日本を訪れる外国人旅行者向けなどに紙おむつやマスクの販売が伸びていることを受けて、素材メーカーの間ではこれらに使われる「不織布」の生産を国内で増強する動きが相次いでいます。 このため、海外生産を拡大していた素材メーカー各社が国内でも増産に乗り出し、このうち「三井化学」は三重県四日市市にある子会社の設備を増強し、不織布の国内での生産能力をおよそ30%増やす計画です。国内での設備の増強は5年ぶりで、およそ50億円を投資し、主に乳幼児の紙おむつ向けの生産を増やします。 また「旭化成」は、宮崎県延岡市にある子会社の工場でおよそ10年ぶりに新しい不織布の生産ラインを設け、マスク向けの生産能力をおよそ40%増強するとしています。 外国人旅行者によるいわゆるインバウンド消費は、免税対象の拡大の追い風もありこのところ増加していて、国内での新たな設備投資の拡大につながっていくのか注目されます。
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