の有名作家でその作品は日語訳も出版されている(『一个红卫兵的自白』日語版題名:ある紅衛兵の告白 1990年)。 また、最近では2012年に出版された『郁闷的中国人』(憂中国人)が話題となっている。1949年にハルピンで生まれ、文化大革命時代には下放(知識層の青年を農村などに行かせ労働に従事させること)も経験しており、「知識青年(文化大革命時代に使われた単語で高等教育を受けている青年を指す)」を題材とした作品で知られている。現在は北京語言大学で教鞭を執っている。中国の「ウィキペディア」では「中国の『庶民の代弁者』と言われ、庶民の生活を描き既得権益者を批判している」との解説がつ

    中国社会の9階層(1)新たに生まれた「灰色社会」
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/12/02
    中国の有名作家による「分析」。今回はさわり程度の内容。次回以降に期待。
  • 中国経済は寓話で読み解く(4)、新「発展モデル」構築に焦る

    今月は『王二的経済学故事(王二の経済学物語)』を紹介してきた。王二という架空の人物にまつわる寓話を題材に現在の中国における政治や経済の問題を読み解いた評論集である。 今回は最終回。書のうち「発展モデルの争い」という部分を紹介したい。「中国模式」という言葉をご存じの読者も多いと思う。従来の発展モデルとは異なる中国独自の発展モデルを指す。その独自性が時には「ごり押し」ともとられ、時には「軌跡の原動力」ともとられてきた。書ではその独自の発展モデルを取り上げ、これからの中国の発展の方向性について論じている。 この章は「王二の夜更かし、GDP至上主義と構造のねじれ」「王二の過重労働と中国のスピードダウン」「王二家の改装と再構築への焦り」「健康の秘訣」「政府主導と中国モデル」という項目からなっている。章名からも分かるように、書著者はこのままのスピード、やり方で中国の発展を続けることはできないと考

    中国経済は寓話で読み解く(4)、新「発展モデル」構築に焦る
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/11/25
    「制度疲労、大胆なパラダイム・チェンジの必要性、というような今の日本で語られる事柄が中国ですでに話題になっている」
  • 中国経済は寓話で読み解く(3)、「途上国」「大国」二枚舌の本心は

    今月ご紹介している1冊は、『王二的経済学故事(王二の経済学物語)』。王二という架空の人物にまつわる寓話を題材に現在の中国における政治や経済の問題を読み解いた評論集である。 今回は書から「世界という舞台で」という題のついた第8章の内容を紹介する。「王二の言い訳と中国の宣伝」「王二が役人になったら…」「中国の『かっこ悪さ』とブラジルの苦悩」「王二の倹約と李四の無駄遣い」「麻薬取り締まりと債務」などだ。 中国は、2001年に世界貿易機関(WTO)へ加盟して以来、経済成長を続けてきた。現在では国内総生産(GDP)で世界2位の巨大な経済体となったわけだが、ご存じのように1人当たりのGDPはいまだ先進国と呼べる水準に到達していない。それ故、中国は自らを場合によっては大国として扱うことを求め、場合によっては発展途上国であると称してきた。しかし、その言い訳がもはや通じなくなったということを書ははっきり

    中国経済は寓話で読み解く(3)、「途上国」「大国」二枚舌の本心は
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/11/18
    「まさに中国はいま国際社会への積極的な参画を求められている。それに対し中国がどう感じているか、それがこの寓話の後半に表れている」
  • 中国経済は寓話で読み解く(2)、なぜ「外資を儲けすぎ」と考えるか

    今月ご紹介している1冊は、『王二的経済学故事(王二の経済学物語)』。王二という架空の人物にまつわる寓話を題材に現在の中国における政治や経済の問題を読み解いた評論集である。 今回は書から「経済政策の誤解と真相」と題された第6章を取り上げる。この章では「加工貿易と貿易黒字」「自力更生と重商主義」「外資導入」「日和見主義と政府の信用」「衆愚政治の危険性」「「知的財産権」「人口問題」と多岐にわたる問題が論じられている。 その中で筆者が特に興味深く感じたのは「外資導入」「衆愚政治の危険性」そして「知的財産権」に関する分析である。2013年3月にコラムの記事「中国の中学生は近現代史をこう習っている」でも指摘したように、中国人には漠然と「自分たちは諸外国に不当に虐げられた歴史がある。(だから、今、世界は自分たちの無理をある程度聞くべきだ)」という感覚があるように思えるのだが、ではその傾向に警鐘を鳴ら

    中国経済は寓話で読み解く(2)、なぜ「外資を儲けすぎ」と考えるか
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/11/11
    「中国人には漠然と「自分たちは諸外国に不当に虐げられた歴史がある。(だから、今、世界は自分たちの無理をある程度聞くべきだ)」という感覚があるように思える」
  • 中国経済は寓話で読み解く(1)、不動産高騰に冷静な眼も

