ペーパーテストで大学入学者を選抜することに反発する声があるようです(「ペーパーテストによる入試選抜は、学生の学習意欲を削いでしまう」 ) 確かに、ペーパーテストだけで人の能力を測ることは出来ませんが、恐らく、ペーパーテストに批判的な意見でも、ペーパーテストそのものに反対ということではなく、ペーパーテストが、知識や解法パターンの習熟、計算力といったものを見ているだけではないか、これは問題ではないか、というものが大部分ではないかと思います。 「日本の教育システムの問題点」で取り上げたように、潜在的な学習能力、分かり易く言えば「持っている知識を有機的に繋げて、問題を設定し、その問題を解決してゆく能力」の測定が大事だと考えています。 それでは、そのような潜在的な学習能力を重視して大学入学選抜を行ったら、どんなに素晴らしい教育システムになるのでしょうか? 知識の習得や、解法パターンの習得といっ