    今月ご紹介する一冊は、『王二的経済学故事(王二の経済学物語)』。米ハーバード大学で博士号を取得した中国人民銀行の経済学者が米紙ウォール・ストリート・ジャーナルの中国語版に書いたコラムをまとめた書籍である。王二という架空の人物にまつわる寓話を題材に現在の中国における政治や経済の問題を読み解いた作品集で、それぞれの寓話も面白く、よくまとまっている。今月は書を紹介していきたい。 書は8章からなっており、それぞれのテーマは以下の通り。 1.格差、所得の再分配 2.税金 3.不動産 4.為替レート 5.通貨政策、インフレ 6.経済政策全般(衆愚政治、知的財産権、人口問題) 7.「中国モデル」と言われる発展のあり方 8.世界の中の中国 この8項目に現在の中国経済の論点が集中していることの表れであろう。書の発行は2012年7月。ただ後書きの日付が2011年の10月となっているところを見ると、書かれ

    中国経済は寓話で読み解く(1)、不動産高騰に冷静な眼も
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/11/05
    「寓話」にしとかないと検閲が…、というわけでは勿論ないだろうけど。
  • もしもテレビCMが「個人化」したら

    以前、「もしもどんな『人の声』でも簡単に作れるようになったら」というテーマのエディターズ・ノートを書きました。今回もまた、「もしも~になったら」で、近未来を予想してみます。 今回は、もしもテレビCMが個人化したら。ここで個人化というのは、パーソナライゼーション(personalization)、あるいはパーソナル化、テーラーメイド化という呼ぶ方もあるかもしれませんが、要するに、個人一人ひとりの好みや属性に合わせてきめ細かく機器の仕様やコンテンツ、サービスを変える、ということです。 これまで通信の世界ではこの個人化が追求されてきました。始まりは、コンピュータの個人化でした。それまでのメインフレームや仕様を変えられないダム端末から、個人が所有し、好きなようにソフトウエアなどを使えるパーソナル・コンピュータ(PC)が登場したことです。そして一家に1台だった黒電話機は、一人1台の携帯電話機になりま

    もしもテレビCMが「個人化」したら
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/10/28
    日経エレクトロニクスの宣伝で、中身があんまりない記事だが、総論として。
  • 「80后作家」韓寒の目(4):民主化で「モノマネ」はなくなるのか

    今回は、若手人気作家である韓寒の「我所理解的生活(私にとって生活とは)」所収の「韓三篇」と呼ばれる文章から「自由」に関する文章を取り上げたい。 中国は自由のない国だと言われている。卑近な例ではツイッターもフェイスブックも使えないし、「敏感詞」と呼ばれる政治的にデリケートな言葉を中国のサイトなどで書くと当局に削除される、という話もよく聞く。そして、自由主義国家に住んでいると、もちろん自由は皆保証されるべきものだし、皆が求めているものだ、と考えてしまうが、その点にも韓寒は疑問を投げかけている。 文化人は民主と自由は一対のものだと考えている。しかし、我が国の国民にとって、民主化がもたらすものは往々にして不自由である。大部分の国民が考えている自由というものは出版、報道、文芸、言論、選挙、政治とは何も関係がなく、公共道徳上の自由でしかない。たとえば社会的なつながりのない人は大声で騒いだり、適当に道路

    「80后作家」韓寒の目(4):民主化で「モノマネ」はなくなるのか
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/10/28
    「この指摘は大変示唆に富むものだ。中国人は自由を求めているが、民主化すれば(国家体制が近代化すれば)今彼らが享受している自由の何割かが制限されてしまう」が、しかし、という話。
  • 「80后作家」韓寒の目(3):中国民の“資質”を問う

    今回は、若手人気作家韓寒の「我所理解的生活(私にとって生活とは)」所収の「韓三篇」と呼ばれる文章から「民主」に関する文章を取り上げたい。 前回の「革命」の項でも触れたが、韓寒は決して手放しで「民主」を賛美しない。もちろん、当局への配慮があるという見方もできるのだろうが、書を読んでいると、彼の目で冷静に考えた結果、「民主」というものに対する以下のようなスタンスが決まったのではないかと思える。 「革命」「民主」という二つの名詞は全く異なるものだ。革命が民主をもたらすとは限らない。現在の中国は急激な変革が世界一起こり得ない国であり、またそれと同時に世界中で最も改革が求められている国でもある。 急激な変革が起こればおのずと民主化されるだろうと考える人は多いが、そうとは限らないことは、ほかの国の例を見ても明らかである。韓寒はこのように広い視野で長いスパンで中国の未来を見ている。 そして、韓寒は中国

    「80后作家」韓寒の目(3):中国民の“資質”を問う
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/10/21
    「多くの人が体制を変えれば民主化が実現すると考えているが、そうではないと韓寒は指摘する」
  • 「80后作家」韓寒の目(2):中国の劇的変革は毒だ

    今月ご紹介している一冊は、若手人気作家韓寒の「我所理解的生活(私にとって生活とは)」。今回以降は、韓寒が2011年12月に発表したブログをもとにした「韓三篇」と呼ばれる三つの文章を紹介する。この3のブログは多くの議論を巻き起こした韓寒ブログの中の名作である。日でいうウィキペディアに当たる「百度百科」によると、この三つの文章の概要は以下のようになる。 この3の文章で、韓寒はこの国のそれぞれの階層の隔たりを指摘し、階層間の要望には大きな違いがあり、普遍的な正義を表すとみられる「自由」「民主」といった言葉であっても人によってその意味するところが違うことを指摘している。 「韓三篇」では「自由」「民主」「革命」という三つのテーマに正面から切り込んでいる。 では、「革命」の項を読んでみよう。刺激的な記事(韓寒の文章は内容だけではなく、表現も過激だ。喩えにわざわざ性的な表現を盛り込むなど、読んでい

    「80后作家」韓寒の目(2):中国の劇的変革は毒だ
  • 「80后作家」韓寒の目(1):反日デモを批判した若手作家はなぜ人気か

    今月ご紹介する一冊は、若手人気作家韓寒の「我所理解的生活(私にとって生活とは)」。韓寒は1982年9月生まれのいわゆる「80后(80年代生まれを指す)作家」である。2000年に出版したデビュー作『三重門』は200万部以上を売る大ヒットとなり、現代中国を代表する作家として2010年には『タイム』誌で「世界で最も影響力のある100人」にも選ばれている。最近では小説家というより、レーサー、人気ブロガーとして注目を集めている。書はその韓寒による年1月に出版されたエッセイ集である。 韓寒の文章は批判精神旺盛で知られ、その矛先は政府や社会へも向けられている。 かつて、韓寒が中国の反日デモに批判的な文章を発表したと言って話題になったことがあるが、書を読む限り特に親日的とも反日的も言えない。ただ、彼の目は大変冷静で、文章に説得力がある。彼のマイクロブログの読者が2200万人以上いるのも納得できる。

    「80后作家」韓寒の目(1):反日デモを批判した若手作家はなぜ人気か
  • あの反日デモから1年、中国人は日本人には理解不能か

    今回は番外編。この原稿を書いているのは、昨年の「反日暴動」からほぼ1年に当たる9月19日である。昨日は中国の「国恥の日(1931年に満州事変のきっかけとなる柳条湖事件が起きた日)」であった。この1年間、中国ビジネスに関わる日人にとっては当につらい日々だったと思う。 ある知人は2012年11月の上海での展示会に出展を予定していて、ほぼ準備はできていたのだが、「安全を保証できない」という理由で中国側から参加を拒否された。別の知人からは、中国での広告の掲載を拒否されたという話も聞いた。度重なる尖閣諸島近辺への領海侵犯や、中国のサイトを見る度に出てくる反日的かつ好戦的な記事にうんざりするやら空恐ろしいやらで、私自身も落ち着かない日々を過ごしていた。 その中で「国恥の日」を迎えたわけだが、幸いというべきか、大きな混乱が起こった様子もなく、去年のような暴動が起こることはなかった。といっても、中国

    あの反日デモから1年、中国人は日本人には理解不能か
  • “中国版Amazon”をつくったエリート夫婦(4):2度の危機に飛躍

    今月、コラムで取り上げているのは、『贏在当当(勝利は当当にあり)』。 今回は、現在の当当網についてみていこう。書籍販売サイトとして不動地位を築いた当当網だが、「百貨店化」に舵を切ってからはあまり芳しい成績とはいえない。2011~2012年に李国慶はそれまでの「世界一の書籍販売サイトになる」という目標を「世界一の中国語ショッピング・サイトになる」と変えている。しかし結果は思わしいものではない。2012年の統計によるとインターネット販売のB2C(企業対個人取引)市場における順位は以下の通り。1位は天で52.1%,2位は京東商城で22.3%,3位は蘇寧易で3.6%なのに対し、当当網のシェアはわずか1.2%である(外部サイトを参照)。 ではなぜ現在当当網はこんなにも苦戦しているのか。 書によれば、まずは2006年のC2C(個人対個人取引)市場への参入の失敗が理由として挙げられるだろう。当当網

    “中国版Amazon”をつくったエリート夫婦(4):2度の危機に飛躍
    nijuusannmiri
    nijuusannmiri 2013/09/24
    「書籍販売サイトとして不動地位を築いた当当網だが、「百貨店化」に舵を切ってからはあまり芳しい成績とはいえない」